温泉旅に良く付き合ってくれる友人、最近訪れる頻度が上がったのでめでたく秘湯の会のスタンプが10個たまった。
そこで昨年のクリスマスイブのこと、ご招待の恩恵を受けるべく、2018年に行った甲子温泉「大黒屋」さんを再訪することにした。
東北新幹線の白河駅で降りると、「しらかわん」なるゆるキャラが出迎えてくれる。
しばらくすると宿の送迎車がやってきたが、相変わらずこのお宿は人気でバスはいっぱい。
ただし今回の若い運転手さんは以前のフレンドリーなおっちゃんとは違って寡黙に宿へ直行。
受付のフロントも大忙し。
以前は部屋まで案内してお茶を淹れてくれたサービスもコロナ下ではなくなっていて部屋にはすでに布団が敷かれているが、こたつもあるしすぐにごろごろできてむしろ好都合。
まだうっすらと積もっているだけの雪を見ながらだるま最中で一息。
さて、それでは早速温泉、と長い廊下と階段を降りて外の湯小屋へ。
幸いにしてまだ分厚いコートや長靴のお世話になることはなく
この時間は女湯の「櫻の湯」へ。以前来た時には大岩風呂に比べて特徴もないお風呂だと思ったけれど、今回は広さと言い薄暗さと言い、なんとも落ち着いた感じがしてむしろこっちの方がいいと感じた。
夕食は食事処で。
川鱒と桜鱒のお刺身、立派なぜんまいの一本炒め
和牛のせいろ蒸しなどは以前と変わらず、ヤマメの稚魚の天ぷらは頭からおいしくいただく。
栃餅のぜんざいにはあんぽ柿が付いてきてお腹いっぱい。
食後は女風呂になった大岩風呂のぬるいお風呂でゆったり、部屋でぐっすり。
露天風呂で目を覚ました後の朝食も以前とほぼ変わりなかったが、牛乳が地元のものになったのがうれしい。さすがにもう「福島だからいや」なんて言うお客さんはいなくなっただろうか。
この日はクリスマスだったけれどロビーのかわいらしいツリー以外には「らしさ」はまったくなく
小雪の舞い始めた中、また送迎車に乗り込んだ。
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