Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スコットランド紀行 18 シェトランド上陸

2024-07-21 13:35:02 | ヨーロッパ

5月28日

この日は朝4時起床、4時40分に予約してあったタクシーに乗り、5時にはエジンバラ空港へ。

早朝なのに空港内はたくさんの旅行者でごった返していて、そんな中ブラウニーとコーヒーを頼んだら
 これだけで£9.2(約1840円)って、どんだけぼったくり!

こんな早朝にやって来たのは6:50発のシェトランド行きの飛行機に乗るため。
以前にも書いた通り、自分は小説とTVの「シェトランド」のファンなので、スコットランドに行くことになった時、ぜひシェトランドまで足を延ばしたいと思った。
すると旅行の手配をしてくれていたシンガポール人の友人、「飛行機は£450だけど行く?」と連絡してきて、シェトランドに行くことしか考えていなかった自分、「もちろん行く!」と即答したが、冷静になって計算してみるとなんと9万円。こんなに高いのに同行に同意してくれた友人には感謝しかない。

 搭乗時間が近くなり、ゲートに行ってみると長い列ができているが、これは他の島へ飛ぶ人たち。
シェトランド行きの方の乗客たちはスーツやら会社のロゴ入りジャンパー着用の男性ばかりで明らかに商用の人たち。飛行機代が高いので、普通の観光客は一晩かかるフェリーを利用するのだ。

6:50発予定が7:20の搭乗となったのはスコットランド・ローカルの航空会社、ローガン・エアのATR42。
  
 
尾翼がタータン・チェック、CAの制服もタータンで、ヘッドカバーは座席ごとに違う柄のハリスツイード。
 
エジンバラ空港を離陸すると、これまたタータン柄のショートブレッドと飲み物のサービスがあった。

やがて緑の島が見えてきて、1時間25分でシェトランド本島の南端にあるサンバーグ空港に到着。
  
 カフェが一つあるだけの小さな空港だ。

空港からはまたレンタカーを借りて、まずはすぐ近くのサンバーグ・ヘッドと言う所を目指す。
 
駐車場からは湾の向こうに白い建物の飛行場が見える。

  
高い崖の上には灯台があって、周りの建物内も見学可能だが、この日はお休みで中に入れず。

しかしここからの景色は曇天でも素敵で
 
 
崖の下にはアザラシが寝ているのが見えるし、飛び回っているのは頭の黄色い Gannet (シロカツオドリ)。
 
海面近くの崖や海にたくさん浮かんでいるのは Guillemot (ウミガラス)。
 Oyster catcher (ミヤコドリ)の姿も見えるが、この場所での一番人気はカモメの巣がたくさんある中にいたPuffin (ニシツノメドリ)。
  
 
大きなくちばしや目が特徴的で、ころっとした姿がかわいい。島に到着早々に見られてとてもラッキー(とはこの後思い知らされる)。

バードウォッチングをしばらく楽しんだら、崖を降りてすぐ近くの Jarshof へ。
 
入口の建物内に解説があるが、ここは紀元前2500年から17世紀までの住居跡が発掘された場所。
  
場内には遊歩道が伸びていて、様々な時代の生活の跡が見学できるようになっている。
 
Broch と呼ばれる円形の石造りの建物は青銅器時代のもの。
 一番新しい17世紀の建物は上に上れるようになっているが、こういう遺跡は知識がないとなかなか興味がわきづらい。

サンバーグを離れて幹線道路を北上。
 
途中、小さな集落に降りてみるとちゃんとコミュニティーセンターがあって、ちょっとした土産物なども売っていたりする。

小さな湾を囲む緑は美しいが、木はほとんどない。


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