Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スコットランド紀行 20 シェトランド本島北西部

2024-07-23 15:28:29 | ヨーロッパ

5月29日

かわいらしい食堂で今日もしっかり朝食をいただいて
  ラーウィックを出発。

 地図で一番下の赤丸が空港のあるサンバーグ、真ん中がラーウィック、今日の午前は左上部のエリアを目指す。

なだらかな丘や湖が続く景色の中を行くと、風力発電の風車がたくさん並んでいるのが見える。
 
地形からいって風の良く通るシェトランド、化石燃料に代わるエネルギー源として期待されているらしい。

 
本島と狭い地峡でかろうじてつながっている Northmavine 地区に入り、西海岸を少し行くと Hillswick という集落があった。

 
海に面して立派な木造のホテルが建ち、その隣は石造りの教会。
 
小さな砂浜が見えるので降りてみると
 
小さな村のよろず屋などあって
 
便器の花壇が並ぶ公衆トイレもとてもきれいに保たれている。

 集落のはずれの墓地からは赤い断崖が見え
 
周りには羊がいっぱい。かわいい仔羊たちの向こうの海に浮かぶのはムール貝養殖のブイだろう。

こちらは毛のフサフサとした小さなシェトランド・ポニー。大人の腰ぐらいの高さしかないので昔は炭鉱の中で運搬用として働いていたそうだが、今は子供の乗馬用に人気があるとか。
  
同行者は一緒に自撮りして大喜び。

しかしこの集落で一番面白かったのは公民館の掲示板。
 
Sunday Tea というのは週末に近所の人がケーキなど持ち寄る行事だそうで、これはアン・クリーブスの小説にも出てきた。
中華の出前はよほどの大イベントなのか、道路上にもあちこち看板が出ていて、島の生活の一端を垣間見た気分。

ここからさらに羊も横断する道で半島の端を目指すと
  
 
遠くに灯台が見えてきた。この Eshaness 灯台もスティーブンソン家の一員が設計したもの。

 
周りは高い断崖になっているが、案内板には誰が置いたか、おじさんとアヒルの人形が。

途中の草原にはまたシェトランド・ポニーたち。
  
 
穴の開いた岩を見晴らす丘にいた羊たちはみんな子連れだ。

地峡のそばまで戻った所に Braewick 村営のカフェがあったのでお昼を食べに寄ってみた。
 
外見は地味だが、中に入ってみると海側に大きな窓があって明るいカフェ。
 
地元産のミルクに、ハンバーガーをシェアしたいと言ったらきっちり2皿にしてポテトやフライドオニオンをたくさん付けてくれた。どちらもおいしい

 地峡を渡ると深く入り込んだ湾に大きな石油基地が見える。
Sullom Voe 石油基地は北海やシェトランド周辺の石油やガスを取り扱う、ヨーロッパでも有数の基地なのだそうだ。


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