Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

2010年9月の「枡ざき」

2010-09-19 14:05:44 | 食べ歩き
ようやく涼しい風が漂いだしたので、秋のお料理をいただくべく芝大門の「枡ざき」へ2度目の訪問。

懐席桝ざき - オフィシャルWEBサイト ←HPもできました

 カウンター席に座ると目の前にはこんなしつらえが。
そういえば子供の頃、母の田舎で白玉団子作ってお月見したなあ。

とろりとした玉露の先茶からはじまるコースももちろん季節感一杯。
 昆布でできた小さなかごの中は銀杏とむかご
 味噌漬けの卵黄はもちろんお月様
 イカしんじょにりんごのソースは珍しい取り合わせ。りんごの甘味が意外なほどイカに合う。
 大徳寺麩と柿のしらあえ。
しらあえになっているので姿は定かに見えないが、スポンジのような面白い食感のものが大徳寺麩らしい。
 お椀はこれまた秋らしい紫芋のしんじょ
  
今日はお造りがすごかった。はじめにイカの糸作りがワタのつけダレと出されて、これをおいしい、おいしいと食べていたら「メインはこちらなんですが」とさらに2段重ねのお重が登場。計7種のお魚のどれもおいしい!
 この後出されたイカの塩辛。右は作りたてのもの、左の帽子のような器の中には1週間ほど寝かせたものが入っていて、これはたまりません。酒も飲めないくせにこういう酒肴は大好き。白味噌をちょっと加えていると言うこちらの塩辛なら丼でご飯が食べられる。
 アイナメの上に百合根をのせた焼き物
 凌ぎ茶は抹茶入り茶碗蒸し
 エビ芋と炊き合わせたいこみごぼう、うまし。
 牡蠣も豚肉と大葉、のりで巻いたものが揚げ物になっていて手が込んでいる。
 なまこと山芋豆腐をさっぱりいただいたら
  
本命の土鍋ご飯。本日の秋刀魚ご飯の、このきれいなこと。きのこや銀杏、むかごもたくさん入ったこのご飯を食べて、
ああ、幸せ。
 食後はまず栗蒸し羊羹とお抹茶をいただき
 さらに水菓子。真ん中にあるのはパッションフルーツのプリンで、この酸味は鮮烈。食後にはぴったりのさわやかさで、前回よりも今回のデザート構成は進化している。

味はもちろん、目にもおいしいこちらのお料理。聞くとなんと器は1000点以上、そのために部屋を借りるほど用意しているそう。どうりでねえ。

残った土鍋ご飯は折りにしてお持ち帰り。
とオーナー、「来月の土鍋ご飯はですねえ・・・」となんと予告が出た。「ズワイガニにイクラをたっぷり散らして」とこれはたまらない。

来月の予約を入れ、大満足で店を出た。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
和食は繊細で優雅。 (サントーシー)
2010-09-19 23:50:55
 食材の豊富さもありますが、
視覚も味覚も技術も和食って世界一だと思います。
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Unknown (霧のまち)
2010-09-20 10:48:51
秋って 日本の食材が一番映える季節でしょうか。  器もお料理も 本当に世界に類を見ないほどの美しさと バラエティですね。
感動です。
返信する
Unknown (lunta)
2010-09-21 13:33:37
サントーシー様、

味覚、技術ももちろん、確かに和食は視覚的に世界一だと思います。季節感があるというのはやっぱり豊かなことですよね。
こういう食事をすると、「日本人でよかった!」と思います。


霧のまち様、

秋はこれから、涼しくなればさらにいろいろおいしくなりますね。予告編もだされちゃったことだし、10月の再訪が楽しみです。
そしてダイエットはいつまでたってもできない・・・。
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