Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

シンガポールの休日

2009-07-06 02:40:37 | 東南アジア
本日は1日シンガポールでオフ。

ちょっと早めに目が覚めたので、昨日から目をつけていた店に朝食を食べに行く。
 
南国らしく開放的な店でいただいたのは肉骨茶(バクテー)。
 
豚のスペアリブをニンニクや漢方と煮込んだマレー華僑の定番朝食。店の奥では大量のスペアリブがスープにされ、その肉をおじさんが次々に切り分けている。
スープは臭みもなく、でもコクが有り、肉は骨から簡単に外れて柔らかい。
コンデンスミルクの入った甘いコーヒーもおいしくて、これは毎日でも食べたいかも。

食後は腹ごなしに周辺を散歩。
  
 
シンガポール川沿いの遊歩道にはいろいろな彫刻があって、これを探して歩くのもおもしろい。

チャイナタウンに戻ってまたうろうろ。
 
  
この街の特徴である古いショップハウスも、初めてシンガポールに来た20数年前に比べて随分きれいに修復されてしまった。

しばらく歩くと大きな公営市場に行き当たった。
 香港などに比べるとやっぱりちょっとこぎれいなのがシンガポールらしい。
 
売っているフルーツもさすが南国。左の緑のはサワーソップ。釈迦頭とよく似た甘~い果物。右の黄色いのはジャックフルーツ。これも甘い果物だが、ちょっと香りに癖があって自分は苦手。
 
ヨントーフーはシンガポール人の好物。豆腐や魚のすり身をおでんのように煮て食べるのだが、唐辛子やらオクラにまですり身を詰めているのがおもしろい。

お昼になったところでシンガポール人の友人と合流。
どこに連れて行ってくれるのかと聞くと、この近所のバクテーがおいしいと言う。今朝行った店はバクテーの人気店らしい。自分の鼻も捨てたもんじゃない。

それでは、と言うことでチキンライスに方針変更。
 
ラッフルズホテルのすぐそばのこの店は海南鶏飯の老舗とか。
 チキンは茹でた白いのとローストした茶色いのの2種類。
トンカツに甘いケチャップ風のソースをかけた一皿も海南風の料理なのだそうだ。
でも一番おいしいのは鶏だしで炊いたご飯かな。

せっかく近くに来たのだから、とこの後は
 ラッフルズホテルを正面から眺め
 ドリアン型コンサートホールの中を通り
 
大小マーライオンを見に行く。

シンガポールにはたぶん10数回も来ているが、実はここに来るのは初めて。
世界三大がっかりの一つ、なんて言われているが、なんのなんの、周りで写真を撮っている各国からの観光客を観察するのはおもしろい。

夕方からは雨が降り出したので、ナイトサファリに行こうと思っていたが中止。
夕食はホテルの隣にあるピープルズパークのホーカーへ。
 
B級めしは楽しいが、ここのホーカーは9時ですでに3分の2の店がシャッターが下ろし、10時にはほとんどの店が閉店してしまった。
ちょっと寂しい休日の締めくくり。


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シリア周遊 15 アレッポ城

2009-07-05 00:56:41 | 中近東/北アフリカ
5月6日 続き

石鹸街からスークに向かうと入り口のところでバラを売っていた。
 
これが有名なダマスク・ローズだろうか、ビニール袋一杯に買っていく人はこれをどうするのだろう。

 
ここから入り込んだ通りは生鮮食品街。肉屋には羊のあらゆる部署が売られていて、これまたどう料理するのかと興味津々。

  
街のあちこちに残る縞々の壁を愛でつつスークのもう一方の端に出る。
 
こぎれいなこの一帯は観光客用の土産物売り場。

人の少ないここを通り抜けると目の前にアレッポ城がそびえている。
 
昨日とはうって変わって大勢の人が城への階段を登る。
中に東洋人の子供たちの一団がいて、そろいの赤いネッカチーフで敬礼なんてして写真を撮っているのでよく見たら、なんと胸には輝く金正日バッジが。
そう言えばシリアも一応「社会主義国家」だったな、と思いつつ、子供たちの持つ高そうなデジカメや時計をチェック。

アレッポ城は紀元前3000年ごろから神殿が建てられたという特別な場所に建つが、ここを要塞にしたのはサラディーンの主君ヌールアッディン、今の形にしたのはサラディーンの息子で13世紀のことだと言う。

城の中に入り、飾り気のない石の階段をいくつか登るといきなり大きな広間に出る。
 
ビザンチン・ホールと呼ばれるこの部屋の天井が見事だ。

ここを抜けると城の上部、屋外に出る。
 モスクやハマムなどいくつかの建物がバラバラと存在するが、ここで見るべきは城外のパノラマ。
 旧市街方面に
 新市街方面。
アレッポの街がどんどん外に広がっているのがよくわかる。

大広間とパノラマ以外はあまり見所のない城を降りて、またスークを突っ切る。
 途中で見かけたこのお兄さんは羊の毛皮の汚れ落としだろう、長い鞭をひゅんひゅん言わせながら叩く姿がカッコいい。

  
 
迷子になりながらやっと目ざす門から外に出た。
頭にミシンを載せたおばさんと一緒に、さあ帰ろう。


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シンガポールでニョニャ料理

2009-07-04 03:19:03 | 東南アジア
本日シンガポールへ移動。
以前はしょっちゅう来ていたシンガポールも4年ぶり。
空港から市内へ向かうと新しいビルがまた続々と建設中で、この国は相変わらず景気がいいらしい。

チェックインしたホテルからはドリアンのような形のコンサートホールや大観覧車が見える。
 
ガラスのドラム缶を横にくっつけたような観覧車は世界最大で、黒川紀章の設計だそうな。

ささっと仕事を済ませた後は中国人の同僚を誘ってチャイナタウンにあるニョニャ料理屋へ。
 
ニョニャとは18世紀頃、中国の福建省からマレー半島に移住した中国人の奥方のこと。このマレー化した中国人をペラナカンと呼び、マレーの要素が混じった彼らの料理がニョニャ料理と呼ばれる。

実はこの店、5、6年前に一度来たことがある。
その時に食べたあるものがもう一度食べたくて到着早々来たわけだが、そのあるものとはこれ↓
 
写真が真っ黒でわかりづらいが、Ayam Buah Keluak という、鶏をブア・ケルアックというナッツと一緒に煮込んだ料理。
ご飯の上に乗っているのがそのブア・ケルアックなのだが、大きな栗ほどの実の中は真っ黒なペースト状で、これをスプーンでほじりながら食べる。でこの中身がこがしたカニ味噌のような感じで、不思議な味だが妙にはまってしまうのだ。

鶏の方もこの実を溶かし込んだソースで煮込まれ、骨からするっと取れる。やはりこげたドミグラスのような味の、このソースがおいしい。

他にも
 チリとハーブの効いた魚のすり身の蒸し物、オタオタとか
 スターフルーツとエビのサラダとか
 エビのだしの効いた辛い野菜の煮物とか
珍しい料理ばかりでおもしろい。

 最後はマレー風の冷たいぜんざいでしめて大満足。

食後は少しでも摂り過ぎたカロリーを消費しようとホテルまで歩くが、途中のチャイナタウン・ナイトマーケットなどのぞいても、金曜の夜というのに人出は少なく、店の閉まるのも早い。
 
猥雑なエネルギーと言う点ではバンコクや香港、台湾の方がおもしろいなあ、と思いつつ、さて、明日は何を食べようか。


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バンコクの定番

2009-07-02 02:47:15 | 東南アジア
本日は久々のバンコク出張。

着いた途端にご飯を食べに出て
 ソムタムに豚焼肉にもち米と、東北っぽい夕食。

なじみのマッサージ屋に直行して
 体格のいいおばちゃんにがっちり揉まれる。
最近調子の悪い左股関節を気にして一杯揉んでくれたけど、これでよくなるだろうか。何も言わなくてもわかるところは、さすがプロ。

雨季のバンコクはじめじめと蒸し暑いのがいやだが、この時期はフルーツの季節でもある。マンゴーやら釈迦頭やら龍眼やら、どれにしようかと散々迷った挙句
 大好きなマンゴスチンと旬のライチーに決定。
 このライチーがでかい!

正直ライチーは先日の香港で買ったものの方がおいしかったけど、高級スーパーで買っても上のフルーツ全部で250円。
これだからバンコク出張はやめられない。

それにしてもこんな調子で、シリア旅行記はいつ終わるんだろうか。


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