Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

台湾でかき氷三昧

2010-09-06 13:50:02 | 東アジア
台湾に出発する前、高雄在住けんこうさんのブログでおいしそうなかき氷の記事を見てしまった。
特に「八寶冰」が魅力的で、そうなると「かき氷食べたい!」と台湾滞在中はひたすらかき氷を求めてうろうろ。

まずはホテル裏の小路で営業中の掘っ立て小屋に屋台をくっつけたような店。
 
タピオカにかき氷を乗せ、シロップをかけただけの氷だが、これがおいしい。
ひっきりなしに訪れるお客さんが必ずタピオカを選んでいたからこの店のタピオカは定評があるのかも。おばちゃんも何気に優しくて、こういう店はいいなあ。

 こちらは雙連にある有名店、雙連圓仔湯のかき氷。
残念ながら「八寶冰」はないので、自分で緑豆、蓮の実、白玉、燕麦をチョイス。地味な見た目になってしまったが、台湾のこういうトッピングは甘さがほとんどなく、素材の味がよくわかってしみじみおいしい。巨大な一皿を食べると氷とはいえお腹一杯になるけど。

 温泉を出た後(そう、また温泉行きました。これについてはまた後ほど)、ほてった体を冷やそうと駆け込んだ氷屋さんのパッションフルーツ氷。普通の氷にシロップがかかっているだけだが、結構パッションフルーツの香りがしておいしい。ただしこれも量がやたらに多くて、半分も食べたら咳が出てこめかみがキンキンしてしまったのでギブアップ。

パッションフルーツといえばライチーもマンゴーも終わってしまったこの季節、果物屋で魅惑的な香りを放っている。
 左の白っぽいのはシンガポールで買ったものでおそらくインドネシア産。右の濃い赤いのが台湾産。酸味が特徴のパッションフルーツだが、今回買ったものはどちらもとても甘くて、改めてこの果物の魅力にはまる。特に台湾産は香りがとても良くて、市場で買うと7個でたったの60元(約180円)。ここに住んでいたら毎日食べまくりそう。

 基隆の有名な豆花の店、「三兄弟」の紅豆豆花。ここでもかき氷を食べようかと思ったが、せっかく豆花の有名店だから、とこちらにしたらやっぱり氷が乗ってきた。ここも小豆はごく薄味で甘さがほとんどない。豆花はまさに豆腐の味で、シロップもかかっていないのでデザートとしてはちょっと物足りない。豆花は香港の方がおいしいかも。

と連日かき氷三昧していたら、帰国日の朝になってお腹を壊してしまった。
最後にもう一つ食べたい氷があったのに、と未練がましく飛行機に乗る。

次こそは「八寶冰」!(まったくこりてない)


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シンガポール名物食べ比べ

2010-09-01 23:46:53 | 東南アジア
今週頭からシンガポール滞在。

赤道直下のシンガポールは昼間こそ日差しが強いが、夜など東京より過ごしやすい。
この夏の東京は熱帯より暑いなんて。

今回はシンガポールの名物料理をいろいろ食べてみた。

まずは朝食の名物、カヤトースト。
カヤというのは卵とココナッツミルクでできたカスタードのようなジャムでマレー系の食べ物。

「ヤクン」という日本にも支店を出している店でテイクアウトしてみるとこんな感じ。
  
紙コップをぶらさげるための紐というか帯が良くできていて感心する。
トーストの方は注文が入るとグリルの上で焼き、両面に焼き目がついたら6枚切りほどのパンを横に半分にスライスしてカヤジャムを薄く塗り、薄切りバターをのせる。
 このバターは溶けないのだが、甘いジャムにこのバターの塩気がちょうどよくて、なるほどうまく考えられたバランスかも。

もう一店、こちらもシンガポール中に支店のある「トースト・ボックス」
  
明るい造りのファーストフード店で、トーストの他にもラクサやナシ・レマックなどローカル軽食メニューがいろいろあって使いやすい。

ここのカヤトーストはジャムがヤクンより厚塗り、バターも厚くて、お得といえばお得だがちょっとくどい。
自分の好みでは「ヤクン」の方が好きかな。どちらも結局甘いけど。

ところでシンガポールのローカル・コーヒー店に入るとコピ(コーヒー)、テ(紅茶)のそれぞれにただのコピ、コピO、コピCと3種類ある(さらにそれぞれホット、アイスもあり)。値段も10セントづつほど違うのでどこが違うのかと聞いてみると

コピ = コンデンスミルク(加糖練乳)入りコーヒー
コピO = 砂糖入りコーヒー
コピC = エバーミルク(無糖練乳)&砂糖入りコーヒー

なのだそうだが、ただのコピとコピCの味の違いはわからず。
濃くて甘いマレー系のコーヒー、紅茶は結構好き。


以前から一度行ってみたいと思いつつ、今回連れがいたのでやっと行けたのはリトル・インディアにほど近い所にある「ヒルマン・レストラン」。
プラスチックの食器のごく庶民的レストランだが、お客は観光客なのか在留者なのか、なぜか日本人ばかり。
 しかしここの名物、ペーパーチキンは確かにおいしい。
醤油ベースのタレに漬け込まれた鶏肉がクッキングペーパーごと揚げてあるので、これを白いご飯の上で開けるとうんまい。このタレとご飯が日本人好みなのだろうか。

ただしここでついでに頼んだペッパークラブは大失敗。
 胡椒の香り高さがなく、味に比べて「時価」は高かった。

この店での注文はペーパーチキンと、あとは庶民的メニューに徹すべし。


今回泊まったホテル、マンダリン・オリエンタルには「チャターボックス」という海南チキンライスで有名なカフェがある。
しかしチキンばかり続くのもいかがかと思い、ここではもう一つのシンガポール名物、ラクサにしてみた。
 ただしここのラクサは普通のラクサではない、なんとロブスター・ラクサ。

麺の上に鎮座している頭は飾りのための殻だが、中にはちゃんと爪2本に身もたくさん入っていて看板に偽りなし。なんといってもエビのだしが良く出たスープが濃厚で辛さもほどよく、ホーカーで5ドルほどで食べられるものの6倍はするけど、これは一度食べる価値あり。


結局今回はチキンライスは食べなかったな、と思っていたらシンガポール航空の機内食がシンガポール風チキンライスだった。
  
鶏だしの炊き込みご飯は冷えてもおいしいので機内食やお弁当にはぴったりなのかも。結構おいしくいただいて、大きなカップのアイスクリームまでしっかり。

今日からは台北で、またいろいろ食べちゃうのに。

ちなみに台北も、蒸し暑いけど東京よりはまし・・・。


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