Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

四角いシュークリーム

2011-03-06 00:02:07 | 食べ歩き
久しぶりに銀座三越のデパ地下に寄って見た。

リニューアル後はじめてというわけじゃないが、スイーツ売り場など春らしく、どこもピンク色の洪水でなんとも華やか。

びっくりしたのはこのイチゴ。
 白い実に種が赤くて普通のイチゴを反転させたみたい。

2年ほど前に出来た新品種で「初恋の香り」というそうだが、未熟に見えるこの白い実で甘いんだそうだ。
ケーキ売り場にもこのイチゴを使った商品があちらこちらに。
興味を惹かれたけど小さなケーキ一つで800円以上、果物売り場では一粒500円なんて、貧乏人には手が出ない。

エスカレーター脇にはなにやら長い人の列。先頭を見ると皆さん、堂島ロールを買おうと並んでいらっしゃる。

へそ曲がりなのでもちろん列に並ぶ気などまったくなく、手持ち無沙汰そうにしている隣のショーケースを覗いてみるとまた面白いものを見つけた。

 これが四角いシュークリーム。
ショーケースには色とりどり、13種類ものシュークリームが並んでいる。

そのうち選んだのはオレンジ色がマンゴーとココナッツ、茶色のは和三盆と栗餡。

家に持ち帰って2つに割ってみると
 中には生クリームがぎっしり。

マンゴーxココナッツはココナッツの香りはかなりするがマンゴーはほとんど感じられずにちょっとがっかり。
しかし栗餡の方は生クリームにほどよく餡が混ぜ込まれていて舌触りよく、栗の風味も十分に感じられておいしい。
硬そうに見えるシューも見かけより軽く、真四角を二つに切ると食べやすい。

他にも抹茶やら小豆やらあったし、このシュークリームは和風味の方がおいしいかも。
なにより上にかけられたチョコレートの色がそれぞれきれいで、何色かまとめて箱に入れてもらえば積み木のようでかわいいだろう。

それにしても日本のデパ地下は誘惑が多すぎる。


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「英国王のスピーチ」

2011-03-02 13:49:27 | 機内食・映画・美術展
3月はJALの機内上映に見たいものがいっぱい。
でもこういうときに限って出張の予定がない(泣)。

だから、と言うわけでもないのだが、久しぶりに「これは早く見たい」と思い、日比谷のシャンテに 「英国王のスピーチ」 を見に行く。

1日は映画の日で一律1000円、その上前日にアカデミー作品賞をとったばかりとあって、平日昼間の上映にも係わらず館内はほぼ満席。座席のネット予約をしておいてよかった。

現エリザベス女王の父君を描いたこの映画、最近の映画には珍しくとにかく品がいい。
国王に四文字言葉を叫ばせたりもするのだが、それでも「クイーン」などに比べてずっとお行儀がいい。
と言ってただのきれいな王室賛美ではなく、なぜジョージ6世が吃音になってしまったか、その非人間的な育て方もきちんと盛り込まれているし、あほな兄エドワード8世や、てんかんのため世間から隠され続けた弟の存在まで言及されて、「こんな育て方されたらそりゃ人間ゆがむわな」と現王室のことまで想像させるところがうまい。

役者の方もさすがイギリス映画。どうしてみんなあんなにうまいんだろう。
コリン・ファースやジェフリー・ラッシュがうまいのは当然、エリザベス王妃役のヘレナ・ボナム・カーターがさすが上流階級出身、威厳が身についている。この人、逆コンプレックスなのかやたら変な役をやりたがるけど、こういう品のよさこそ今時貴重なのだからもっとちゃんとした役を演じればいいのに。

もう1人、大司教の役がデレク・ジャコビだったのも個人的にツボ。修道士カドフェルが大司教になった!

言語聴覚士という陰の存在からジョージ6世とその時代を描いてしまうこの脚本はアカデミー賞を獲って当然。映画全体もとても面白く、これは何年経っても鑑賞に堪える映画だと思う。だからアカデミー作品賞なのだろうか。

それに較べて対抗馬と言われていた「ソーシャル・ネットワーク」はまさに現代のアメリカ。5年もしたら「へえ、この頃はこんなだったんだ」と思われかねない内容で、だからこそ2010年の作品にふさわしい気もしないでもない(デヴィッド・フィンチャーの映画としてはそれほどすごいとは思わなかったけれど)。

アカデミー作品賞の基準とは何なのだろう、とちょっと考えてしまった。


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