Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

地震で夜の東京を歩く

2011-03-12 01:36:08 | 雑談
いつもは自宅で仕事をしているのだが、今日の午後は所用で青山にいた。

地震が起きた時は建物の中。まだ建ったばかりの新しい建物なので心配はしなかったが、震度5強はさすがにこれまでに経験がなくちょっと怖かった。

それでも都内では目に付く被害はなかったので何も考えずに地下鉄の駅に行くと電車が止まっている。
1時間もすれば動き出すだろうとコーヒーを飲んでいたが復旧のきざしはなし。
すわり心地のいい椅子があるので先ほどまでいたビルのロビーに戻り、7時過ぎまでいさせてもらったがやはり電車は動かない。JRがもう今日は復旧しないとの情報を受けたところで意を決し、ビルの人に地図をもらって家まで歩いて帰ることにした。

外に出てみれば歩道はサラリーマンやOLでいっぱい。同じように歩いていけるところまで行こうという人が今夜は何十万人もいただろう。
中には会社で支給されたヘルメット持参の人も結構いて、でも東京では交通機関が麻痺している以外には被害はないからなにやら滑稽な感じさえする。

青山から麻布、広尾と歩いていくと途中のおしゃれなレストランには優雅に食事する人も多数。電車が動くまでのんびり食事しようということなのだろうが、これまたちぐはぐな感じがしてなんだかシュール。

ともあれ渋滞する道路を横目に道路標識を見ながら歩けば意外にもするすると目黒まで到着。大行列のタクシー乗り場を横切り、エネルギー補給にラーメンを食べて、さらに歩いて我が家のある武蔵小山に無事到着した。
所要時間は1時間半。でも帰ってから地図を見れば青山から我が家までは8キロほどしかない。近くて助かったわけだが、ちょっと拍子抜け。

しかし帰ってからテレビをつけて事の重大さにびっくりする。
特に津波の映像は生々しくて、スリランカの体験がよみがえる。あの時は幸運にもそれほど怖い思いをしないで済んだけれど、津波ってこんなに恐ろしいんだ。

震度5でも麻痺してしまう東京の交通網、肝心の時に使えなくなってしまう携帯電話にも不安。今回の地震が東京で起きていたらどうなっていたことか。

なにはともあれ、東北地方の皆様に心よりお見舞い申し上げる。


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コメント (4)
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