当初の予定ではジャイプールの次にはアーバネリーにクンダ(階段池)を見に行き、アルワールで1泊するはずだった。
ところが前日、現地旅行会社の社長から連絡が入り、ラジャスタン州の東部はデモ隊が鉄道線路と道路をブロックしているので入れないと言う。
新聞を見ると確かに鉄道は止められており、道路も通れないらしい。もっとも誰がどんな理由でデモをしているのかははっきりせず、「デモ隊は封鎖した線路上で歌ったり、踊ったりしている」とあったから危険なデモではなかった様子。
ともあれ予定変更ということで、ならば最後の1泊はこれまでよりもちょっと贅沢なところに泊まってみようと急遽ジャイプール郊外の Samode Palace をあたってもらうと、ラッキーなことにクリスマス客が帰ったばかりということですんなり予約が取れた。
ジャイプールから北へ40キロ、幹線道路をはずれた低い丘陵地帯にサモード村はある。
砂色の建物の間の狭い道を通り、突き当りの大きな門を入ると
そこがサモード・パレス。
19世紀の始めごろから拡張されたと言う建物の正面は威圧感がある。
階段を上がり、中庭に面したフロントでチェックインをして、部屋の用意ができるまでお茶をいただく。
日陰は涼しいというより寒いぐらいで、熱いチャイがうれしい。
やがて案内された部屋はあの威圧的な建物の1階にある。
この3つの窓がすべて我が部屋。
広々とした部屋に清潔なベッド。
これまた広いバスルームにはバスタブもある。
これまで泊まってきたホテルは1部屋が5000円から1万円ぐらい。それに較べてここは3万円以上するのだから部屋が良くて当たり前。思ったほど「豪華」ではなかったけれど、なによりぴかぴかに清潔で居心地がいい。値段の違いほど部屋に差があったとは思わないけれど。
午後早い時間にホテルに入ったが、さすがに旅の疲れが出てきたのでもう村まで出ることもやめてホテルの中を探検する。
以外に複雑な造りの建物で、館内案内もないのでふらふらしていると思わぬところに出る。
そんな風に偶然迷い込んだのはダルバール・ホール。
表はこんな感じだけれど
中の大広間は豪華絢爛
壁から天井まで手書きの細密画で美しく飾られている。
さらにそのまわりの部屋も
美しいブルーの部屋とか
ミラーワークの部屋とか
廊下の隅々まで装飾で埋められている。
ホテル棟の2階に上がってみると
中庭を見下ろすバルコニー部分にこんな美しい一角があった。
天井の染付のような白と藍色の模様も美しく、
壁の細密画もすばらしい技量。
このすぐ脇の部屋にもお客さんが泊まっていたが、中はどんなだったろうか。覗かせてもらえなくて残念。
華麗な装飾に興奮した後は、プールサイドにあるスパで最後のマッサージ。
チベット系のような容貌のマッサージ嬢はとても上手で気持ちよかったが、フロントに言わせると「ここに来るのは中国本土と台湾からのお客さんばかり。日本人はあまり来ないねえ」とか。
そして最後の夕食はこのホテルの「創作インド料理」レストランで。
バルコニーにもテーブルが並んでいたが、寒い夜だったのでさすがにヨーロッパ人もシックな室内で食事をしている。
まずはアミューズで冷たいなすのお料理。
よく覚えていないがおよそインド料理らしくなく、そこが「創作」のゆえんか。
前菜には「ピンク・ジンジャーとビーツのサラダ」と言うのを頼んでみたが、ピンク・ジンジャーとはなんとガリ。合うような合わないような。
お口直しにおいしいグアバ・シャーベットが出て
メインにはハリームという羊肉と小麦、米を3時間もついて作という料理を頼んでみた。
ほとんど肉を感じさせずとてもおいしかったが、マッシュポテトのようなアクセントのない食感なので正直途中で飽きてしまった。
奥は友人の頼んだカシミリ・モレル・カレー。
モレルとはなんぞや、と思っていたところ、これがモレル茸だった。まさかインドでモレル茸がとれるとは。
手前にあるのは7種類のパン。ココナッツ入りやら全粒紛やら、おいしくて楽しい。
そして食後の締めはレモンジンジャー。
温かいこの飲み物がさっぱりとしてとてもよかった。
旅の最終日に泊まった高級ホテル、急な予定変更ではあったが結果的には吉と出た。
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ところが前日、現地旅行会社の社長から連絡が入り、ラジャスタン州の東部はデモ隊が鉄道線路と道路をブロックしているので入れないと言う。
新聞を見ると確かに鉄道は止められており、道路も通れないらしい。もっとも誰がどんな理由でデモをしているのかははっきりせず、「デモ隊は封鎖した線路上で歌ったり、踊ったりしている」とあったから危険なデモではなかった様子。
ともあれ予定変更ということで、ならば最後の1泊はこれまでよりもちょっと贅沢なところに泊まってみようと急遽ジャイプール郊外の Samode Palace をあたってもらうと、ラッキーなことにクリスマス客が帰ったばかりということですんなり予約が取れた。
ジャイプールから北へ40キロ、幹線道路をはずれた低い丘陵地帯にサモード村はある。
砂色の建物の間の狭い道を通り、突き当りの大きな門を入ると
そこがサモード・パレス。
19世紀の始めごろから拡張されたと言う建物の正面は威圧感がある。
階段を上がり、中庭に面したフロントでチェックインをして、部屋の用意ができるまでお茶をいただく。
日陰は涼しいというより寒いぐらいで、熱いチャイがうれしい。
やがて案内された部屋はあの威圧的な建物の1階にある。
この3つの窓がすべて我が部屋。
広々とした部屋に清潔なベッド。
これまた広いバスルームにはバスタブもある。
これまで泊まってきたホテルは1部屋が5000円から1万円ぐらい。それに較べてここは3万円以上するのだから部屋が良くて当たり前。思ったほど「豪華」ではなかったけれど、なによりぴかぴかに清潔で居心地がいい。値段の違いほど部屋に差があったとは思わないけれど。
午後早い時間にホテルに入ったが、さすがに旅の疲れが出てきたのでもう村まで出ることもやめてホテルの中を探検する。
以外に複雑な造りの建物で、館内案内もないのでふらふらしていると思わぬところに出る。
そんな風に偶然迷い込んだのはダルバール・ホール。
表はこんな感じだけれど
中の大広間は豪華絢爛
壁から天井まで手書きの細密画で美しく飾られている。
さらにそのまわりの部屋も
美しいブルーの部屋とか
ミラーワークの部屋とか
廊下の隅々まで装飾で埋められている。
ホテル棟の2階に上がってみると
中庭を見下ろすバルコニー部分にこんな美しい一角があった。
天井の染付のような白と藍色の模様も美しく、
壁の細密画もすばらしい技量。
このすぐ脇の部屋にもお客さんが泊まっていたが、中はどんなだったろうか。覗かせてもらえなくて残念。
華麗な装飾に興奮した後は、プールサイドにあるスパで最後のマッサージ。
チベット系のような容貌のマッサージ嬢はとても上手で気持ちよかったが、フロントに言わせると「ここに来るのは中国本土と台湾からのお客さんばかり。日本人はあまり来ないねえ」とか。
そして最後の夕食はこのホテルの「創作インド料理」レストランで。
バルコニーにもテーブルが並んでいたが、寒い夜だったのでさすがにヨーロッパ人もシックな室内で食事をしている。
まずはアミューズで冷たいなすのお料理。
よく覚えていないがおよそインド料理らしくなく、そこが「創作」のゆえんか。
前菜には「ピンク・ジンジャーとビーツのサラダ」と言うのを頼んでみたが、ピンク・ジンジャーとはなんとガリ。合うような合わないような。
お口直しにおいしいグアバ・シャーベットが出て
メインにはハリームという羊肉と小麦、米を3時間もついて作という料理を頼んでみた。
ほとんど肉を感じさせずとてもおいしかったが、マッシュポテトのようなアクセントのない食感なので正直途中で飽きてしまった。
奥は友人の頼んだカシミリ・モレル・カレー。
モレルとはなんぞや、と思っていたところ、これがモレル茸だった。まさかインドでモレル茸がとれるとは。
手前にあるのは7種類のパン。ココナッツ入りやら全粒紛やら、おいしくて楽しい。
そして食後の締めはレモンジンジャー。
温かいこの飲み物がさっぱりとしてとてもよかった。
旅の最終日に泊まった高級ホテル、急な予定変更ではあったが結果的には吉と出た。
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