Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

「マネーボール」

2012-02-01 12:06:02 | 機内食・映画・美術展
久~しぶりの出張で香港へ。
この3か月は珍しく一度もパスポートを使っていなかったので飛行機が恋しかった。

 朝早かったのでラウンジでしっかり朝食。
JALの「スカイタイム」は柚子からシークワーサーに変わるというので楽しみにしていたが、飲んでみたら違いがあまりわからない。もっとがっつり酸味を効かせればいいのに。

せっかくもらったポイントも期限が切れそうなので、短距離だけれどビジネスへアップグレイド。
 
でもおかずが安っぽい発泡スチロールの箱に入って、ご飯が食べにくい紙包みなのはエコノミーと同じ。
氷頭なますやらイカやらホタテやら、青森がテーマのおかずは結構おいしく、野菜が豊富なのはありがたいが、青菜類が凍っていたのには参った。
きっと外の気温が寒すぎて、通常の時間で戻らなかったんだろうな。


台湾便の変なシャーベットではなく(あれは嫌い)、ハーゲンダッツをいただきながら見た機内映画は 「マネーボール」

野球、特に最近の日本のプロ野球にはとんと興味がないが、アメリカ映画にはいい野球物が多い。
大昔のゲイリー・クーパーの映画から「フィールド・オブ・ドリームス」とか「ラブ・オブ・ザ ゲーム」とか、野球の話となるとアメリカ人はセンチメンタルになるらしい。

今回の「マネーボール」はしかし「いかに安い年俸で最大の勝率を上げられるか」とコスト効率に徹し、統計学を駆使して実績を上げたGMの話。

プロ野球団におけるGMの役割というのがよくわかっていない(だから先日の某日本球団の騒ぎもピンとこなかった)のでブラッド・ピット扮する主人公の行動にはびっくりする。電話一本でトレードをばんばん決めてしまうなど、もちろん実際にはあんなに簡単にはいかないのだろうが、それほど決定権のある役職なのか。現場の監督の仕事が本当に「現場だけ」と言う描かれ方なのにも驚き。

いかにもドライな話でありながら、そこに主人公の過去の挫折やら、娘とのやり取りを入れてセンチメンタルな要素もちゃんと付け加えているところがアメリカの野球映画らしい。
こんなビジネスライクな話をよくエンターテインメントに仕上げられるものだと感心してしまう。

主役のブラッド・ピットは特にこれと言って見せ場のない地味な役ながらかっこよく演じていて、そこらへんがうまい役者なのだろう。

ツボだったのは監督役のフィリップ・シーモア・ホフマン。どこかで見た顔だと思ったが、あまりにも野球監督らしく腹が出ていてすぐにわからなかった。あのお腹は本物だろうか。

やっぱりアメリカの野球映画にはずれはない。


そして到着した香港は、機内では気温15℃と言っていたが良く晴れてそれより暖かく、もうそれだけでうれしい。
さあ、何を食べようかな♪


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コメント (2)
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