加茂水族館からまたバスに乗ってやって来たのは湯野浜温泉。
鶴岡からのバスは先に水族館に行くが、位置的には少し鶴岡に戻ったところにある。
バス停の前には足湯があり、すぐ隣には公共浴場。
このロータリーの海側、右に目を向ければ今夜の宿、4階建ての「福宝館 漁師の宿」が見える。
玄関を開けるとちょっと雑然とした小さな帳場。
記帳をしたらすぐに女将さんが部屋に案内してくれる。
通されたのは3階の一番奥の部屋。
6畳間にテレビや電気ポット、温風ヒーターにエアコンもついて暖房もばっちり。
何より民宿なのに部屋に洗面所とトイレが付いているのがありがたい。
窓からは目の前の砂浜が見えて、天気が良ければ海に沈む夕日が見えるはずだが、この時期では晴れる確率は低く、本日も雨。
どんよりした空を見ていても仕方ないので、まだ明るいうちに散歩がてら外のお風呂に行くことにする。
バスを降りたところにあったのは下区共同浴場だが、もう一つの浴場の方がきれいだという情報があったのでそちらへ向かう。
途中の道はこの温泉場の目抜き通りのはずだが、飲食店には閉店の張り紙、小奇麗な宿の玄関にも休業中のサインがあって歩く人もなく、シーズンオフとは言えかなり寂しい状況。加茂水族館にお客が集まっても、この温泉には来てくれないのだろうか。
10分もかからずに着いたのは上区共同浴場。
まだ建て替えられて何年も経っていないとのことでロビーも浴室内もきれい。
自販機で200円の入浴料を払って中に入れば、車で来たらしい地元のお客さんが切れ目なくやってくる。
浴室内のお風呂は20人ほどは入れるほど大きく、浴槽は2つに分かれているが温度の違いはない。
無色透明でにおいもないお湯はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉とのことで、脱衣場にあったポスターによれば56℃の源泉がそのままかけ流されているとのこと。「健康のためお湯は42℃ほどにしましょう」と加水は入浴客まかせになっているが、あまりうめる人はいないのかこの日は44、5℃。脱衣場にいたおばさんが真っ赤になってふうふう言っていたわけを納得、他のお客さんもほとんど浴槽には入らずに周りでおしゃべりしているが、おかげでお湯は新鮮、長く入ってはいられないがとても気持ちいい。
すっかり温まったので、帰りは海岸沿いを歩くと妙なモニュメントを発見。
この辺りでは江戸時代から「瀬のし」と呼ばれる一枚板で波乗りが行われていたと言うことで、ここは波乗り発祥の地なんだそうだ。
宿に帰ってクラゲの写真集など眺めているうちに6時になり、夕食のため1階の食事処へ。
ここは名前通り漁師さんの宿、食事もご主人が出してくださるが、まずテーブルに乗っていたのが
量もたっぷりでしこしこのお刺身に白身(鱈?)のフライ、カツオやカニの乗ったサラダ。
すごくおいしいイカ塩辛に鮭の氷頭なます、塩ゆでの蟹は身を取りやすくさばかれていて、赤魚はちょっと洋風のクリーム煮。
これだけでも十分以上なのにさらに茶わん蒸しと石鯛の煮つけが運ばれてきて
煮つけにはホタテにイカゲソまで乗っているのですごいボリューム。
お味噌汁にもアサリがごっそり入っているので、おかげでご飯はほとんど食べられなかった。
「これぐらいの量、いけるでしょ」とご主人は笑われたが、食後はお腹が半端なくぱんぱん。
でもさすが漁師の宿、どの魚もすごくおいしかった。
部屋でなんとか少し夕食を消化した後は、4階にある宿のお風呂へ。
海に面した大きな窓の下に3、4人サイズの八角形のポリ風呂。
ここにも共同浴場と同じお湯がかけ流されているが、お風呂場が小さいせいか共同浴場では感じなかった磯の香りがする。お湯をなめてみれば塩味で、いかにも海辺の温泉らしい。
他に女性客もいないので熱いお湯を適当にうめさせてもらい、きれいなお風呂にノビノビ入って、ああ、気持ちいい。
雨と風の音を聞きながら眠った翌朝にもう一度お風呂をいただき、朝食はまた1階で。
女将さんは「普通の朝食ですから」なんて言っていたが
ご主人が漬けたと言う鮭の焼漬けがすごい厚みだがめちゃくちゃおいしく、たっぷりのイクラもうれしい。小さいパック丸ごとの湯豆腐も豪快で、ご飯もおいしいのでまたお腹ぱんぱん。
実はこの宿は温泉旅ではいつも参考にさせていただいている「温泉逍遥」で知り利用させてもらったのだが、この内容で一泊9000円しないのだから申し訳なくなるほど。
宿のご主人にも、紹介者のK-Iさんにも感謝。
すぐ目の前から出るバスに乗って鶴岡に向かった。
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鶴岡からのバスは先に水族館に行くが、位置的には少し鶴岡に戻ったところにある。
バス停の前には足湯があり、すぐ隣には公共浴場。
このロータリーの海側、右に目を向ければ今夜の宿、4階建ての「福宝館 漁師の宿」が見える。
玄関を開けるとちょっと雑然とした小さな帳場。
記帳をしたらすぐに女将さんが部屋に案内してくれる。
通されたのは3階の一番奥の部屋。
6畳間にテレビや電気ポット、温風ヒーターにエアコンもついて暖房もばっちり。
何より民宿なのに部屋に洗面所とトイレが付いているのがありがたい。
窓からは目の前の砂浜が見えて、天気が良ければ海に沈む夕日が見えるはずだが、この時期では晴れる確率は低く、本日も雨。
どんよりした空を見ていても仕方ないので、まだ明るいうちに散歩がてら外のお風呂に行くことにする。
バスを降りたところにあったのは下区共同浴場だが、もう一つの浴場の方がきれいだという情報があったのでそちらへ向かう。
途中の道はこの温泉場の目抜き通りのはずだが、飲食店には閉店の張り紙、小奇麗な宿の玄関にも休業中のサインがあって歩く人もなく、シーズンオフとは言えかなり寂しい状況。加茂水族館にお客が集まっても、この温泉には来てくれないのだろうか。
10分もかからずに着いたのは上区共同浴場。
まだ建て替えられて何年も経っていないとのことでロビーも浴室内もきれい。
自販機で200円の入浴料を払って中に入れば、車で来たらしい地元のお客さんが切れ目なくやってくる。
浴室内のお風呂は20人ほどは入れるほど大きく、浴槽は2つに分かれているが温度の違いはない。
無色透明でにおいもないお湯はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉とのことで、脱衣場にあったポスターによれば56℃の源泉がそのままかけ流されているとのこと。「健康のためお湯は42℃ほどにしましょう」と加水は入浴客まかせになっているが、あまりうめる人はいないのかこの日は44、5℃。脱衣場にいたおばさんが真っ赤になってふうふう言っていたわけを納得、他のお客さんもほとんど浴槽には入らずに周りでおしゃべりしているが、おかげでお湯は新鮮、長く入ってはいられないがとても気持ちいい。
すっかり温まったので、帰りは海岸沿いを歩くと妙なモニュメントを発見。
この辺りでは江戸時代から「瀬のし」と呼ばれる一枚板で波乗りが行われていたと言うことで、ここは波乗り発祥の地なんだそうだ。
宿に帰ってクラゲの写真集など眺めているうちに6時になり、夕食のため1階の食事処へ。
ここは名前通り漁師さんの宿、食事もご主人が出してくださるが、まずテーブルに乗っていたのが
量もたっぷりでしこしこのお刺身に白身(鱈?)のフライ、カツオやカニの乗ったサラダ。
すごくおいしいイカ塩辛に鮭の氷頭なます、塩ゆでの蟹は身を取りやすくさばかれていて、赤魚はちょっと洋風のクリーム煮。
これだけでも十分以上なのにさらに茶わん蒸しと石鯛の煮つけが運ばれてきて
煮つけにはホタテにイカゲソまで乗っているのですごいボリューム。
お味噌汁にもアサリがごっそり入っているので、おかげでご飯はほとんど食べられなかった。
「これぐらいの量、いけるでしょ」とご主人は笑われたが、食後はお腹が半端なくぱんぱん。
でもさすが漁師の宿、どの魚もすごくおいしかった。
部屋でなんとか少し夕食を消化した後は、4階にある宿のお風呂へ。
海に面した大きな窓の下に3、4人サイズの八角形のポリ風呂。
ここにも共同浴場と同じお湯がかけ流されているが、お風呂場が小さいせいか共同浴場では感じなかった磯の香りがする。お湯をなめてみれば塩味で、いかにも海辺の温泉らしい。
他に女性客もいないので熱いお湯を適当にうめさせてもらい、きれいなお風呂にノビノビ入って、ああ、気持ちいい。
雨と風の音を聞きながら眠った翌朝にもう一度お風呂をいただき、朝食はまた1階で。
女将さんは「普通の朝食ですから」なんて言っていたが
ご主人が漬けたと言う鮭の焼漬けがすごい厚みだがめちゃくちゃおいしく、たっぷりのイクラもうれしい。小さいパック丸ごとの湯豆腐も豪快で、ご飯もおいしいのでまたお腹ぱんぱん。
実はこの宿は温泉旅ではいつも参考にさせていただいている「温泉逍遥」で知り利用させてもらったのだが、この内容で一泊9000円しないのだから申し訳なくなるほど。
宿のご主人にも、紹介者のK-Iさんにも感謝。
すぐ目の前から出るバスに乗って鶴岡に向かった。
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