Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

春の佐渡 4 マトネ~アオネバ登山口

2022-05-17 16:15:39 | 国内旅行

5月2日

朝、目を覚ますと期待通りの快晴。

両津湾と両津の町、加茂湖も今日はよく見える。

 
朝食をいただき、ロッジの写真をSNSに上げたらご褒美にコースターをゲット。
 道祖神(?)に見守られて8時にロッジを出発する。

 
初めは昨日も歩いた車道を1キロほど歩き、金北山縦走路の入り口へ。しばらくは平坦な道が続き
 
道の脇にはアラゲヒョウタンボクやカタクリがたくさん咲いているが、まだ朝早くて花が開いていない。
 
こごみやもう大きくなってしまったフキノトウもいっぱい。この辺り、もう採る人もいないほど山菜の宝庫なのだそうだ。

 
アオネバ十字路に着いたらマトネへの登りにかかる。この辺りから花がたくさん現れて皆さんの脚が遅くなる。あまりにも遅くて、もっときれいに咲いている所があるのに、と業を煮やしたガイドさんから「この先、マトネの頂上に着くまでは写真撮影禁止」のお達しが出てしまった。

 そんなわけで、本来であれば1時間で着くはずのマトネに着いたのは10時。

しかしここからは両津とは反対側の海も見えて気持ちいい~。
 ここでS社の添乗員氏の新兵器、ドローンが登場。本人の趣味で私物だそうだが
 
おかげでこんないい記念写真に金北山の縦走路写真、ビデオまでいただけた。

下りにかかったら花の写真OKのお許しも出た。
 
カタクリもようやく開き始め
 
水辺にはザゼンソウ、珍しいというサンカヨウも一輪だけかろうじて花が見えた。
 
たくさん咲いているのはキクザキイチゲ、かわいいユキワリソウは白とピンクがある。

  
大きな花で目立つシラネアオイも最初は感動していたけれど
 
アオネバ十字路まで戻り、さらに下りにかかるとあまりにもたくさん咲いているので不感症になってしまう(笑)。
しかし昨日の雨でぬかるんだ道に気を付けながらどんどん下るとカタクリやシラネアオイ、キクザキイチゲは見えなくなり
  代わりにたくさん見えてくるのはニリンソウ。

 
花が咲くまで15年かかるというエンレイソウもよく見るとかわいく
  標高が下がるにつれて開いてくるヒトリシズカ。
 
ユリワサビにたくさんの種類がありそうなスミレ。
 
ヤマトグサは地味でガイドさんに教えてもらわなければ気が付かないが牧野富太郎博士が名付けたという珍しい花。
とても小さいけれど可愛い花はズダヤクシュと言って喘息に効くのだそうだ。

気が付けば木に咲く花もかわいくて
 
ナニワズにアオキ
 
高級な爪楊枝に使われるクロモジの花はなぜか房のまま落ちてくる。

 
だいぶ降りてきたと思ったらオオイワカガミの群落が見えてきて
 小川をこわごわ渡ったら
 
終点のアオネバ登山口にバスが待っていてくれた。
ここまで標高差640mをひたすら降りてきたわけだが、本来は登りだったはずなので逆になって助かった!
ロッジを出発してから6時間もかけて、「のんびりフラワーハイキング」のタイトルに偽りなしで大満足。

というわけでたくさん撮った花の写真をさらにこちらで。



佐渡固有の花というのは特にないようだけれど、たくさんの種類の春の花が見られて楽しかった。


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コメント (7)
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