5月3日 続き
宿根木を出たら青くきれいな真野湾を離れ、また島を横断する。
するとガイド氏が田んぼの上を飛ぶトキを発見。
遠いのでちらりと羽の裏の朱鷺色が見えただけだが、実は妙宣寺でもカラスがつぶれたような鳴き声が聞こえていて、現在は野生で500羽ぐらいいるらしい。
両津の近くまで戻り、やってきたのはトキの森公園。
まずは資料展示室に入ると最後の純日本産トキだったキンちゃんの剥製が。
園内にはキンのための石碑まである。
資料室の外には繁殖のためのケージがたくさんあるが、遠すぎてトキの姿は良く見えず。
そのため抱卵中の姿をライブで流している。
花壇の石や牛乳のパッケージまでトキ押しの園内を歩き、次はトキふれあいプラザという施設へ。
中の広いケージは自然環境に近く設えられ、ここにつがいが一組だけいて
一羽が巣で抱卵しているのを見ているともう一羽がやってきて選手交代。
一羽は木の上から降りてすぐ近くまで来てくれた。
繁殖期のトキは体から出る黒い粉を上半身に塗るので半分灰色。繁殖期が終わると白くなるのだが、オスとメスの外観上の違いはほとんどないのだそうだ。
トキを近くで見られて満足して、これで佐渡の観光は終了。
ここで4日間お世話になったガイド氏とはお別れ。
時間がたっぷりあるのでターミナル内の食堂でお昼。
と言っても選択肢はあまりなくて、海草そばをいただく。
このターミナル内は食堂よりもお土産売り場が充実しているので最後の買い物をして
ジェットフォイルに乗り込むとこの日はほぼ満席。
帰路も穏やかな海で無事に新潟港に到着、ここでツアーは解散した。
佐渡の戦利品はいつも通り消え物一色。
金山では小判(のチョコ)を購入。農産物直売所で買った「かきリン」は半生の干し柿でかなりいける。 ターミナルでクロモジのお茶や柿餅を買って
新潟の駅でも時間があったのでおやつを物色。
駅ビルCoCoLoで買った生キャラメルとチョコレートの羊羹がおいしくておすすめ。
大きな佐渡島をほぼ一周できて、今回の旅は充実していた。
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