文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

書評:彼女はろくろ首(1)

2016-11-23 09:49:52 | 書評:その他
彼女はろくろ首(1) (週刊少年マガジンコミックス)
クリエーター情報なし
講談社

・二駅ずい

 これはかなり変な漫画だ。なにしろヒロインの特性がろくろ首というのだから。ヒロインは、鹿井なつきというかわいらしい女子高生。マンションの隣の部屋に住む、幼馴染で同級生の宮間一樹のことがとても気になっているのだが、彼女には人とは違うところがある。首がにょろにょろと伸びてしまうろくろ首なのだ。

 このなつき、授業中寝ぼけては首が伸びたり、びっくりして首が伸びたりと、ろくろ首特性丸出しなのだが、周りは、それに驚くようなこともなく普通に受け入れているのがなんとも面白い。一樹にしても、ろくろ首特性をネタになつきをいじっているようなところもある。なんやかやといいながら、一樹の方も、なつきのことを気にしている感じだ。

 出だしは、ホラー漫画のような感じだったが、この作品は、実際にはそんな二人が繰り広げるラブコメだ。ろくろ首だけど、純情でちょっとぐーたらななつきがとっても可愛い。

☆☆☆☆

※本記事は、「風竜胆の書評」に掲載したものです。
コメント
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