マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

DD51重連「北斗星」(旧塗装時代)

2007-04-18 01:35:29 | ブルートレイン:機関車・客車
こんばんわ。

今日も帰りが遅くなって、こんな時間の更新になってしまいましたが、眠さを抑えて更新いたします。

今日は旧塗装時代のDD51重連が牽く「北斗星」をお届けいたします。

昭和63年、青函連絡船が惜しまれつつ廃止になると、北海道連絡特急として「北斗星」が3往復設定され、寝台特急衰退の時代に明るい話題となりました。
東北地方の寝台列車は、特急・急行を問わず、交流区間を交流専用の機関車が牽引していましたが、一部の貨物でしか見られなかったEF81が、直流区間からスルーで運転されるようになります。
一方、青函トンネルをくぐり函館へ到着すると、ご存知のとおり函館本線は非電化区間となっているため、DD51が牽引の任に当たっているのは現状でも変わりありません。同線内は、室蘭本線、千歳線を含めて、北海道随一の高速度区間であり、客車列車とはいえスピード確保の必要性から、「北斗星」の運転当初より重連が組まれています。
そして、現在は「北斗星色」とよばれる専用塗装のDD51が重連で牽引している「北斗星」も、運転開始当初は一般色のDD51が牽引していました。

一般色のDD51が、重連で、そして定期列車で運転されているのは「北斗星」が唯一でしたので、そんな魅力にひかれ、早速写真を撮りに行くことになりました。


撮影は、すべて昭和63年6月24日、函館本線 長和~有珠間です。

下り北斗星1号  重連機関車次位にスハフ14を連結

下り1号は、函館発の1番特急として、早朝発にも拘らず立席利用ができるようになっていました。しかし、「北斗星」の人気と時間帯の兼ね合いもあり、寝台車の座席利用では無理があったため、函館から1両を増結することにより対応していました。
増結の際のサービス電源確保の関係から、スハフ14又はスハネフ14が限定で使用されました。


下り3号

この時は徒歩での撮影で、歩いて撮影場所を探しているうちに時間がなくなってしまい、超安直な写真となってしまいました。


下り5号 食堂車は?

北海道らしさを表現するため、大俯瞰できる場所をセッティング。風景は良かったのですが、肝心の「北斗星」が小さくなりすぎてしまいました。長大な寝台特急でも、北海道の風景の中では短く見えてしまいます。
今まで気が付かなかったのですが、よく見ると食堂車が連結されていないようです。改造が間に合わなかったのでしょうか。


北海道はDD51の宝庫でしたので、各線で撮影をしてきましたが、JR貨物の試験塗装などで刻々と変化し、JR北海道も「北斗星色」化も実施されるようになりました。そして、次の平成2年に「北斗星」を撮影に行ったときは、塗装変更が既に完了しており、旧塗装のDD51重連「北斗星」はこの撮影のときだけの貴重な思い出となりました。
コメント (2)
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