今朝から、えらい雨。
大雨で被害が出ているところもあるようだ。
昨日は、ダンスパーティを主催している会の、懇親会に顔を出した。
いつもお世話になっている会、人々だったが、声をかけられ、飛び入り参加。
軽い気持ちで参加してからわかったのだが、
主要メンバーの、年に一度の会だったようで、わたし、こんな会に顔を出してていいのかな~と、ちょっと思ったけれど。
声をかけてくれた人は、わたしをこの会に引き込もうという魂胆があるらしい。
メンバーになると、あれこれ、常時、いっぱい用事、負担を抱えることになる。
毎回、パーティ主催者は、音響設備(機器)から、看板から、冷涼器具、会計、飲食物を用意し、
それらすべてを大きなワンボックスカーで搬入するが、目いっぱい積み込む量は、かなりなもの。
天井までぎっしり詰め込むためには、積み込む荷物の大きさや重さに順序があり、適当に積むと、入りきらなくなる。
車に荷物を入れ、自宅か、駐車場から持ち込み、会場の外で荷物をおろし、搬入、用意、使用し、
その後、また車まで持ち運び、さらに自宅か、駐車場へ。
力仕事だ。
強い雨の日は、荷物も人も、びしょぬれになる。
ほんの少しでも荷物を引き上げる時間がオーバーすると、罰金をとられるそうだ。
それと同時に、会場の倉庫に、常備、収納されている椅子を出して準備し、終了後、片付ける。
それが一週間に2~3回もとなると、大勢のスタッフの手がいる。
そんなに拘束、束縛される、なかばボランティア的なことをする余裕は、今のわたしにはない。
好きな曜日、時間に、お客さんとしてお邪魔するのが一番、気楽だ。
運営されている側は、たいへんだと思う。
よほど、ポリシー、信念がないと、できないだろう。
「こんな年齢にもなると、自分のダンスの伸びしろは、もう限度で、後は、ただ下降するだけなので、せめて、みんなの役に立ちたい」
そう、スタッフのひとりが、おっしゃっていた。
運営的にも厳しいようで、会場施設使用料が高く、いま、赤字になる恐れが出ているらしい。
入場料を値上げしないとやっていけなくなるとかで、値上げすると、お客さんが減る恐れもある。
なにごとも、人、カネが、不可欠だ。
ボールルーム・ダンス(社交ダンス)と一口に言っても、奥が深い。
パーティを活動の中心とするパーティ・ダンスと、競技で上位を目指す競技ダンスがある。
その二つは、似ていて非なるもの。
競技をリタイアして、パーティで、適当に遊ぶことはできるが、
パーティから競技へは、別にレッスンや練習を積まなければ、そのままでは行けない。
(ただし、レベルの低い級は、間口が広く、難易度が低く、
あまり上手でなくても、ちょっとした最低限度のテクニックで、いともカンタンに取れる)
パーティは、その場を楽しむ享楽的なもので、
かたや競技は公平な目、基準で競い、力量がはっきりわかるもの。
パーティダンスが出来ても、そのままでは競技ダンスは出来ないが、競技ダンスが出来るとパーティダンスは出来る。
パーティダンスは、無資格ダンス、で、競技ダンスは、有資格ダンスみたいなもの。
原産地が、わからない、ノーブランド品と、原産地が、はっきりしているブランド品みたいなもの。
ただし、ノーブランド品にも、質のいいものもあるし、ブランド品でも、ランクの低いものもある。
憂さ晴らし、楽しみ、社交、運動に、パーティで楽しむのも、いいだろうし、
上を目指す(目指せる)人は、競技で頑張ればいい。
お互い、同じ場に居合わせることは、あることもある。
パーティ会場を練習の場として利用する競技ペアが、会場狭しと踊っている場合があるが、
ふつうのパーティダンスとは違う、競技ダンスは、目を引く。
かつて、わたしは、自分が超・初心者のヘタ・ダンスだった頃、
同じ会場で、あてつけがましく競技ダンスを派手に踊られると、
「ヘタなひとが、和気藹々と楽しんでいる、こんなところで、レベルの高いダンスを踊るなよ」と、
ヘタ同士の場の雰囲気が壊れ、嫌な気がしていた。
(自分がヘタなのを棚にあげて)
というか、持たなくてもいい劣等感を無理やり持たされるようで、
バカにされているようで、強制的に卑屈にさせられているような気がした。
彼らは、競技用の特別な訓練、レッスンを日々、積んでいるのだから、
普通の一般人とは、同じではなくて当たり前なのだが。
これに、加えて、デモやメダルテストもある。
メダルテストは、派手さはなく、見栄えよりも、ちゃんとルール通りに踊れているか客観的な目で見て判定するもの。
これは、他と競うものではない。
デモは、お仲間同士が集う、公民館レベルのものも、超高級ホテルでの、べらぼうにお高いものも、
ピンからキリまである。
先生への謝礼、発表会パーティ招待券ノルマ、豪華ドレス、・・・お金は、かけたらキリがない。
しかも、年中行事のように、年に2回ほどデモがあり、毎回、デモに出る人もいる。
その、ピンのほうの方々は、あまりパーティには顔を出さない。
習っているフォームが崩れるのが嫌なのか、はたまた、下々の者たちとは、席を同じくしたくないのか。
滅菌室で手厚く人工育成されているので、バイ菌が、移ったら困るからか??
ダンスにも、いろいろ、だ。
パーティには、いろんな人が来ておもしろい。
へんな人、へたな人、教え魔、・・・けっこう、慣れた。
バイ菌、雑菌、なんでもこい、だ。
わたしは、パーティに来て、そこで踊っている人に教えてもらおうと企んでいると、思われるのか、
「レッスンを受けているの?」と聞かれて、「はい」と答えると、けげんな顔をされることもある。
「レッスンを受けていない」という答えを期待しているように感じる。
レッスン料を払うお金がなくて、レッスン料よりはるかにお安く、長く踊れる、パーティに来ている、と思う男性もいるようだ。
あるいは、なんでレッスンを受けるのか、意味がわからない人もいる。
楽しく踊れば、それでいいじゃないかと。
上手くなりたい、向上したい、という想いは、時として理解してもらえないこともあるようで、
わたしとしては、それのほうが、驚いている。
年齢の違いによる、身体的(からだが思い通りに動かない)、精神的(やっても、無理、無駄)な違いか???
いずれ、わたしにも訪れる道だろう。
踊りたくない人への断り方は、まだ慣れていないが、
相手に嫌な思いをさせない断り方を昨日、会の主催者さんに教えてもらった。
どんな人にも合わせて踊るのも、まあまあできるようになった。
あとは、お上手な人が踊ってくれるのを待つばかり・・・。
(ルール違反ではあるが、女性から声をかけても、男性は決して悪い気はしないそうだ)
それが、なかなかヒットせず、難しい・・・
最近、ぼちぼち、上手な教え魔が踊ってくれることもあるが。
上手な教え魔は、わたしが、団体レッスン、個人レッスンを両方、受けているというと、けっこう、燃えるようだ。
ちょっと先にいっている優越感をくすぐられるのだろうか。
とりあえず、望みはひとつ・・・上手になりたい。
それだけだ。