ブログ休養宣言(夏休み・期間限定)をされた、ご近所ブロガーさんがいる。
わたしも、そうしたいかも知れないが、無理。
毎日、ついつい、禁断のフタをあけてしまう。
パソコンの電源を入れてしまう。
パソコンがないところでは、ケータイで、ブログをチェックしてしまう。
ケータイで入力する気持ちはないが、見るだけ、ブログをのぞくこともある。
昨年、秋、わざわざパリに一人旅までしたのも、その行動源のひとつは、パリでブログを更新したいためだったのかも知れない。
パリのあれこれを紹介せずに、自室に引きこもって、パンをかじりながら、ちまちまと、iPadをいじっていた。
うまくつながらないときは、
近くのイタリアンスタイルのカフェに行って(せっかくのパリなのに、なぜ、わざわざイタリアン?)、ブログを更新した。
なんのためのパリ?
自分をアウトプットする手段は、霊界とつながるイタコみたいに、ネットなのか?
それも、なんだか哀しいような気がした。
で、今までのこのブログ、記念に紙に出力(製本)しようかと考えた。
旅の写真もあるし、1冊だけ、自分の分だけ、こっそり作ろうかなあと。
ただし、わたしが、退院の見込みのない長期入院や、老人ケア施設への入所などの折、
あの世に行くすこし前、家族がその本を発見したら、ぱらぱらと、ちょっとだけ見て、きっと、うんざりすることだろう。
読むのも面倒だし、嫌なことが突然書かれていたら、気分が悪いし、焼いてしまうのも、こころ痛いから、
「ブログ本を棺おけに入れて、わたしといっしょに焼いてちょうだい」って、遺言を残そうかな。
とりあえず、紙(製本)にしたら、このブログを閉じてもいいわけだし。
わたしは、ご近所ブログのみなさんのように、それまでのブログを閉鎖して、次から次からと、新しいブログを立ち上げる気がしない。
わたしも、実は、去年に旅ブログ、今年に小説ブログを次から次から立ち上げたが、
この蝶ブログは、引き続きまだ、しつっこく続けている。
(小説ブログは、ある日、突然、なんの前触れもなく閉鎖している可能性はある・・・。根性なし)
ま、例外はさておき、(小説ブログをさっそく例外にしようとしているのか・・・?)
なんでも、かんでも、わたしは、長く続けてしまうのだ。
中学の時から延々と綴った学生時代の日記を、最近、実家の母からもらってきたが、読む勇気がない。
台所の、パントリーの奥に、何冊もかためて、ほうりこんだままだ。
なんで、場所が台所なのか、よくわからないが。
蝶ブログ・・・製本して、いちど、やめてみようか・・・閉店、閉鎖。
そうすると、蝶のかわりに、新しく次に立ち上げたブログでは、まったく、新しい自分になれる。
新しい自分になりたいのか?
いったい、ブログに何を求めているのだろう。
そろそろ、これまでの自分と決別したいのか?