蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

こころの病

2023-06-11 | 子育て
自分ではどうすることも出来ない、自分の気力について、ある方(裕さん)のブログを読んで、あ、これだ!!と腑に落ちた。
双極Ⅱ型障害!

こころの病気なのだ!!
なんだかとても気持ちが落ち着いた。スッキリした。

幼い頃から、悩まされていた。
やる気が出ない。
やる気を出したわけでもないのに、ある時、いきなり(良い)結果が出る。
逆もある。
MAX火を噴いて頑張り続けているのに、「やる気がない、さぼっている」と見なされ、ますます、ハッパをかけられる。
自分の熱量や努力と、評価される時期や内容のギャップが激しく、評価そのものに対して疑心暗鬼に陥っている。
気持ちとズレが生じている。

躁鬱症なんだわ、これ。
静かな、他人を巻き込まない躁鬱症。
自分ではコントロール出来ない自分の何かに操られる。


子供の頃から、母のヒステリー症状にはかなり悩まされた。
1日も早く家を出たい、そう思っていたのは、このヒステリーのせいだったのではないかと推測する。
母のヒステリーは、わたしの神経が蝕まれるほどだと感じた。
小学校では成績がパッとしないこともあり、担任の先生が成績優秀生徒を可愛がっているような気がして被害者意識が芽生えた。
わたしのやる気のなさと、結果について、強烈に圧力をかけてきた。
その後、成績は上がったが、頑張りと成績には合点がいかず、大人は信用出来ない、と大人を避ける子供だった。
わたしは、無表情で、自分の感情や意思を外に表さない子供になり、そのまま大人になった。

わたしの子供達にも無意識でこころを傷つける態度で接していたら、後悔してもしきれない。
済んでしまったこと、もうやり直せないので、子供達は自力で経験を通して治癒し「欠け」を治して欲しい。
わたしがそうしてきたように。(まだ完結していない、未熟なままだけど)


ちなみに、セルフ カウンセリングは効果的だと感じる。
昔の母から受けたこころの傷を文章にして書いていたら、自然に涙がこぼれた。
自浄作用?
自分の傷を自分で治す、一種の癒し。
自分で自分の傷を舐める。

他者が精神がおかしくなっている間は、まともに寄り添わないのが良い。
寄り添うと巻き込まれる。
じっと(他の関係ないことでも考えて)狂気の嵐が去るのを待つのが良い。
と、強くそう思う。
これは、わたしの経験から私流対処法。


昨夜、長女一家が夕食にやってきた。
一番下孫が眠くなり寝かしたのだが、1〜2時間ぐらい寝て、起きてからがグズリまくりで、強烈にわたしの神経に障った。
ずーっとずーっと長い間、泣き続け、パパ、ママが交替であやしたり宥(なだ)めたり、よしよし、泣かないで、いい子いい子、と、抱っこしたり、抱っこしたまま歩き回ったり、何かを食べさせようとしたり、、、ご機嫌を取っていた。
3歳って、こんなかんじだった?
わたしは、アタマに釘をガンガン何本も打ちつけられるかのごとく、ギャンギャン泣く孫がうるさくて、むかついて、どうしようもなかった。
口では「親って、偉いねえ、こんなに泣かれて大変やね」と労いつつ、
こころの中では精神のブレはMAXに達し「はやく、家に帰れ!!!」と思った。
娘婿に「もし、この子が7人きょうだいの4番目だったら、どうしてるでしょうね?
誰が機嫌を取って宥めてくれるんでしょう?」と言った。
娘婿は無言で、あやしていた。

わたしは、3人の子供を育てた経験がありながら、毎度、あの、子供の狂気に触れると、こちらの狂気スイッチがオンになる。
だが、幼児相手にまともにキレて怒ったりしているところを知られたくない。
大人気ないから。
祖母が孫にキレていては、話にならない。
自分の未熟な部分、欠陥をさらしているようなものだ。
本当に自分では抑えられないぐらいマイナス神経が暴走する。
老化で益々凶暴になり暴走しているのか?
頭を掻きむしるぐらい、イライラ苦痛。
泣き声は、こちらの理性を吹き飛ばす。が、必死で耐える。
爆発させたら、自分の評価を下げる。
忍耐と理性でギリギリまで耐える。
子供虐待は、この線を越えるのだろう。
すっと越えられる、境界がほぼない、すぐ目の前の線。

後から聞いたら、眠かったらしい。
わたしが子育て中に得た答えと同じ。
子供がわけがわからないほど、手に余る、始末に困る、どうしようもない時は、眠い時。
何度も何度もそれを経験する度に、初めて接したように悩み、狂い、神経が乱されるのだが、眠かったようだという原因を知り、度々の前例で嫌というほどわかっているのに、同じことを繰り返し、学習能力がない。
子供が制御不能になる、その度にわたしも狂っていた。
子育てはそれの繰り返しだ。
そんな経験を積んでいるにも関わらず、またまた孫と同時に狂う。
痛いことに慣れることは決してなく、痛いと感じる痛みは、いつ痛い目に遭っても痛い。
それとも、いまだにキンキン乱されるのは、わたしだけだろうか。

ご機嫌が治って、まるで何ごともなかったように別人になって、ニコニコしている孫を見て、ああ良かった、というよりは、ため息が出る。
陣痛と同じ。
耐えていれば、やがて止む。
世の中の親は皆んな経験していることだが、時間が経つと忘れるようだ。