蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

毒、どうすればいい?

2023-06-21 | ブログ
ブログというものは、読んだ後、活力を得たり、共感したり、爽やかだったりしたほうが良い。
わたしの蝶ブログの場合、役には立たないものの、そういう明るいプラス面もあるが、逆に、暗いマイナス面もある。
そのマイナス面を吐露すると、自分はスッキリするだろうけれど、読む側は、嫌な読後感になる。

マイナス面はひたすら隠して(書かないで)、良い面だけを、皆さんのために(自分のために)書く、、、ことはあるだろう。
わたしは、そのジレンマに陥る。

別SNSで、いつもご自分が活躍した輝かしいことを意気揚々と書く人がいる。
そんな人が、投稿が長らくご無沙汰だと思っていると、沈黙を破ってまた書き始める。
前にも増して弾けたような内容。
メリハリがすごい。
落ち込んでいる時や上手く行っていない時は、一切、投稿しないパターン。
投稿時は、一種の躁状態。
いろんな人がいる。

わたしは、マイナス人間。
自分の内面に関して暗い陰湿なことを書くと、やたら目が輝く。
逆に自分を良いように書くと、嘘っぽくて居場所がない気になる。
自虐派。

以前は不平不満をブログにぶつけて吐き出していた。
が、よい年齢になると、なんだかみっともないような、周りを気にするようになってきた。
とは言え、まだ、マイナス内容を書くと、目がギンギラ。
ではあるが、その負の部分の表現、文章を消したりしている。
取り繕っているわけだ。
自分で言うのもヘンだが、わたしは取り繕うと自分らしさがゼロになる。
加齢で、落ち着き知恵がつくと、自分に対する評価が気になるのだろうか。
余計なものが削ぎ落とされるのはカッコイイが、そうではなく、なんだかゴミを誤魔化して見えないところに追いやっているような気分。
かと言って、痛々しく剥き出しは嫌。
そういうお年頃だろうか。
「丸くなる」のは、「歳を取る」ということか。


ちなみに、昨日の記事。
「(リタイア後の)皆さん、何をしているのだろう?」への自問自答。
わたしが出かける時間帯が中途半端なため、わたしと同年代の人々と出くわさないのではないかと、ふと思った。
お稽古やカルチャーセンター、スポーツにしても、午前に終えるのではないかと。
スタートがもっと早い時刻だと想像する。

スポーツマンの知人がいるが、こんなにパートナーが活発で動き回っていると、奥さんはどうしているのだろう?一緒に動き回っているのだろうか?と、ちょっと思った。
で、聞いてみた。
答えは「妻は絵を描いてます」。
なるほど。
創作活動は時間が無限。アタマ活性化にも効果的。
身体は動かさなくても、精神は研ぎ澄まされ、時には血湧き肉踊る。

暮らし方、ライフスタイルは、都市部と地方、農村部でも異なる。
個人事情によっても異なる。

わたしは、怠け者の権化、スポーツ嫌いなので、身体は動かさない。(ダンス以外は)
ウォーキングやハイキングはまだしも、登山は苦痛。
キャンプなど、アウトドアが大の苦手。虫が嫌い。
軟弱、ひ弱な街人間。
農業や漁業、林業、畜産業には就けない。
全天候型で空調が整った空間が快適。
ではあるものの、屋外に出るのは、気候の良い時季、春と秋だけなんて、限られ過ぎている。
旅行もベストシーズンがあり大人気だが。
皆さん、考えることは同じ。


旅行にもそれぞれ好みがあるようだ。
個人旅行派と、団体旅行派。
ベルトコンベヤーに乗せられ、見どころに連れて行ってくれ、美味しいものを口に運んでくれる。
楽して、良いとこ取り。
無計画派もある。
行き当たりばったり。
本人が好きなテイストを選べば良い。
他人が口出しすることではない。

電車の時刻表を眺めているだけで、ワクワクする人もいる。
逆に、考えたり手配するのに、うんざりする人もいる。
旅に行って終えてから、長い間、記憶の中で楽しむ人もいる。
団体旅行の帰りのバスの中で、次の申し込む旅行先を考えている人もいる。
各人、自分に合った方法で楽しむのが良い。

わたしは、ベルトコンベヤーを通り越して、鵜飼の鵜。
どこの何かもわからず行って丸呑み後、後からゆっくり溶かして紐解く。
逆に構想し始めてから何年も熟考を重ねるケースもある。
長さ時間別に、長・中・短期で予定を立てる。
と言ってもまだ何にも考えてなくて構想は白紙。
そのうち、暑いだの寒いだのグズグズしているうちに面倒になり、やがて、身体が動かなくなる。
しかし、焦って追い立てられるように行動するのではなく、成り行きにまかせよう。

今日もいつものルーティン。
何ごとも無い、静かで平和な1日。
このまま、歳を重ねていく。

20年後にはもっと毒のない、徳のある話が書けるだろうか。
わたしの場合、「徳」より「得(私利私欲)」かも知れない。