わたしが(勝手に)師と仰ぐ、FIREブロガーさん。
坐禅の修行に行かれた。
その報告記事がめちゃくちゃ面白い。
ブハッ、ワッハッハと、声をあげて笑っている。
自宅で読んでいて良かった。
自宅以外なら、よくいる変な独り言シニア。
一人笑い。
坐禅中には、雑念をもってはいけない。
例えば、ウグイスの鳴き声が聞こえても、「ウグイスの鳴き声がする」だけしか思ってはいけない。
今日は2羽かな、だとか、声の大きい小さい、だとか、もうそんな季節か、だとか、音楽のようだ、とか、子供の頃を思い出すなあ、だとか、そんなことは一切思ってはいけない。
最初の客観的状況の認知のみ。
早く終わらないかな、とか、晩御飯は何かな、などとは、もってのほか。
隣の人の鼻の鳴る音が気になってしかたなかった、と、FIREブロガーさん。
初日だから、仕方ない。
いーち、にー、と、無心で数を数えるのだそうだ。
わたしなら間違いなく寝落ちしている。
目をつぶったまま寝ている。
はっと起きたり、また寝たり。
自分ではコントロールできない。
ではあるが、はい、終了です、の合図には反応することだろう。(そうありたい)
終わりなのにいつまでま座っている場合は、足が痺れて動けないか、熟睡しているか。
ひょっとして、熟睡している可能性はある。
わたしのことだ。
なんでもあり得る。
このFIREブロガーさん、お笑い系作家になれる。
真面目に書いているのか、狙っているのか、絶妙なユーモアセンスは、抱腹絶倒。
超真面目な人の超真面目ぶりは、笑いに通じる。
不真面目な、おちゃらけな人より、ずっとずっと面白い。
前職は、すごく真面目で難しいお仕事をされていた。
まだ50代とお若いため、頭が柔軟。
目の前に繰り広げられるおかしな様子も、一生懸命考えを巡らせて、ああでもない、こうでもないと仮説を立てて理解しようとする。
勉強や特殊な分野は得意でも、肉体労務作業(掃除や草刈り)はやった経験がなく自信がなくても、「効率や結果を求められているのではなく、自分が精一杯頑張る、取り組むことに意義があります」と説明されると、俄然やる気が出るあたり、なかなか前向きな明るい人だ。
今更そんなことが出来るか!というのではなく、謙虚な姿勢は気持ちが良い。
なにしろ瑞々しくて年齢性別を超えて、面白い。
いくつになっても未知のことへ挑戦したり、深掘りしたりするのは、新鮮で、発見がある。
明日も坐禅道場の報告記事を楽しみにしている。