親と同居している人って、尊敬する。
我が家の両隣は、親の家に、子供一家が同居している。
3軒隣の家も、小学1年ぐらいの子が、つい先日、家に入るのを見かけた。
同じ町内にも、三男一家と同居されているSさんご夫婦がおられる。
娘の子供たちをまとめて面倒見ているかんじの、お隣の元気グランマさん。
娘婿の存在気配は、いっさい伝わってこないが、
こういう娘一家で、お婿さんはマスオさんなら、まだしも、息子の嫁と同居って、たいへんだろう。
奥さんが働いていて、おばあちゃんが孫の世話ヘルプをするパターンが多い。
もう一方の隣家が、こういう息子一家との同居なのだが、
想像するに、おばあちゃんの居室と、息子一家は、廊下を隔てて、少し離れた部屋になっている。
かつては、姑、夫、子供たちと住んでいた家に、今は、一人なので、一人で住むよりも、賑やかでいいんだろう。
また、Sさんのように、上の階と下の階での完全分離世帯住宅にして、光熱費も別々、
ほとんどノータッチのケースもある。
子供一家と同居するため、増改築したりする家が、あちこちに見られるようになった。
ただし、わたしの知っている限りでは、片方の親(おじいちゃん)は亡くなっている。
顔を合わせる時間のずれ、空間のずれ、
そういうのをうまく利用した同居は、そこそこ合理的のようだ。
問題は、限られたスペースでの同居。
これは、顔を突き合せるし、家事など分担といっても、やることが少ないだろうし、
やり方も違うだろうし、もし、主婦が二人とも働いていなければ、
お互いに至近距離で近すぎて目に付くので、イザコザが起こりやすいだろう。
田舎のやたら広い家なら、問題はないが、
別のところに問題がある。
職場から遠すぎて、通勤に不向きだ。
通えば通えなくもないが、そこまで身をすり減らして、時間を削って通う、住む意味があるのか。
仕事を優先できる環境を整えたいと願う。
また、子育てにおいても、環境は大事だ。
自分と同じような考えを持った人が集まる環境に身を置くのが、
いちばん自然体で子供を育てられる。
子供にとっても、親にとっても、環境は欠かせない重要なポイントだ。
親はあくまでも黒衣(くろご)のごとく、子供たちを縁の下から支えるサポートが望ましい。
しゃしゃり出るのも、甘やかすのもよくない。
もちろん、足を引っ張るのはよくない。
手かせ足かせになって、子供の重荷になってはいけない。
なにかの時に、お互いにサポートし合える、そんな位置関係が理想。
一方的に寄りかかったり、寄りかかられたり、べったりは、よろしくない。
時期や状況により、臨機応変に役割を交代できればいい。
お互いの距離感は、住居や生活だけでなく、こころの距離感も大事だ。
そのためには、お互いに、自立していなければならない。
自立は、すぐにできるものでもないし、ずっといつまでも自立を継続できるものでもない。
お互い、こころの支え、最後の砦ぐらいにかまえて、
できるだけ、できるところまで頑張っていきたいものだ。
孫(ベビー)、子供(社会人)、自分(シニア)、親(高齢者)、・・・・
支えたり、支えられたり、の、ちょうど自分は中間にあって、
軸足を決め、どこにでもフットワーク軽く動けるように、スタンバイしたいものである。
・・・と理想を書きつつ、
(あくまでの理想。理想はどんなダメな人でも、誰でも言うことができる)
これは、まだ育児サポートや、介護が本格的に始まっていないから、
できもしない、うわっすべりなことを言っているだけで、
実際、幕が切って落とされたら、いちばん自分が、みんなからのサポートが必要になったりして・・・。
足が痛いだの、どこやらが悪いだの・・・
孫や老親からヘルプの要請を受けても、すぐには動けず、
持病を悪化させて、まだ、なにもお手伝いもしてなくて役にも立ってないのに、
みんなの足手まといになる可能性は、・・・充分ある。