不良って面白い。
朝の連ドラ、お目目きらきら清純派カワイ子ちゃんが、いきなりブリーチ不良になって出てきた。
不良の特徴がよく出ていて、演技の勉強、スタイリストの勉強、行動心理学の勉強になった。
服装、ヘアスタイル、持ち物、姿勢、歩き方、しぐさ、表情、・・・。
あんなかんじの子、いるいるいるいる。
かつてのバイト先にも、こんな子がいた。
中途半端な田舎(関西)から出てきて、ヒールみたいなサンダルみたいなのを引っ掛けて、
仕事はオカタイ仕事だった。
が・・・わたしは、あの子は、もう、あの職業は続けていないと思う。
仕事より、異性に興味を示すタイプ。
先天的なニオイを感じ、夜の商売に向いている。
彼女と同郷の、同じく、中途半端な田舎から出てきていた女の子が、もうひとり、同期でいた。
彼女は、ものすごく真面目で、一人っ子、跡取り娘さんだった。
同じ高校出身なのだが、こんなに違う?というかんじ。
ただし、地方色、年齢は同じ。
職業とか、不良とかとは関係ない面で、
わたしは、その不良テイストの女の子がキライだった。
わたしは、生理的に受け付けない。
たんに、嗜好の問題だ。
が、ついでに言えば、彼女の今後の生き方も充分予想できた。
類は友を呼ぶ。
同類が集まる。おなじニオイ。
わたしは、どちらかというと、汚いものよりも美しいものが好きで、
だらしないものよりも、きちんとしたものが好きだ。
向上心のない、拗ねたよう生き方よりも、目標を持った生き方が好きだ。
醜悪なものや、嘘や偽善、そういうものは人間には内包されていると思うが、
自分に限ってそんなことは決してないと、自覚していない、気付いていない人は、
「自分は純粋だ」と思っているだろうが、それもまた、同じぐらい醜悪だ。
こころが醜悪だからといって、格好、体裁、見かけまで不良になってもカッコよくない。
ダサダサだ。
同じ不良っぽい格好をしたいなら、カッコイイ不良を目指してほしい。
でも、「自称・不良」という人がいる。
自分で言っている段階で、もうアウト。
ださだださチャンピオン。
マニュアル小僧のように、絵に描いたような不良の格好をしている子、人は、
同類が同じような格好をしているから影響を受けたのだろう。
わたしは、まえに仕事で担当していた、とある(怪しげな)企業のオーナー社長から
「髪を金髪にしたら?」と何回か言われたが、無視した。
なんで、わたしが、そんな人の言うことを聞かなければならない?
やれやれと言われる度に、「そうですね~」と口先のみ同意。
ぜんぜん、そんな動きを見せなかった。
金髪のほうが意外に似合う人もいるが、わたしは、こころが動かなかった。
日本人で金髪なんて、おかしい。
そもそも金髪は、太陽の光りが充分当たらない場所に住んでいる人種が、
長い間かかって、そうなった経緯がある。
強力な太陽が長時間、当たらないせいで、色が白く、目が黒くない。
メラニン色素の関係うんぬん。
なので、わたしは、自然の摂理で、金髪にはならない。
意図して金髪にもしない。
日本人の特徴のひとつ、・・・薄くのっぺり、目が細く、肌は黄土色っぽく、・・・
で、金髪じゃあ似合わない。
あえて、わざと、
「はずす」「壊す」「崩す」「見た目を悪くする」「調和を乱す」「醜悪なものを取り入れる」
という美的アプローチも、アリだが、わたしはチョイスしなかった。
前衛芸術家には、絶対に向いていないタイプ。
ただでさえ、ゴワゴワなのに、これ以上、ブリーチして髪が傷むのが嫌、というのもある。
と、あと、典型不良ファッションについて、いくつか書きたい。
が、時間がないので、ここでやむなく終了。