都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

京都の看板条例の効果:ウイングス京都の前の張物と飲食店の幟、自販機は良いのか

2014-06-27 05:52:21 | 都市計画
 京都の看板条例は効果があり、大手の企業、銀行、ラーメン・チェーンなど、看板の小型化、色の淡色化などの実績が京都のコミュニティ新聞にあった。道理でラーメン横綱の看板が変わった訳だ。

 御射山公園横のウイングス京都はもと京都商工銀行の保存建築であり1996年に都市景観賞
建築部門(京都市)を受賞している。その建築に「図書館が開いています」などの張物を入口のガラスに貼っている。入口の横に立つ石の柱の横には赤い自販機を置いている。さらに、お昼にはランチの幟が2本建つ。景観に配慮している建築の利用が、まったく景観重視ではない。京都市の景観政策の陥穽とも言うべき状況が放置されている。

 目先の集客や収益に走り、景観という長期的利益を阻害している事例だ。(是非、全国の都市計画の学生などにも見せたいものだ)

 景観に良いものを作っても、使い方に配慮がないと生かされない
コメント
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