連休に水郷の近江八幡探訪を思いつく。JRの新快速で京都から40分と早くて安い。駅の案内所で地図をもらって出発する。
水郷巡りの船旅は11時とあったが、駅からバスに乗り(260円)、降りてすぐに順番を。8人で乗り、2,160円で80分は安い。船頭の櫓さばきは静かでゆったり、左右に 右が男、左に女、左に船頭でバランスが取れる。遅い乗り物は偉大だ。目に染みる緑、田んぼの掻き均しで濁った水が残念だが、土手の躑躅が咲き誇る。
県鳥のカイツブリ( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%84%E3%83%96%E3%83%AA )があちこちに。水辺にはヨシキリ、ヒシ、真菰(まこも(竹))など面白い。ヨシを刈り取る時の下駄や焼く手入れが船頭から披露。手入れがないと水路もヨシでふさがれるとのこと。
遠景の山々は、下が竹で「竹の秋」の黄色がそよぐ。新芽の息吹を感じる黄緑・緑・茶緑など春の活力の色と青い空。ゆったりと吹く風が心地よい。
手漕ぎの船の80分は快適で楽しい。水辺の安らぎとゆらゆらの時間、低い視点からの風景。今度は、秋の紅葉もと愚妻と盛り上がる。
日牟禮八幡宮の たねや での昼食を楽しみ、八幡山を古いロープーウエイ(往復880円)で、城址は危なそうな石垣、展望台からは平たい琵琶湖の水田が一望、オランダの干拓を思い出す。市内は和風の屋根で瓦葺が多い。条例でもあるのだろうか。(調べたがなさそうだ)
八幡堀は見もの。水辺のたたずまいが良い。かつての繁栄に思いを馳せる。大坂の堂島や北浜の賑わいのようなものだったのだろうか。堀沿いに蔵が少ない。近くには近江商人の街並みが保存され、頑丈な扉が商家の証。資料館が多く、ロープーウエイとのまとめたチケットがあるのに気が付くが後の祭り。駅の案内所で「如何ですか?」と売るべきだろう。ついでにバスも入れると良いな。
街角に肉屋が多く、コロッケやメンチカツを売っているが、連日連夜の暴飲暴食のため控えていたら愚妻に驚かれた。
愚妻の要望で、きてかーな市場へ。新鮮野菜と滋賀の名産を両手一杯に買う、駅まで2kmの帰り道が長いがぷらぷら歩く。
JRで帰洛は快適