気が付いたら八百一本館のクリスマス・ツリーが灯る
十数年前竣工のマンションで窓がフロート・ガラス(6㎜)。結露が多く、愚妻が嘆く。冬の湿度も低下しウイルス排除にも悪い。また朝方の日射で夏暑いのも問題だ。今回、子供たちが巣立ったのもあり、この2点の解決に向けガラスを取り換えた。
テニスで知り合いの設計事務所の友人に頼んで、設計方針は当方(一応、一級建築士)で立案した。管理組合に確認し、ペア・ガラス変更も可能。7面あり次の方策を納まりと機能により使い分ける。Low-Eは断熱方向も指定した。
①スペーシア(真空断熱 Low-E):0.2㎜の空隙の真空、支えるため格子の位置に黒い点のスペーサーが入る
②ペア・ガラス(空気断熱 Low-E):今やオフィスでは常識のガラス、緑色が多い
③内窓(ペア・ガラス):LIXIL インプラスで木目調
なお、リビング以外はLow-Eを反射型(外側ガラスの内側に金属膜)にして窓際の夏暑いのを防いだ。リビングは庇が深く、南側でもあり冬の日射を生かした。サッシュ自体は断熱型でなく取り換えも考えたが、大掛かりかつ管理組合でも認めていないため諦めた。
工事は2回に分け、本工事は1日で完了。工務店とガラス屋さんに感謝。効果は
①断熱性能がよく、窓際が寒くない、特に足元が快適で電気ストーブが要らない
②ガラスに結露はない、サッシュ部分は対策をしていないため、多少の結露がある
③遮音が良くなった
④視界はあまり変わらないが、スペーシアは二重にして確かめるとちょっと緑がかるようだ
⑤収まりが綺麗でお部屋が良い感じ
工事費用は中古の軽自動車1台分くらいかかった。もっと早く交換すればよかった。カーテンも洗って、掃除もついでに、早めの大掃除が完了しすっきりした年末、愚妻が大喜び