5回券の4回目、チェコのカルテットだが初めて聴く。曲目は好み。
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 op.74 「ハープ」
モーツァルト:弦楽五重奏曲 第4番 ト短調 K.516
インターミッション(15分)
ブラームス:弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 op.111
第一ヴァイオインがヤナ・ヴォナシュコーヴァという新規参加の方。この方だけ、音に艶があり、音量も大きい。ヴァイオリンも艶がある塗装。小さなタオルをヴァイオリンと顎に挟んで演奏。他の方は普通としか言いようがない。ヴィオラが代表となっているようだが特に感じなかった。チェロは音量が大きく弾きまくるタイプか、第二ヴァイオリンも普通。解釈も平板で、家に帰ってアマデウスやアルバン・ベルグでブラームスを聴くと技能・解釈・音色の多様さに驚く。また、ムラタ・ホールより音も定位・音場も良い。2年かけて馴れ込んだDynaudio Focus 340の独壇場だ。なお、ブラームスなら6重奏がもっと好き(L’Archbudelliは特に良い)
しかし、久々に艶のあるヴァイオリンの音だった。この小ホールの音は合わない。6角形の形状とアルミ多用が根本原因だ。設計ミスとしか言いようがない。