都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

芬陀院の庭を拝観:冬の朝は誰もいない、落ち着けるが、陽射しがいまひとつ

2021-02-06 02:33:35 | 京都

 コロナ禍で庭園拝観の休止が多い。さらに、冬で彩りはない。となると枯山水庭園を巡ろうと思い立った。朝一番なら、さらにのんびりできると考え、まずは雨上がりの朝こちらへ。近いのもありPromenada(36B)でゆったり。43年物であるが、ブレーキとシューは現代のものにしてある。ゆったりI’sのリエール( https://cyclesgrandbois.com/SHOP/T650_F35_SS.html )は石畳、砂利など街中を巡るのにちょうど良く、クッション性もあり懐かしさを覚える。

 芬陀院( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%AC%E9%99%80%E9%99%A2 )の雪舟と重森三玲が作庭した鶴亀の庭を朝から拝観(300円)した。独り占めの庭になったが、東山には朝日が当たりにくいのを忘れて、斜めの光のなか濡れた苔とともに庭を楽しむ。

 南側の雪舟の庭は、手前に白砂の海の奥行きが広い。奥に鶴島、手前に二段になって石を背負う亀島と分かり易い。亀頭石もあり具象的だ。奥には刈込の柔らかなかたちで鶴が飛んできた山だろうか。朝日が逆光になってよく見えないのが惜しい。

 縁側の下は手前から黒い敷石、白い縁石、雨落ち石、白砂の構成だ。恐らく、樋は後につけられたと思われる。

 東側には重森三玲の鶴亀で、奥に鶴が斜めの直線に石が配置され両側に小さな丸い木で留めている。奥には大きな木でバランスをとっている。手前の亀石は頭、手足が分散し、甲羅を表す石は松の根元に食い込んでいる。松を運ぶ目出度い亀ということか。奥に竹も見える、梅は見当たらなかった。荒々しい造形で言われないと石と樹木で構成した抽象的な庭に見える、鶴亀と思わない。

 この庭園は南側と同じく雨落ち石部分があったが、幅を確保するため庭としたのではないだろうか。

 茶室の図南亭、西側の露地は勾玉の手水などあり、雨に濡れた石がひっそりときれいだ。茶室の丸窓を額縁に鶴亀の庭の景色は左手側に半分ほど楽しめる。お昼は逆光だろうから、庭を楽しむ窓ではなさそうだ。

 ゆったり楽しんだ

コメント
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