都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

クリエイティブ資本論:お奨めです、意見もあります

2009-07-17 20:36:22 | 都市計画

2002年の著作、今頃読みました。実にまともな著作でロバート・カッシングの社会資本、人的資本、クリエイティブ資本理論を電話聞き取り統計でまとめたのがベースデータである。<o:p></o:p>

切口は「クリエイティブクラス」というGDP3割をになう芸術家、IT産業技術者など「何かをつくりあげる」といういうなれば新時代の第二次産業のような位置づけだ。<o:p></o:p>

それに必要なのは技術(Technology)、才能(Talent)、寛容性(Tolerant)の3つのTとしている。働き方は、カジュアルな衣装、自由な時間、会社ではなく職種・専門、ライフスタイル、居住するコミュニティの重視がある。経験的消費として一種のソーシャル・キャピタルやインフォーマル・コミュニケーションの重視があり自分の好きな快適性と経験のある都市を選好するとある。<o:p></o:p>

そこで、「ハイテク指数」、「才能」、「ゲイ指数」を3指標として取り出しクリエイティブ・クラスが選好する都市を評価している。<o:p></o:p>

筆者で面白いのが、ジェイコブスの引用が多く、都市計画では実は古典派、というか最近は都心居住や都市の見直しの回帰がありネオ・古典派ともいえる。その中で、定住者と新参者として、古い都市での新しい知恵の導入を重視し、大学が大切だと言うのは賛成だ。特に「場所の質」といて「その場所らしさ」は「一般的」でなく「独自でオリジナルな体験ができる」とあり、ありふれたチェーンは「本物」でないとある。これはジェイコブスや近年の景観や街づくり理論と同じだ。<o:p></o:p>

強引に都市の位置付けをまとめた印象もあるが、賛同できる内容だ。前回読んだ、「クリエイティブ都市論」よりはるかに楽しめた。<o:p></o:p>

意見として、日本での展開であるが、東京集中を取りやめないと、クリエイティブ1極集中となる。住みやすさ、都市の特色がこれから差異として評価される時代だろう。京都も東京圏の方からは「住むのに良いな、楽しむのに良いな」という声も多い。<o:p></o:p>

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祇園祭の分析と提言

2009-07-16 22:06:33 | 京都

宵山で夕方の驟雨があり凌ぎ易い。祇園祭の日和神楽が心地よい。しみじみと心に染みる。こういう風情が本来のお祭りかもしれない。<o:p></o:p>

室町、新町は夜店でまさに芋の子を洗うような混雑で、ゆっくり屏風祭りとはいきません。考現学(今和二郎先生)のように夜店を分析すると多いのは、油由来の「から揚げ」、「フランクフルト」、「牛肉焼」が従来の「たこ焼」、「焼きそば」、「お好み焼」の粉ものより優勢のようだ。客層も10代、20代のグループが多いのでむべなるかな。とても楽しそうで大変良い。熟年は大型カメラを抱えてご夫婦でゆったりというのもちらほら。それにしてもビールの夜店が多い。最近はきゅうりの一本漬け(200円)というきゅうりの漬物を棒にさしたものもある。(同じものは大原でよく見かけたものです)<o:p></o:p>

宵山は3日間となっている。この前にもう1日、夜店のない屏風祭りの日を設けてはどうだろうか。出来るだけ屋外の照明も落としてしっとりと楽しむ祇園祭を熟年に楽しんでもらう夜だ。ホテルと割烹、料亭とセットにして「大人の祇園祭」としてはどうだろう。宿泊もセットにして翌朝は5時(日の出)から神社・仏閣の見学を盛り込む。東山は朝日の影になるので、嵯峨野などが楽しめるかもしれない。もっと手軽に、鴨川から朝日と東山を眺めるのも趣がある。朝食も会席よりも、京都の誇るコーヒー店で楽しんでもらうと良い。スマート、イノダ、前田、小川もある。和食も朝方から楽しめる瓢亭などもあるが、錦あたりで市場の朝ごはんが漬物と楽しめると楽しい。市場の朝ごはんの集客は築地を見れば明らかである。美味しいご飯と漬物、豆腐そして出汁の効いたお味噌汁があれば佳いだろう。<o:p></o:p>

お祭りは賑わうが、不満足な方も多い。勢いだけではなく、しっとりとした情感や安らぎをもとめる方へのシナリオ作りも大切だ。<o:p></o:p>

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ものの手入れ

2009-07-15 22:32:40 | 趣味

先週、テニスのときなどに使うサングラスが壊れたので、25年使って破断したチタンフレームを直した(8千円)があるので、これに偏光レンズを入れたら(1万円)結局高いものについた。但し、流石は光学レンズで揺らぎもなく見え味はとても良いしかけ心地も大変よい。<o:p></o:p>

 次に、テニスシューズの裏が剥がれてきて、ボンドを塗ってクリップや万力で圧着。ナイキの製造問題か体重のせいか。<o:p></o:p>

 プロムナーダ(ポタリング用 77年製)の650Bのタイヤのトレッドが割れて、コードが見える。乗り心地が大変悪いしふらふらする。( 同じ割れの事例 http://tavasuke.exblog.jp/6333224/ )ミシュランのワールド・ツアーだが4.2気圧までの指定のところ、そこまで入れたら2年でこの状態だ。アイバサイクルで2本、タイヤを買って背負って帰る。付替えはビートが結構硬いとバリもありはずしにくいし、入れにくい。今度は上限が6気圧になったので、トレッドの耐久性も上がったと思われる。サイド・ウオールはオープンでなく厚いゴムなので重くて(600gはありそう)硬い乗り心地だ。(オープンのタイヤはサイドが弱く2年もたない)ついでに、フリー、ハブ(両方ともシマノ600)の手入れも。疲れました。<o:p></o:p>

 さらに20年使っている、バーテブラチェア(オリジナルモデル)の座面と背もたれがさすがにやつれてきたのでイトーキに問い合わせ、部品を交換する段取りです。未だにあるのが凄い。大体1万円で高いと思えば高いし、安いと思えば安いお値段です。椅子としては気に入っています。最近、きしみ音も出るのでこれも手入れを聞いてみよう。<o:p></o:p>

 どれもこれも20年以上使っているものの利用や再利用です。<o:p></o:p>

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祇園祭と杉本家住宅の見学

2009-07-14 21:11:24 | 京都

 昼間は35℃を越え、陽が落ちても32度と暑い。今日は祇園祭の宵々山なので、杉本家住宅( http://www.gyoutai.com/kyoto/sugimotoke/ )の特別公開「祇園会屏風祭」を楽しみに行く。(一般1,500円)烏丸から西は綾小路に屋台が出て、大賑わい。なかなか前に行かないが漸くたどり着き大汗。<o:p></o:p>

杉本家住宅の夜は初めて。建築については、商家建築として規模の大きいものです。建具も網代に替えられており、蚊取り線香と弱い電球の光で見る屏風は趣がありました。感じ入ったのは、前のお店部分から格子越しに見た綾小路を行く浴衣姿がなんとも風情があったこと、お庭の灯籠がぼんやり灯り暗さが楽しめたことがあります。先ほどの綾小路の喧騒とは異界のようでした。<o:p></o:p>

 最後に、通り庭にある竃さんと小屋組みは夜も迫力があります。大人数の食事を作った凄みを感じました。<o:p></o:p>

 

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じゅんじゅう、つるつる 禧龍で餃子

2009-07-13 20:25:07 | 食べ歩き

 愚妻と夕食に。暑いのでお鮨と思ったら予約で満席。それでは、近所の餃子とビールが良かろうということでサラリーマンの御用達である高倉四条の禧龍へ。先ずは餃子と焼きそばを。餃子は軽いもので生姜風味です。ビールとともには夏の悦びです。焼きそばはソース味で、独自で店屋のお味。更にビールが進みます。また餃子と中華丼を頼んで堪能しました。ビール2本も楽しんで25百円でおつりはお値打ちです。<o:p></o:p>

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祇園祭りの楽しみ方

2009-07-12 07:46:26 | 京都

 717日は祇園祭りの山鉾巡行でその前の3日間は宵山で屋台なども出て人出が多い。710日から鉾建てが始まり、仕舞われてある鉾の部材が組まれ、鉾が出来上がっていく様が見られる。特に、一旦倒した鉾を、ウインチ等で立ち上げるところは面白い。菊水鉾など両側のビルに挟まれているなか建ち上がる様は圧巻だ。<o:p></o:p>

 次に鉾・山も良いが、屏風祭りが楽しい。街中をできれば宵山の前にしみじみと楽しむのが良い。コンチキチンの音色とともにぶらぶら歩くと時を忘れ、お祭りの雰囲気にのまれている。<o:p></o:p>

 宵山も縁日のようで、浴衣、人いきれ、油の匂いが面白いが、あまりに人が多い。しみじみ楽しむのが好きだ。<o:p></o:p>

 宵山も夕方からよりも人の少ないお昼もお奨めです。<o:p></o:p>

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ジレットのFusion5+1のプロモーションと想い出

2009-07-11 13:06:36 | マクロ経済

  確か1990年に、ジレットはSensorの試供品を大阪本町あたりで配っていた。当時愛用しており、今も3枚刃以上は使ってみたが見向きもしないでSensorを使っている。ホルダーのデザインもシンプルで全体に重みもあり、とても使いやすい。最近替え刃が見当たらないことが多いので不自由だ。1990年当時、日本ではシック(Schick)が二枚刃で市場制覇であり、ジレット占有率を高めるべく、新製品の試供街頭配布(剃刀をお使いですか、ジレットは、まだならどうぞ)を展開した。日本で珍しいプロモーションであった。さて、今年は同じく本町でFusion5+1を配っている。早速使ったが、<o:p></o:p>

     剃り残しが多い(5枚刃と大きいせいか、端やへこんだところが剃れない)<o:p></o:p>

     裏にある1枚刃が不気味(剃り残し前提のため、補助だと思うが)<o:p></o:p>

     デザインが派手(Sensorのシンプルさを)<o:p></o:p>

     今までの髭剃り架けに収まらない<o:p></o:p>

と評価は今ひとつである。だが剃りあとはつるつるなのでこれは良い。大まかに剃って、あとは裏の1枚刃かシェーバーで剃るという発想の転換か。2枚刃なら一度に済むのだが。<o:p></o:p>

これも二週間使うと急に剃り味が鈍ってきた。いよいよSensor の替え刃を取り急ぎ買い占めて置こうかと思っている。ぞりぞり剃れる二枚刃が欲しい。<o:p></o:p>

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じゅんじゅう、つるつる:グリル 喜多一

2009-07-10 20:24:47 | 食べ歩き

 古い西天満の洋食屋さん。ついついAB定食 100円引きにつられ入りました。おお、懐かしい洋食屋の雰囲気で、カウンターとテーブル。B定食は魚フライ(小さい白身)、ポ-クチャップ、オムレツだが一部心遣いで替えてもらっていました。ポークチャップは筋があるが美味しいかみ締めとドゥミグラス・ソース。懐かしい。添えてあるマカロニもちょっと乾いていて昔の味だ。親切でナイフ・フークかお箸か聞いてくれ、お水の継ぎ足しが嬉しい。お味噌汁も普通のお味、ご飯も普通、だが何かある。次は、ハヤシライスが良いな。このあたりは古い洋食屋の生息率が高いようだ。今のうちに楽しまないと。<o:p></o:p>

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広告の変化と競合

2009-07-09 21:13:31 | 世情

 90年頃アメリカにいて、広告で感心したのが「クーポン」、「比較広告」、「割り込むCM」であった。クーポンは引き寄せるもの(Pull)でなくこれを買おう、買ったらと得だ!というPush広告であった。いつの間にかファスト・フードを始め、波及でネットのクーポンまで普及した。これも考え物で、クーポンを使わないと損をすると考えると、クーポンがないと行かなくなる弊害もある。(押されないと買わない)<o:p></o:p>

 比較広告では、今日本でハイブリッド・カー(両方とも涙滴型トーダコロンカの似た物スタイリング)の比較などあり、20年かかったと感じている。これはなかなか良いことだ。自信があるものづくりにつながる。(しかし、電気自動車の時代になるとハイブリッド自体が比較される)<o:p></o:p>

 割り込むCMとは「この続きはCMのあとで(After these Messages)」というもので、これは10年前から日本でも見られた。映像の重複で水増しが出来るし、CMは見てもらえるしというものだが、あまりに鬱陶しいのでかビデオのCM飛ばしとなった。(誰が薄い内容をわざわざ生で見るものか)なお、アメリカでアメリカン・フットボールやバスケットボールの人気が高いのは、時間が読めて、しかも間合いが多い(CMが挟める)からだと言う。<o:p></o:p>

 その挙句、TVは見ないし(当然CMも見ない、話題のCMはネットの動画で見るくらいだ)、クーポンで財布が膨らみそうになるし、何を買えば良いのかネットで探るか信頼のおける方にお聞きするということになる。<o:p></o:p>

 最近、新聞の広告が3割減少したと聞く。テレビも視聴率が低迷しCM単価と需要が下がっているという。駅と電車の車内の広告も入っていないのが目立つ。車窓からの看板も空きが多い。そのかわり、ネットでは至る所が広告だらけで、動画の広告の読み込みに時間がかかったり、勝手に開いたり目障りなくらいだ。メディアの選別も進行している。<o:p></o:p>

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景観の評価:西嶋さんの論文

2009-07-08 19:38:20 | 都市計画

西嶋さんは日本不動産研究所にお勤めの政治学の博士でいらっしゃいます。今回、論文をお送り頂いたのでご紹介を。景観の効用と費用を地価から建替えモデルにより分析されています。景観が地価に跳ね返る便益と高さ制限のトレード・オフ・モデルです。どちらかというとB/S(バランス・シート)的な分析であり、これに観光客の集客による利益などP/L(期間収益)の分析が加えらえたらと思います。また、難しいですが都市の見えない価値(Invisible AssetGoodwill)などの観点もと思います。(それなら自分で書けと言われそうですが)まずは御紹介まで<o:p></o:p>

 ( http://elib.doshisha.ac.jp/cgi-bin/retrieve/sr_bookview.cgi/U_CHARSET.utf-8/BD00013084/Body/019010020003.pdf )<o:p></o:p>

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料理のプライド

2009-07-07 20:19:08 | 食べ歩き

この前、それと知れたホテルで会合があり、ブッフェであった。何故か、洋食、和食、中華、初めからデザートと並んでいたが、どれも冷凍食品のようで、化学調味料がきつく食べられたものではなかった。例えば、恐ろしく塩辛い生ハム、具の少ない散らし寿司、くたくた野菜の中華の炒め物、デザートの粉っぽいクリーム。唯一、サンドイッチは標準のお味で食べられた。美々卯でうどんすきが3回は食べられる値段である。これは料理でなく「調理」ではないか。<o:p></o:p>

次に、とある丼で有名なお店にお昼過ぎに訪れました。唐揚げ定食(1,000円以内)は揚げ置きの「なまぬるい」唐揚げ5個(しかも大半は味の薄いお肉)、かみ締めの無い隠元の和え物、煮込んだ若布の旨味の薄い赤出汁でした。賛否両論のお店ですが、揚げたて、和え物はしゃきしゃき、赤出汁の出汁の厚みと若布はその都度入れる「手間」が料理人の矜持では。<o:p></o:p>

さらに、大阪で評判の800円位のお刺身定食を。ハマチ、カンパチ、鮭、鮪、鯛の盛り合せ(12切れ)だが、ツマは若布のみ、練り山葵のようなものと小鉢のスパゲティ・サラダ(違和感がある)、くたくたの白菜とモヤシが少量入った「具沢山味噌汁」、べちゃべちゃの釜炊きごはん、黄色い沢庵2切れ。ご飯と味噌汁はお替りできます。(学生相手の食堂ではありません)刺身は断面がぴかぴかでなく、硬くて脂っこいお味は苦手です。<o:p></o:p>

教訓:お客の意気込み、店構えと店内の整理整頓が見分けるコツでしょうか。。。。。<o:p></o:p>

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地価下落のサイクル:倉橋 透 記事に対して

2009-07-06 19:37:29 | マクロ経済

不動産価格サイクル理論を。<o:p></o:p>

面白いサイクルの考え方だ。マクロ経済のDDSS分析の展開に似ている。(日経新聞 71日 2009年参照)<o:p></o:p>

惜しむらくは金利概念が抜けていると感ずる。<o:p></o:p>

不動産の循環としては、資産増加↑が担保増加↑につながるが、低利資金の投資先探しから不動産投資に向かう構図(1988バブル)が見られる特徴がある。<o:p></o:p>

供給サイドから分析すると、①不動産の需要増加↑、②空室率の低下↓、③賃料の上昇↑、④利回りの向上↑、⑤取引価額の上昇↑、⑥利回りの低下↓⑦不動産の見直しに連動している。<o:p></o:p>

需要サイドと投資サイド(新たな供給サイドとなる)からみると①景気の上向きでオフィスニーズの増加↑、②アブソープション(実入居率)の増大↑、③支払い賃料の増加↑、④金融の投資先としての不動産への着目、⑤不動産投資の活性化と新規開発の仕込みと取り組み、⑥不動産取引バブルの発生、⑦不動産需要の低下と新規開発による供給過剰<o:p></o:p>

となる。このように、景気により実需(収益還元法による価額上昇)と投資及び新規開発(開発、建設期間分3年は意思決定時より遅延する)の波が発生する。モデルとしては需要・供給・投資と新規供給の3面となり、金利や利回りは大きなパラメーターである。<o:p></o:p>

 提示されたモデルでは3象限に金利と開発者の開発選好性を入れて、タイムラグモデルを入れ、4象限に繋げると需要と供給のギャップモデルとなるのではなかろうか。

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オフィスの丸の内、梅田への集中は都市のマクロ、ミクロで問題

2009-07-05 06:58:11 | 都市開発

 「スパイキーな都市(集積がそこだけ飛びぬけてとんがっている様)」というリチャード・フロリダのクリエイティブ都市論を想い出す。問題は都市内のマクロとミクロ側面だ。丸の内や梅田への集中は「需要の高いオフィスセンターに開発が集中する」メカニズムで民間開発者の選好性による(拙論にあります)。<o:p></o:p>

マクロとしては、都市内の中核が利便性の良いオフィスセンター(拙論で定義したCBD内の細分化したエリアです)が規模増大で、都市の偏芯となる。<o:p></o:p>

ミクロとしては集中するオフィスセンターの中での更なる細分化が発生する。<o:p></o:p>

特定オフィスセンターでの集積が大きくなりすぎて旨味がなくなる。これは、スーパー・ブランドが目に付きすぎると スーパーブランド内での競合、差別化が発生するのと同じだ。<o:p></o:p>

対応策は 多様性、マーケティングのフルラインか差異化を狙うことだ。たとえば、コスト(財務)を優位性とするオフィスセンターのコミュニティ・官・民による推進(ユニクロと同じ)更に、安くてR&D、スタート・アップ企業を誘致するには、、梅田に微妙に近い飲み歩ける福島などが有望だ、東京なら日本橋か。<o:p></o:p>

 次には、独自の歴史集積として、道修町の薬品、船場の繊維問屋、松屋町の印刷、玩具など企業集積を生かす手法がある。<o:p></o:p>

 一点集中は都市の活性化を阻害する。特徴ある分散こそが楽しい都市となる。そのためのリンケージ(開発利益・負担を他のエリア、他の用途の開発誘導に活用する)政策等を今から用意しても遅くはあるまい。また、特定オフィスセンターではダウンゾーニング(容積下げ)や景観規制も強化すべきだ。<o:p></o:p>

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京の花街(大田達 平竹耕三 他)は花街(かがい)に関する必読の著作

2009-07-04 15:57:57 | 京都

京都の花街の発祥は茶屋でお茶と団子が起源というのは始めて知りました。六条三筋町から島原に太夫がいて、それから五花街(祇園、北野天満宮との関係)への発展、明治の女紅場、歌舞練場の展開も楽しめます。 <o:p></o:p>

 茶屋建築と町並み保存については上林研二さん(サンアトニオ水都物語の訳者だ!)のご苦労に思いを馳せました。<o:p></o:p>

 ご興味ある方にはお奨めの著作です<o:p></o:p>

なお、東京の三業地について、P44に置屋・料理屋・検番とあるが、置屋、料理屋(仕出屋)、茶屋(待合、揚屋とする場合もある)ではなかろうか。また、料亭と仕出屋の関係も仕出屋の茶屋機能の付加を料亭とする見解もある。参考までに( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%81%AE%E8%8A%B1%E8%A1%97 )、置屋・揚屋・検番 ( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BD%AE%E5%B1%8B )<o:p></o:p>

 京都でも、置屋・お茶屋の一体化が書かれているが、大きな特化型お茶屋もあるので、その分業や島原の太夫から芸妓、舞妓の変遷もさらに知りたいところだ。<o:p></o:p>

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じゅんじゅう、つるつる:クルート(二条室町)のディナー

2009-07-03 20:03:44 | 食べ歩き

 久々に、夫婦で夜を。ディナーもお手ごろ。コロッケとキスのムニエル(1,100円)と牛肉のソテー(1,300円)とビール(350mlの缶)を2本ほど。しめて3,200円。<o:p></o:p>

 口開けに入り、長閑に、パンプキンスープとフランスパン(バゲットが2枚、バター付き、お替りできます)を楽しむ。お料理は、大盛レタスのサラダに千切り大根が乗り自家製の玉ねぎドレッシングが美味しい。キスも分厚く、コロッケとドゥミグラス・ソースがたまらない。牛肉も薄いが一枚物で、お醤油と生姜の薄味で美味しい。ご夫婦で暖かい雰囲気のお店だ。<o:p></o:p>

 いいお店です。夜はお酒も楽しめるようだ。大体、御池通を北に上がると安くて美味しいお店が多い。<o:p></o:p>

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