都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

強欲の帝国(チャールズ・ファーガソン):金融、政治、学者のつるんだ金持ちへの怒りと格差

2014-06-15 05:05:40 | マクロ経済
 Predator Nation  Corporate Criminals, Political Corruption, and the Hijacking of America が原題で映画インサイド・ジョブの監督が筆者。経済ヒアリングというべきもので実名や逸話が一杯、内容は後追いだが楽しめる。

 筆者はMITの政治学博士とある。そんな学部があったのだろうか(Sloan School of Managementか)面白い点:

・略奪的金融、政府と大学の堕落、
・金融の寡占状態で政治も複占、回転ドア人事、ロビー活動、選挙資金
・金融の高い給与と刑罰逃れ
・格差増大の税制、補助金、金融は林冠エリートでトップの1%を占める
・1980年代、金融危機、IT革命、規制緩和で金融が発展
・証券化の植物連鎖、トランシェ、合成、仕組み、相互依存とシステミック・リスク( http://en.wikipedia.org/wiki/Systemic_risk )の増大(ブラック・マンデー)と短期的利益の追求
・証券化は与信の決定とその後のリスクや結果を断ち切る
・最初はジャンク・ボンドとLBO、オプション理論のポーフォリオ・インシュアランスへ、90年代は証券化による腐敗と短期化(債権はすぐ投資銀行に売り払う)で金融ボーナスとストック・オプション、投資銀行のクズ商品と格付け
・2000年代バブルは結託、政府の低金利、CODで商品化、格付け、CDSでの保証のポンジー・スキーム( http://en.wikipedia.org/wiki/Ponzi_scheme )イケイケの高いリスクと破綻時の連鎖、不正な販売、刑事・民事訴訟とも潜り抜ける
・金融に正しい行動がなかったのは、①金銭的利益、②みんなの利益・善、③情報の分割で全体像が見えなかったこと
・AIGのCDSでの破綻の原因:複雑で不透明、経営陣がぼんくら、有害なボーナス制度にしがみつく
・金融トップ層の専用エレベーター、リムジン、ジェット機などのプライベート空間、へつらう社員、言いなりになる愚かな取締役会、トロフィー・ワイフ、愛人、娼婦、ドラッグも会社の接待費、別荘なども。会社に出ないで趣味に没頭も
・バブル破たんでは「世紀の空売り」も。借り手をだます合成CDO発行で投資銀行が儲ける
・メリル・リンチの1998年、推奨銘柄は実は pos→ piece of shit 、ドイツ銀行リップマンは商品を「クソ」、顧客を「カモ」
・金融と正義、バブルの犯罪と金融の責任の検討が不明解、やりたい放題、選択できない「囚われの聴衆」
・アメリカは個人借入と貿易赤字の負担が大きい→SとNxがマイナスなら投資が減る要因
・密結合:銀行と影の銀行(ファンド、保険、年金)、カネで動く学者(MITも)
・ジョージ・W・ブッシュが戦争と巨額の減税、金融規制緩和でアメリカを駄目にした
・金融、流通、自動車、電機通信、エネルギー、メディア、医療、アグリビジネス。食品など寡占化になりすぎ利益・権益確保のロビー活動、政党密着に走る、超富豪が支配
・二大政党も逆説的に固定化、複占政治体制
・1970年代からアメリカのシステムは弱体化、金融は成熟産業に金を貸さない、海外企業との競争に負ける、政府対応もない
・富の循環と格差、ハーヴァード(学部4年間)で21万ドル、格差と停滞のしらけた社会、MBAなどないなら「上司を喜ばせることに徹底的に集中した方が良い」、学校も私学、良い公立学区、その他の3つに分化
・究極の屈辱、まともであることの金銭的不利益、①最も悪質な人間がトップ、②社会的貢献ができる人が破壊的に、③何事にもしらけ、利己的、あきらめ

 なかなか面白い
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麺や 紡(大阪 南茨城):淡成ラーメンは絶品、熟成つけ麺は好みに合わず

2014-06-14 05:04:39 | 食べ歩き
 朝から並んで8番目で椅子に座れず1時間、開店時には50人の行列で陽射しが鮮烈。20代の学生などが多いようだ。

今回は淡成らーめん(550円)と熟成つけ麺 並盛(200g750円)にする。らーめんは麺が細く腰があり歯切れの良い素晴らしいもの。スープは生姜の香と、時間が経つと膜をはる旨みと脂と粘りのあるすっきり味。素晴らしい、大盛りにしてこれだけを楽しむ価値がある。550円は驚きの良心価格だ。

つけめんの熟成は好みに合わなかった。かすかに鶏臭いのと重い。若者ターゲットではないだろうか。熟成つけ麺400gの注文が多いのもむべなるかな。つけ汁に鶏肉の塊と本格叉焼(とても固い)が入っていて変化があった。麺は秀逸だ。

淡成ラーメンはとても気に入った。大盛りとメンマ丼なら良いだろうが、夏はちょっと食べる気にならない。

次回は食欲の秋に、行列に驚いた
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京都市の免許更新:長岡天神からバスは遠く、不便

2014-06-13 05:03:37 | 京都
 浦安市にいた頃、免許の更新は新浦安近くの警察署で便利だった。京都市は長岡天神からバスを遠く不便で20分と210円がかかる。
 是非とも四条大宮から歩いて行ける、移転し新築となった中京警察署に免許更新窓口を設置頂きたいものだ。というのも市民の移動と時間コストは結構な逸失利益だからだ。

 便利な手続きは市民の悦びだ
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美碧(京都 寺町仏光寺):割烹と居酒屋の中間だが、ぴんとこない

2014-06-12 05:02:28 | 食べ歩き
 日本酒や焼酎が選び抜いてあり、創作の料理も多いと聞き来訪。なお、金曜夜は予約で満席。お通しは卵豆腐と冷たい煮びたしでおつゆたっぷり。美味しい。有名な玉葱の雲丹焼は雲丹の味がいまひとつ、生ハムのポテト・サラダは凡庸。豚の角煮の天ぷらもくどい、なにか波長があわない。ダブル・リングのバーナーで小さい片手鍋(やっとこ鍋ではない)を煮ているのも違和感があった。和久傳の出身らしいが煮方としては違うようだ。

 ビールはハートランドで美味い、焼酎、日本酒も良い。20席近いお店をご主人と奥さまで切り回しているのには驚いた。なお、両川が所有し運営は任されているが採算は連結とのこと。1階はラーメンの猪一で最近は行列が長いとのこと。

 面白いが再度行こうとは思わない。寺町も変わった
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流通大変動(伊藤元重):流通の入門書として軽く読める

2014-06-11 05:01:19 | マクロ経済
 筆者は実地体験を重んじる流通の専門とは知らなかった。新味はないがまとまりが良い。
・大型店をめぐり消費者と地元商業者の利害関係、農地転用者も最近関与
・ダイエー、そごうは地価上昇を狙う不動産型で経済成長前提、イトーヨーカ堂は本業志向
・商社は決済、商流、ロジスティクスの3機能、いまやロジスティクス機能のみか
・スマイル・カーブではサプライ・チェーンの上流か下流の利益があがる
・カーディナル・ヘルスは在庫管理請負(フォワード・インテグレーションですね)で儲ける
・徳島の八百秀の味付け海苔でもネットで手に入る
・アメリカのデパートは売上減で買収、都心は別用途に開発、郊外に出店、持ち株会社となった→今やFederated StoreはMacysのようだ。
( http://en.wikipedia.org/wiki/Allied_Stores http://en.wikipedia.org/wiki/Macy's,_Inc. )
・デパートはカテゴリー・キラーの台頭でード・グッズ(家具、電気)はなく、ソフト・グッズ(衣料品などの対面販売)へ
・委託販売(Consignment)→場貸、平場がデパートの多様性
・二子玉など郊外の相互補完開発や元町の都心の面的開発がデパートの手法
・JRは元気→乗降客ビジネス
・コンパクト・シティは公共と民間サービスの利便と低(インフラ)コスト、職住近接で時間節約→都会商業、郊外商業、再び都心商業となるか→近隣と買回りの分化が都心で起こる可能性が高い、階層や目的の分化でマスのマーケティングではない

 商業は変化する、お子様向けの郊外ショッピング・センターもそのうち収束する、今度は都心の下町が狙い目と思う
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欧風料理 もん(神戸 三宮):ビーフ・カツレツは古典的で高め

2014-06-10 05:00:26 | 食べ歩き
 ビーフ・カツレツ(2,400円)とご飯、味噌汁、アイスド・コーヒーで大体3,500円。2階は落ち着いた内装だが、結構高い。ビーフ・カツレツはすぐに出てきた。柔らかめの衣がはがれやすくドゥミグラス・ソースがたっぷり。6切れに切っており柔らかいが肉の旨みがいまひとつ。ドゥミグラス・ソースも苦味があるが粉っぽくうま味が薄い。ウスター・ソースやマスタードをつけると変化が出る。
 ガルニはポテト・フライ、茹でブロッコリー2房、スパゲティと別のキャベツ・サラダ(細切りセロリで変化がある)
 ご飯は普通、漬物は白菜と沢庵で塩っぱめ、味噌汁は赤出汁風で玉葱しゃきしゃきで若布がおいしく甘さがありよかった。コーヒーは酸っぱめで懐かしい味。

 近くにあった「生田食堂(洋食いくた)」が閉店し居酒屋になっていた。地元の方と、東遊園地の前にあったキングズ・アームスの思い出話で盛り上がった
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OL誕生物語(原克):サラリーマンの物語風にまとめ風俗が良く分かる

2014-06-09 04:59:19 | マクロ経済
 今和次郎の考現学がまずは出てくる。筆者も早稲田でつながりがある。吉阪先生ともつながりがある。大正期には銀座で女性の洋装は1%だったそうだ。「邦文タイプライター及びタイピスト」は1915年発明の邦文(和文)タイプライター( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E6%96%87%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC )のタイピストで、契約書類などの清書を業務としていたようだ。この和文タイプライターは院生の頃、研究室でアンケート用紙を作るのに使ったが、文字を探して打ち込み修正がきかないという難物であった。ワープロがないときはこれしかなかった。また、当時の契約書などはカーボン複写の和紙などもあり修正は手書きで双方押印であった。

 閑話休題、邦文タイピストは洋装で職業婦人の走りである。事務服の独身で、職場の花ともなったが、1923年には丸ビルのタイピストだった「ジャンダークのお君」は「ハート団」を組織し、丸ビルに出入りする青年を弄び、強盗や恐喝、美人局も繰り返していたとある。タイピストとは「あられもない性の乱舞と描いたり」とある。一部の現象を大げさに言っているような感があるが証明はない。

 タイプや電話の騒音が問題になり、ガス・マスクのような小型酸素ボンベ付「思考絶縁器」、「携帯式事務机電話ブース」などが発明されたとある。きっと、新たなものは五月蝿いものになっていたのだろう。タイプライターの騒音カバーもあったようだ。

 始めオフィスの隅か窓際に分散していたタイピスト席はタイピスト部屋に集約され、女性の集会所ともなり、「女の園」、「処女林」と呼ばれたとある。仕事の依頼や締切など社内折衝が必要だったようだ。

お昼は、社食もあり弁当が多かったようだ。高島屋では「センノ字」、「有久」とある。おかずも「買ってきた茹でた筍と竹輪を前夜の魚の煮汁で煮てお菜」とある。別の本で、下町に勤める職業婦人がお昼に油揚げと玉子を醤油で煮たのをおかずにするというのがあった。(出典失念、ご存じの方はご教授下さい)油揚げを開いて中に玉子を入れて煮たのだろうか(あぶ玉というのが今もある)玉子が安くなってからの時代だろう。

 職業婦人は結婚前が当然で生計か、自立か、なんとなくかに分かれるとのこと。智能、技術、肉体労働に分けているがこれは男も同じだろう。

 セクハラとか女性は補助者とか職場の花とかは当初からあったようだ、楽しい著作だ
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赤垣屋(京都 川端二条):開け放した入口から夕陽を肴に一献

2014-06-08 05:01:17 | 食べ歩き
 久々に口開け。予約でもあり二人で隅の小上がりに。隅っこは気持ちよく、斜めに開け放たれた入口から初夏の夕陽が差し込む。鴨川の光が眩しい。風が通り抜ける。

お通しは鯖煮と小芋、てっぱいを追加し、瓶のキリンビールとぬる燗を楽しむ。漬物と茄の田楽、笹鰈の一塩、烏賊焼きをどんどん食べる。
相手の方は若く、うまいうまいと大満足の様子。調子に乗って鯛のがぶと煮を頼む。大きな鯛に取り囲む葱と豆腐、なんとも美味い。

 二人で1万円を大きく超えたが、美味しく楽しい酒場の時間。大将もお元気だ。
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驚くべき日本語(ロジャー・パルパーズ):新しい日本語の位置付け

2014-06-07 05:00:11 | マクロ経済
 4ヶ国語を話す作家。日本語は曖昧でもむずかしくもなく、柔軟性があり、美しい響きを持ち、世界語にもなれるというもの。世界語のところは大げさな感じがするが、面白いのは

・日本語は婉曲、敬語も国民性
・膠着性は多様性につながっている
・「さん」は便利で、関係性を越えた使い方ができる
・音、例えばK音の連続:柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺

 日本語は特異な言語ではないと分かった
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山崎麺二郎(京都 円町):つけめんはつけ汁に力がない

2014-06-06 05:59:05 | 食べ歩き
 研究のお昼の息抜きに円町まで走る。つけ麺にチャーシューとメンマを足して1,000円。口開けで入るが、ラーメン・スタンプ・ラリーの方が多く特製というのを注文していた。地元のお客が多い。
麺はつるつるで美味しい。酢橘も変化をつける。メンマ、チャーシューも柔らかく丁寧。つけ汁が薄い、厚みがなく、脂が浮いているのみだ。まるで、さっと描いた水彩画。蕎麦出身の御主人だが、もう少し華やかさがないものだろうか。チャーシューで補強されるかと思ったがそうではない。うえまちのつけめんのバランスと塩梅の上手さが良く分かった。

 帰りに北野白梅町のコーナンでドローイング用の折りたたみ椅子を買った、800円は安い。西陣の街をぶらぶらしながらマリー・フランスでパンを買う。

 つけめんは四条烏丸のすがりが行きつけだが、濁り系なのと混むのが難点。うえまちみたいなのが欲しいな。
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オイストラフのヴァイオリンで聴くモーツアルト:癒され、巧さが格別

2014-06-05 05:57:51 | 趣味
 色々な疲れがあり、ゆったり音楽に浸りたいと思って選んだのがモーツアルトでご無沙汰のオイストラフのヴァイオリン・コンチェルト。

 あっさり、くっきり、真面目で考えているヴァイオリン。Dynaudioも喜んで鳴っている。ここまで解釈が深いとは思わなかった。たゆたう、身を任せるようで聴いていて心地よいが、全体のまとまりと音楽の芯がある。あらら有名なEMIでBPOの弾き振りだ。

 感動はゆったり来る、派手ではない
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榊原(大阪 新地):水曜カレーの紹介が好評

2014-06-04 05:56:45 | 食べ歩き
 水曜日に、この前夙川の焼鳥あお山でカレーを食べた方をお連れした。本家のお味は初めてとのことで野菜カレー辛目、当方はビーフ大辛(950円)。薬味で辛い胡瓜をどしどしのせる、お替りした。極辛だと薬味の辛さが楽しめない。さらさらカレーは独自でさっぱり。相席の某広告会社の方が汐留の夢民と似ているとのお話が聞こえた。西大久保の夢民は一昨年末閉店した。(
http://www.mumin.jp/
)1975年の開店で、閉店したえぞ菊の隣にあった。早稲田大学理工学部で話題となり10倍カレーで男気を競ったものだ。汐留などにあるのはもと夢民の支店だったが、行き違いもあり現在は炒咖哩となっているチェーンだ。(
http://ciao-curry.com/ )

 喜んで頂いてよかった
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京のまちづくりセミナー まちの中の町家、町家から見たまち(高橋康夫):碩学の分かりやすいお話

2014-06-03 05:55:25 | 都市計画

町家とは
町家は都市の庶民住居で小屋、小家、こや。町屋は意味が違う
京町家は町家の原型で上ってきた人々が真似をして伝わったのでは
外→表と裏の対比、小屋と店と桟敷の機能を持つ
桟敷は貸したようだ→貸床、貸座敷の起こりか

道と町家
道は「公界」、コミュニティ空間、井戸、トイレ、洗濯、物干し 
道を、売場や町屋が浸食し道路幅が減る 軒先に柱がないのは公共通路扱いのため、ばったり床几などもあるのはそのため、津軽黒石の小店のようなもの→当方の卒業論文と設計の題材にした
道に対し、平行(街並み)、直行(奥):道(Public)、表(店舗 Semi Private)、中(玄関 Private)、奥(住居 Private)・裏(Semi Private)、庭、 垂直(高さ)で評価できる
町家は店、中の間、台所、座敷の構成、奥に裏借家、表に表借家も
奥の数寄、茶室はまちの中の自然、自然の補い→イギリスでのアメニティの概念と同じ、市中の山居
デザインとして2階の虫籠窓が出格子になるのは面白い

都市と道路
平安京は北と東に拡大
平安京の町は四行八門制で間口5丈×奥行10丈 136坪に分化、さらに南北3間×東西2間の6坪の小屋にも細分化
大路の築垣が崩され、大路小路の階層がなくなり16世紀に四面町は両側町のコミュニティになった、町(ちょう)が生まれた、祇園祭を実行、下京の六角堂や上京の革堂が発展

町と道
小路でブロックからストリートが発生
商業も四角の市場から通りの商店街に、四条新町が洛中一の盛り場
ロージは奥へのアプローチで共同の塵芥箱、便所、井戸、流しがあった

 似た概念が繰り返されたが上記に再構築した。

 なかなか面白かった。平安京の下水や汲み取りなどの廃棄のインフラ(衛生と再生)も知りたいとおもった

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サカイ(京都 御園橋):焼豚冷麺はやはり定番

2014-06-02 05:54:21 | 食べ歩き
 久々に訪問、リニューアルしていて通り過ぎた。自転車置場も近隣に。焼豚冷麺(740円だったかな)は麺がモチモチ、海苔とタレの味、チャーシューとキュウリの混ざった食感がたまらない。酢を入れ、胡椒をかけるなど味も変化できる。

 店は綺麗になった、マンガがなくなったのは残念
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十三のションベン横丁の再開発:土地区画事業はどうなった

2014-06-01 05:10:45 | 都市計画
大阪市の「対策チーム」が整備案を公表し、表の道路の幅員を4~8m、裏を無くすか、2.7m(現状)と4mという内容が日経新聞(5月9日付朝刊)に載っていた。法善寺横丁の「連担制度」の特例の適用としても議論の順序が違う。前提は
①街区として地権者(借地権者)の開発内容への全員同意と負担
②街区として不燃化と避難の確保
③狭小道路の規制(壁面線など)の緩和と担保
④駅舎への対応(有楽町での火災での新幹線事故)
などの要件を満たした上での道路計画だ。広いと店が狭くなるという意見は訝る。また、もともと土地区画整理事業( http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu160/web-content/kokyou/senkan/higashiyodogawa-juso/pdf/111014.pdf )では表の道路は8mのようだ。

 今回の新聞発表では「チーム」の案となっているがどういう位置付けで権限があるのだろう。いきなり8mがなくなるというのは理解できない。

 商業者としては店の広いほうが良いだろうが、前の道路は看板や置き看板が多く安全とは言い難かった。今回、開発するなら、阪急側への延焼防止がまず必要だ。次に賑わいある通りを作るにはどういう形とどういう管理が必要かを地権者で考えるのが筋だ。

 行政もできることできないこと、守るべきことを明確にしないとお互いにまとまらない。確かに独自の風情はあったが、危険であったのも事実だ。都市計画の協議とは、まず制限や負担など必要条件の明確化だ
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