筆者はMITの政治学博士とある。そんな学部があったのだろうか(Sloan School of Managementか)面白い点:
・略奪的金融、政府と大学の堕落、
・金融の寡占状態で政治も複占、回転ドア人事、ロビー活動、選挙資金
・金融の高い給与と刑罰逃れ
・格差増大の税制、補助金、金融は林冠エリートでトップの1%を占める
・1980年代、金融危機、IT革命、規制緩和で金融が発展
・証券化の植物連鎖、トランシェ、合成、仕組み、相互依存とシステミック・リスク( http://en.wikipedia.org/wiki/Systemic_risk )の増大(ブラック・マンデー)と短期的利益の追求
・証券化は与信の決定とその後のリスクや結果を断ち切る
・最初はジャンク・ボンドとLBO、オプション理論のポーフォリオ・インシュアランスへ、90年代は証券化による腐敗と短期化(債権はすぐ投資銀行に売り払う)で金融ボーナスとストック・オプション、投資銀行のクズ商品と格付け
・2000年代バブルは結託、政府の低金利、CODで商品化、格付け、CDSでの保証のポンジー・スキーム( http://en.wikipedia.org/wiki/Ponzi_scheme )イケイケの高いリスクと破綻時の連鎖、不正な販売、刑事・民事訴訟とも潜り抜ける
・金融に正しい行動がなかったのは、①金銭的利益、②みんなの利益・善、③情報の分割で全体像が見えなかったこと
・AIGのCDSでの破綻の原因:複雑で不透明、経営陣がぼんくら、有害なボーナス制度にしがみつく
・金融トップ層の専用エレベーター、リムジン、ジェット機などのプライベート空間、へつらう社員、言いなりになる愚かな取締役会、トロフィー・ワイフ、愛人、娼婦、ドラッグも会社の接待費、別荘なども。会社に出ないで趣味に没頭も
・バブル破たんでは「世紀の空売り」も。借り手をだます合成CDO発行で投資銀行が儲ける
・メリル・リンチの1998年、推奨銘柄は実は pos→ piece of shit 、ドイツ銀行リップマンは商品を「クソ」、顧客を「カモ」
・金融と正義、バブルの犯罪と金融の責任の検討が不明解、やりたい放題、選択できない「囚われの聴衆」
・アメリカは個人借入と貿易赤字の負担が大きい→SとNxがマイナスなら投資が減る要因
・密結合:銀行と影の銀行(ファンド、保険、年金)、カネで動く学者(MITも)
・ジョージ・W・ブッシュが戦争と巨額の減税、金融規制緩和でアメリカを駄目にした
・金融、流通、自動車、電機通信、エネルギー、メディア、医療、アグリビジネス。食品など寡占化になりすぎ利益・権益確保のロビー活動、政党密着に走る、超富豪が支配
・二大政党も逆説的に固定化、複占政治体制
・1970年代からアメリカのシステムは弱体化、金融は成熟産業に金を貸さない、海外企業との競争に負ける、政府対応もない
・富の循環と格差、ハーヴァード(学部4年間)で21万ドル、格差と停滞のしらけた社会、MBAなどないなら「上司を喜ばせることに徹底的に集中した方が良い」、学校も私学、良い公立学区、その他の3つに分化
・究極の屈辱、まともであることの金銭的不利益、①最も悪質な人間がトップ、②社会的貢献ができる人が破壊的に、③何事にもしらけ、利己的、あきらめ
なかなか面白い