写真などを立て掛ける機能を持ったオブジェとして”筆”を作った。
気に入った流木でこのシリーズのまず最初に作った。
よく見ても木のどの部分が流木として残ったか見当もつかない。
素材として選んだ時点では重しとしての機能も持ったこの陶片と組合すことになるのとは思ってもなかった。
運命も決まっていると思えることはあるが作品作りにおいても海や山で別々に集めてきた素材が一つの作品になると決まっていたように思えることがある。
そんな時はうれしくなり何に感謝していいのかわからないので四方に手を合わせてありがとうと言う。
このシリーズの最後に作ったのは”島”。
”島”に立て掛けているのは第28回野草(イエツァオ)展のとき作った赤い紙のベースで”明月三五美酒十千”と古代文字で書いた。
明月は十五夜がよく美酒は多いほうがいいとの意味だ。
去年の展覧会では掛けて飾った。
(写真はクリックすると大きくなります)