金生町生活を始めて2年ほどはヨシやダンチクと大きな草が生えて水辺まで行くのが難しいところが多かった金生川だがブルドーザーが入り行けるようになった。
いたるところの水辺にはクレソンがたくさん生え知り合いに配ったり東京の仲間たちに送れるのがうれしかったが今年は事情が変わってきたようだ。
遅くまで続いた猛暑のためかクレソンの芽吹きが遅かったうえ数日前より河原にブルドーザーが入りやっと大きくなり始めたクレソンが生えている場所まで整地し始めた。
気が気でないが”クレソンが採れなくなるからやめてください”とは言えない。
この場所ではカラシナもたくさん採れた。
ブルドーザーを運転している人はおいしいクレソンやカラシナのことは知らないだろう。
私はスーパーに野菜を買いに行くより野山で調達するのが好きだ。
第29回野草(イエツァオ)展会場に飾るため割れたガラス瓶に植えたヨシにクレソンが可愛く芽吹いた。
おなじクレソンだが小さな器では大きくは育たない。
環境はどんな生物にとっても大事だ。
寒風の中広々とした河原で太陽をいっぱい浴び元気に育ったクレソンが採れる場所をまた探さなければ。。
クレソンも私もブルドーザーに負けるほど軟でない。
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