常宿でいつもニコニコと接してくれ宿で唯一作る箸置きにも興味を示してくれるハルさんが居ないのが気になっていた。
帰り際女将よりかなり難しい病気でちかじか手術することを聞きハルさんも飲んでると言う体に良い水を作るきれいなブルーの瓶をいただいた。
飲み水には常々興味を持っていたしどこからか取り寄せたであろう大事なものをいただいたうれしさもあり、ハルさんが元気になるようにとの思いも込めてさっそく作品にしようと妹のきんかんと話し合った。
ブルーの瓶に水道水を入れ30分ほど太陽に当てると体に良い水になると聞いたので水の名を”ハルさんの水”と命名し宿で水道水を入れて作業場に持って行った。
帰って調べるとブルーソーラーウオーターと言うハワイの問題解決法”ホ、オポノポノ”に基づきブルーの瓶で作られる水だった。
きんかんはブルーの瓶をガッツポーズの腕に見立て和菓子が入っていた竹細工の四角い籠を砂に立て周りに梅を置き”がんばるぞ”とした。
飛び入り参加の赤瀬昭平さんも作品を見ての解釈で写してくれる。
写真が送られてきてのお礼の電話をするときんかんがその時は”まけないぞ”と言っていたので四角い竹籠が兜と感じ突き抜けるように空を入れて写したとおっしゃっていた。
送られてきた写真は作る人と写す人のコラボレーションのような写真だった。
(写真はクリックすると大きくなります)