重要文化財真鍋家の室内を使わせていただいての野外教室が決まってからは毎月一日に開かれる切山昌平校塾へ参加しても今までとは部屋を見る目が変わってきた。
そのころより以前は四角い柱だっただろう虫に食われて変形した栗の柱が気になり始めた。
昭和53年の解体修理のとき腐って使えなくなった柱があったそうだがこの柱は湿気をよばない石の上に乗っているので虫に食われても腐ることはなかったのかと思ったりする。
変形しながら400年以上この家を支えた柱だと思うと手を合わせたい気持ちになる。
虫に食われた凸凹部分にセンダンの実の柄を引っ掛けた。
石の上には3月より四月にかけて見事な花をさかせる近くにある梅園の梅の種とセンダンの実とハブソウの実。
石に立てかけているのはハブソウの実とアズキの実。
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