野草(イエツァオ)なくらし!

文京区改め金生町で草をアートし売り、食べています

第39回野草(イエツァオ)金生町野外教室パート7

2013-10-19 21:21:07 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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重要文化財真鍋家の室内を使わせていただいての野外教室が決まってからは毎月一日に開かれる切山昌平校塾へ参加しても今までとは部屋を見る目が変わってきた。

そのころより以前は四角い柱だっただろう虫に食われて変形した栗の柱が気になり始めた。

昭和53年の解体修理のとき腐って使えなくなった柱があったそうだがこの柱は湿気をよばない石の上に乗っているので虫に食われても腐ることはなかったのかと思ったりする。

変形しながら400年以上この家を支えた柱だと思うと手を合わせたい気持ちになる。

虫に食われた凸凹部分にセンダンの実の柄を引っ掛けた。

石の上には3月より四月にかけて見事な花をさかせる近くにある梅園の梅の種とセンダンの実とハブソウの実。

石に立てかけているのはハブソウの実とアズキの実。 

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第39回野草(イエツアオ)金生町教室パート6

2013-10-18 21:34:45 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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妹のきんかんも少しでも明るいうちに室内での作品つくりをしようと思ったようで写真はストロボを使って写しているが肉眼ではとても暗い場所で創作をした。

持ってきた皮を剥いだナンテンの枝と流木の枝を使っているがそばに飾ってある藁ぞうりやツルを使ったカゴに触れないように神経を使ったと言っていた。

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ヌルデの実には赤いトウガラシがからめられ丸い実はセンダン。

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下に飾られているセンダンの柄にはススキが挿され三和土にはグリーンのセンダンの実と赤いトウガラシが置かれている。

写真に写っている流しと木の桶は今も現役で毎月一日に開かれる切山昌平校塾の時にいただく食事後の食器類はここで洗う。

洗った食器類はもろぶたで水切りをする。

今は簡単に買えない道具のもろぶたはいろんな使いまわしができる。

生活様式が変わり使われなくなった道具の良さを再認識したりする場所だ。

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創作する前。

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第39回野草(イエツァオ)金生町野外教室パート5

2013-10-17 23:16:08 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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月一回重要文化財真鍋家で開かれる切山昌平校塾の時は感じたことはなかったが今回藁を練りこんだ土で作られたオクドの自然に染め分けられた色がとてもきれいに見えた。

そっとヌルデとセンダンの実を置いてみた。

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オクドの土の補強のため入れられた藁もあれば藁ぞうりに編まれた藁もある。

並べられている藁ぞうりのそばにはハブソウの実を並べた。

いつ来てもきれいにはき清められている三和土は土に消石灰とにがりを入れて作られたのだろう。

オクドは土に藁を入れて作られている。

車社会になるまでは周りにある自然物を利用しての生活だった。

もうその時代に帰ることはできないがここへ来ればその時代を実感できるものがさりげなく大事に置かれている貴重な場所だ。

今はオクドの焚口は囲炉裏の部屋に向いているが解体修理前は三和土に向いていたいたようだ。

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第39回野草(イエツァオ)金生町野外教室パート4

2013-10-16 21:35:07 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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野外教室は13時より始まったが素材を集めたり水揚げをしたりと準備をし創作開始は14:30分。

なるべく明るいうちに暗い個所の創作をしようと毎月一日に開かれる切山昌平校塾で講義をうけながら囲炉裏の煙で見事に黒く染まった板壁にきれいな緑の植物を置きたいと思っていた夢を実行。

囲炉裏の煙は上へ登るので下より上の部分がきれいに黒く染まっているが下のムシロも使いたいので下を選ぶ。

時間があれば上の部分も使いたかったがほかに使いたい場所がたくさんありあきらめる。

創作の素材?として重要文化財真鍋家ははドキドキするほど魅力的だ。

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ストロボを使わないで写した。

この方が実物に近い。

立てかけているのはヌルデとカルカヤで置いているのはワイルドキュウリとセンダンの実。

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 第39回野草(イエツアオ)金生町野外教室パート3

2013-10-15 20:01:11 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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江戸時代中期に建てられたといわれる重要文化財真鍋家は昭和53年に解体修理されたがそれでも45年はたっている。

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部屋の中は畳から天井までいつも焚かれている囲炉裏の煙で黒くなり柱を塗りこんだ土壁は厚いうえ窓は一つで薄暗い。

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天井は黒光りしている。

妹のきんかんはすぐにはなじめなかったのか竹で作った縁よりソーット部屋に入っていくような作品を作った。

素材は皮を剥いだ2又の枝、トウガラシ、ハブソウの実。

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第39回野草(イエツァオ金生町)野外教室パート2

2013-10-14 22:30:27 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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2008年に金生町生活を初めてすぐの8月より重要文化財真鍋家で開かれていた切山昌平校塾へ通うたびに靴を脱ぎ囲炉裏のある部屋へあがる時床下のイモの貯蔵庫だった穴が気になっていた。

勉強会の時は主催者である真鍋潤さんが迎えてくれ仲間たちがいる雰囲気と違い創作の目的で真鍋家へ入るのはかなり緊張するものがあった。

真鍋家は昭和45年に重要文化財に措定されても10年ほどは16代真鍋家当主潤さんのご両親が住んでおられた。

今は別に建てられた管理棟に住まわれているが仏壇は重要文化財真鍋家にまつられている。

勉強会の参加者で仏壇に手を合わす習慣のある人たちは手を合わせているが私は合わせたことがない。

今回はまずよろしくお願いしますと手を合わせた。

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真鍋家は江戸時代に建てられ代々のご家族の人達が囲炉裏の部屋に上がるたび触れた栗の木は貫禄、存在感たっぷりだ。

まずは貯蔵穴の周りを赤いトウガラシ、黄色いミカン、大きなカボチャ、ヘチマやアケビで飾らせてもらった。

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第39回野草(イエツァオ)金生町教室パート1

2013-10-12 22:43:48 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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結局不参加になったきふじさんよりきれいに包装された果実酒が5種類もふきんで梱包され送られてきた。

金生町は遠いと言われたが東京からだと健康、生活面で少しでも気になることがあるとひょいと出てくるには確かに遠い。

送られてきた果実酒はあす泊まるやすらぎの家にももちろん持って行くがさっそく今日からいただいている。

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今回の作業場になる重要文化財真鍋家へ着いたのは13時過ぎ。

まずは素材採集へ。

10月の猛暑とかで今日も暑い。

大きなセンダンの木にはまだグリーンの実がたくさんついている。

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下の斜面には少し色づいたセンダンの木があるが行ける場所でないのが残念だ。

車の往来が激しい街中よりほんの8キロほどで来られる場所とはおもえない。

思わず深呼吸。

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採った植物の整理。

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夜香木

2013-10-11 21:57:49 | 植物

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5月に病気見舞いのため上京した時その友達の庭に植わっていたヤコウボクの枝をもらってきて挿し木したのが8本ついた。

さしあげたり土に下ろしたりしたが一本だけ鉢植えにするため身近においていたのが花芽をつけているようだった。

小さな枝をさして5か月目で花が咲いてくれるとはうれしいことだ。

その友達は明日から始まる第39回野草(イエツァオ)野外教室の会場が重要文化財真鍋家及び周辺を作業場にさせていただけると決まった3月に電話した時、すぐ参加表明をしてくれたがもう参加はできない。

毎日ふくらんでくるつぼみに”12日までに咲いてくれたら友達の代わりに参加させてあげるね”と毎日語りかけているが咲きかけているのに咲いてくれない。

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昨夜ふと見ると何個もの花が反り返り嬉々として咲いている。

夢かと思ったがいい香りまでする。

名前のようにいい香りをさせて夜花を咲かせる植物だった。

そういえばオオバギボウシの花も夜美しく咲きいい香りをさせるがすこししなびた昼間の花しか知らなかった。

12日までに咲いてくれたが野外教室は昼間だ。

今回のやすらぎの家での夕食は、食材をあまり手を加えないでいろんな薬味で食べる試みをするのでその時に参加してもらうことにした。

いい香りは場をいいムードにしてくれると思う。

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玄米が届いて

2013-10-10 21:45:49 | 日記・エッセイ・コラム

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農家より玄米30キロがでんと届いた。

4回目にしてやっと迷いなく一度に買うのがベストだと思えた。

5キロから買えるが農家はお店でないのでいない時や電話が通じない時もあり収穫前だと分けてもらえる玄米がない時もある。

ペットボトルに小分けしておけば虫がつかないらしいのでその作業の前に干したナツメと記念撮影。

ナツメは干してもカリカリに乾かない。

ハエの幼虫が過ごすには居心地がいいらしく去年は一時期全部の実の中にウジ虫がわいた。

今年は目の細かいナイロンネットに入れて干したので安心していたらよく見ると食い破られている個所がある。

5ミリほどの小さいハエが殺気立って周りを飛んでいた。

玄米は密封しておけばいいが乾かすナツメを密封するわけにはいかない。

来年は金網にするしかない。

それにしても相手は5ミリほどのハエだ。

子孫を残すためのエネルギーはすごいと思い知った。

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サクラの皮で作った漢詩を書くベース

2013-10-09 22:34:14 | アート・文化

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クヌギの皮と違いサクラの皮はなめらかだ。

平たくするとき割れた部分を動きを出すため少し広げようと思っても繊維が強く広がらない。

合わす素材で動きを出すことにした。

サクラの皮は”壇の浦かなしや”で梯子の右側の支柱に使ったサクラの木の皮だ。

右の二又の枝は皮を剥だナンテンで下と左と上は皮つきのナンテンの枝。

笹と似ているがカンノンチクは少しカーブしているし木とは質が違うのでので使った。

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紙を貼る前。

2年前に漢詩を書くベースを作ったときは長四角だったので今回はカーブのあるラインにしたかった。

ベースを作る時点では合わせたい素材で形作っていくが出来上がってみるとカンノンチクには墨はのらないしまわりの枝の空間をどんな使い方をすればいいかと考えてしまう。

縦横90,72センチ。

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クヌギの皮ので作った漢詩を書くベース

2013-10-08 20:52:03 | アート・文化

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漢詩を書くベースが仕上がった。

縦横69と64センチ。

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紙をを貼る前。

使っているクヌギの皮は”壇の浦かなしや”で使ったクヌギの長すぎて切った部分の皮だ。

上と下はかなり良い表情になった流木。

クヌギの皮は割れやすく曲げられないので平たくして保管しておいたのがちょうどいい具合に使えた。

使えたが皮の肌は凸凹で4種類の和紙を使った部分とどんなつながりになるか、どんな漢詩をどんな書体で書く気持ちになるのか楽しみだ。

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消えた植物もあるが

2013-10-07 22:01:48 | 日記・エッセイ・コラム

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グアバの実が黄色く色づき畑へ行ってちょっともいで食べるのを楽しみにしていたら今日は大量に採れた。

葉にいろんな薬効があるというので冬にかなり枝を切り落としグアバ茶にしたにもかかわらずなってくれた。

私の畑とは相性がいいみたいでうれしい。

実はやさしい黄色でかわいい形だが甘酸っぱく濃厚な味で食べると元気がもらえそうな気分になる。

ワイルドキュウリもかわいくぶら下がり始めたので採り冷蔵庫で保存し始めた。

食べておいしいものではないがかわいいので差し上げると意外に喜ばれるし採るのが楽しい。

去年初めて植えて今年も植えるつもりが買いそびれ残念に思っていたら落っこちた実から一本だけ芽吹いてくれた。

草に負けないで育ち楽しませてくれている。

おもわず元気に育ってくれる植物もあるが育ってほしいのに消えていく植物もある。

ソウメンウリ、ナタマメ、ナガカボチャ(バタースカッシュナッツ)種が手に入れば再度挑戦したい。

きれいなグリーン色の実はセンダン。

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ジンジャリリー

2013-10-06 21:22:23 | 植物

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今日はジンジャリリーの花が大量に採れた。

今年の猛暑で花が咲き始めるのがいつもより遅れ今が盛りだ。

毎日咲いた花を採って湯がいておく。

味噌汁の具にサラダや和え物、煮物に。

ショウガの香りはするが柔らかく歯触りも良くいろんな料理に使える。

それからコップにでも生けておけば部屋中いいかおいがする。

私の畑と相性がいいのかどんどん繁殖する。

すぐ近くに植わっている大きくならないキンカンが日陰になってしまった。

知り合いがショウガが手元にない時はジンジャーリリーの根をショウガがわりにつかうそうだ。

ちょっと増えすぎなので根っこを使う料理を考えなくてはいけなくなりそうだ。

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大量にできれば

2013-10-05 21:56:52 | 日記・エッセイ・コラム

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台風23号の影響で今日は一日中雨。

一か月ほど前より畑へ行くと茶色になったハブソウの実を採集しているが今日は畑へも行けず。

ハブソウは種を蒔かなくても時期が来ればいたるところで芽吹き条件のいい場所だと大きな株になり、条件が悪く小さな株にしかなれなくても小さな豆がぎっしりと詰まったながいさやの実をつける。

ほとんど炒ってハブ茶にするだけだのに大量に採れた。

ふと思いつき炒って焼酎につけると2~3日できれいな茶色になった。

美味しい果実酒になりそうでうれしい。

果実酒のまわりにハブソウの豆を置きハブソウのさやと赤いトウガラシを置いた。

赤いトウガラシも今年はおもわずたくさん採れそうだ。

本当は甘長トウガラシの種を蒔いたのに育たず短いまんま赤くなりとても辛い。

苗をおすそ分けしたところではしっかりと甘トウガラシに育っている。

トウガラシも薬味として使うだけなのにせっかく大量にできたのでなにか保存食を作りたい。

辛い果実酒はさほど飲みたくないので醤油にでもつけようかと考えている。

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チンクチク縫うシリーズ番外編

2013-10-04 22:41:51 | リメイク

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7月より始めたチクチク縫うシリーズを9月にやっと切り上げたつもりだったがバスタオルで作ったトイレマットは寒々しくかんじはじめた。

ちょうど”ウサギの足”のマットを編むとき使った毛布が余っていたのでチクチク縫うシリーズ番外編で毛糸で縫い冬用トイレマットを作った。

それにしても今年は猛暑だったはずだけれどどんな暑さだったかは忘れて冬の準備だ。

メリハリがきいてていいと言えばいいが忙しい。

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洗面所前のマットも毛布で作った。

無地に模様を作っていくのも難しいが強烈な紺の線に負けないようにチクチク縫っていくのも難しい。

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チクチク縫う前

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