虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

化学が好きな子 (感覚型の子のレッスンから)

2009-03-07 16:16:40 | 通常レッスン
今日は茨城県からもうすぐ5歳になる☆くんが
虹色教室に来てくれました。

お母さんのお話では考えることが苦手。
集中して遊ぶことが少なく、遊びが発展しない。

というお話でした。
しかしいっしょに時間を過ごすうちに、
☆くんは確かにこれまで生活の中で考える習慣がついていない様子はあるものの
決して考えることが苦手な子ではなく、
推理と思考分野で優れた能力を持っていることがわかりました。

線を重ねた図を推理する問題でも
回転した後の図を考える問題でも
系列完成の問題でもひねったものも正確な答えを出すことができました。

☆くんのお母さんは、
「人が好きで、考えることがあまり好きでないようなので
感情型の子ではないでしょうか?」とおっしゃっていましたが、
私は感覚型の感情寄りの子で
思考は苦手じゃない…のでは?
と感じました。

いっしょにブロックで遊んでいたとき、ミニチュアのおもちゃの
化学セットを楽しそうに見ていたので、
いっしょに簡単な化学実験をすることにしました。

すると遊んでいる間はあまり集中しなかった☆くんが
とても熱心に実験に取り組むことが出来ました。

食紅で色をつけた水を試験管に入れます。
発砲する入浴剤を入れてみます。

泡がぶくぶく出て、☆くんはとても感動した様子です。

ストローをスポイドの代わりに使って、試験管のメモリぴったりに水を入れること
水温を計ってみること
星の砂が水に浮くか試してみること

もしました。
「どうして、ここに星の砂があるの?」と☆くん不思議そうです。
空の星から持ってきた砂だと思ったのでしょうか?

感覚型の子、感情型の感覚寄りの子、思考型の感覚寄りの子は、
こうした化学の実験が好きな子がよくいます。
美しいものや色に敏感だからだと思います。
結晶作り、
鉱石集め等も喜ぶことが多いです。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (いけいけ)
2009-03-07 22:50:10
初めての実験はとっても新鮮で楽しかったでしょう♪
☆君のお母さんは、ちゃんと遊びの大切さを理解されているんですね。
先生の教室は、子供だけでなく親もしっかり学ぶことが出来ますもんね(笑)

さっそく体操されたんですね(笑)
あのうたい文句は魅力的です。
私もグルグルが無ければやりたいのですが・・・
なんか効果が出て来たら、教えてくださいね♪
宣伝しておいてなんですが、先生がいいと言うなら私も再チャレンジします(笑)

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Unknown (☆の母)
2009-03-09 13:46:52
☆の母です。

子供の気質や興味について、親が見過ごしてしまっていることを沢山ご指摘頂き、
本当に内容の濃いレッスンをして頂けたと
心から感謝しております。

レッスンでは、落ち着きがなかったりお行儀が悪かったりとお恥ずかしい限りでしたが、息子は、
自分がなんとなく抱いてきた興味を、先生に初めて形にして引き出して下さったことが
とても嬉しかった様子です。

思えば2、3歳ごろから水遊びというか、何でも水に溶かそうとするいたずら?をよくやっていました。
粘土や紙を試したり、
果ては台所の各種スパイス類を片っ端からコップに入れてぐちゃぐちゃ混ぜる、などなど。

頂いたアドバイスの通り、これからは単なるままごとやいたずら遊びに終わらず、
理科的な興味へ楽しく発展できるよう、工夫してみます。
本当にありがとうございました。

※御礼のメールも併せて送らせて頂きましたので、ご覧頂けたら幸いです。

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