年中や年長になると、文字や数字に対して敏感になってきます。
ブロックをするにしろ、ごっこをするにしろ、
文字や数字を取り入れるようにすると
遊びが盛り上がるし、文字や数字に対する親しみも湧きます。
遊びに取り入れる方法をいくつか教えると、子どもたちは出かける際も
駅や遊園地の料金表、レストランのメニュー、
禁止の張り紙、広告などさまざまものに興味を抱くようになります。
自分から積極的に文字や数字を遊びに取り入れるようにもなります。
文字や数字を書くことができない子たちには、
大人が子どもの要望に応じて書いてあげるといいです。
自分も書いてみたいと思うようになります。
それでは、文字や数字を遊びに取り入れるためのアイデアをいくつか紹介しますね。
<駅の電飾掲示版のテロップ>
紙の帯を作って文字を書いてブロックに巻くと、
簡単に電飾掲示版を作ることができます。
<映画館や博物館のチケットやお知らせ>
<パンフレット>
<お手紙><絵本>
<メニュー表>
↓の写真はメニュー表ではなく
レストランで注文を受ける機械を手作りしたものですが、
こうしたものといっしょにメニュー表も作ると楽しいです。
<絵本の世界に出てくるものを取り入れる>
<おまけ>
ついでに年中さんたちのレッスンの様子をコピペしておきますね。
年中のAくん、Bくん、Cくんの算数タイムの様子です。
Aくんが、お弁当箱におもちゃの食材を詰めて、
「先生、けいさつのごはんって書いて!」と言ってきました。
言われるままに「けいさつのごはん」と書くと、
Aくんは、「ぼく、『の』の字、書けるよ。」と言って、『の』と書きました。
Bくんも、Cくんも、「ぼくも」「ぼくも」と、『の』を書きました。
わたしが、「けいさつの の の のごはん」とみんなの書いた『の』も
指でなぞりながら読むと、おふざけ大好きのAくんに大ヒット。
息ができているのか心配になるほど笑い転げてから、
「もっともっと、書いて!」とお願いされました。
ちょうど、『の』が多すぎる文章で笑った後ですから、
次に『のぬき』の手紙……というのを書いてあげました。『の』の字だけ抜かすと、
お手紙が現れます。真剣に『の』の字にバツをしています。
どの子も文字にとても興味がある時期のようで、「ぼくにも、のぬきの手紙書いて!」
「ぼくにも」とみんな必死です
魚釣り遊びをする時、魚の色ごとに得点を考えてもらいました。
といっても、ある程度、釣った後で得点を考えたので、
どの子も自分が持っている色の得点を大きい数にしようとしていました。
カラスのゲーム。
このゲームでも果物の色ごとに得点を決めることにしました。
大きな数を言うのを心から楽しんでいたので、
「6点のが1つと7点のが1つと100点のがふたつ取れたよ」と報告だけ
してもらって計算をするのはやめました。
子どもが数の何に興味を持っているのか、に応じて、ゲームのルールを調整するのは
大切だと思っています。
ビー玉コースター作りやひもを引っ張ると回る回転すし、
同じしかけでバッティングマシーンなどを作りました。