前回の記事で、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
親御さんから、
「他人の話を聞きません」
「みんなが集まっているときに、一人だけ自分勝手に振舞っています」という
相談を受けるとき、子どもの様子には何の心配も感じられないけれど、その子を見守る親御さんの言動が気になる、ということは結構あります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
と書きました。
子どもが相手の話に熱心に耳を傾けるようになるには、自分の話に、親愛を込めて、熱心に、耳を傾けてもらった経験がたくさん必要です。
という記事でも取り上げたのですが、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
① 世話をする人の情熱的、言語的な反応の仕方
子どもが声を出したときに、反応しないとか、単に動作を真似するという
レベルではなく、親愛を込めて、心のこもった言葉で応えているか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
が、子どもの脳の発達に大きな影響を与えることが指摘されています。
「他人の話を聞かない」という子とお母さんの関わりを見ていると、お母さんが子どもの話に相槌を打ったり、うれしそうな表情で子どもが興味持っていることに共感を示したり、子どもが始めた話で盛り上がったりする姿が少ないように見えることがよくあります。
その一方で、子どもの振舞いを心配そうに見つめたり、「きちんと聞きなさい」と注意したり、子どもが笑いながら話しかけるのに、さらっとした反応を返したり、大人の説明に飽きて、半分腰を浮かしている子にくどくどと言って聞かせたりすることは多いようです。
性格上、「情熱的」に相手の話を聞くのが苦手な方もいらっしゃるでしょうが、幼い子にとって、親の自分に対する反応の質がいかに大切か、どうか心に留めておいてくださいね。
↑ 大きな数を体感するための手作り教具です。