教室に着くなり持参したスターウォーズの本を開いて、「R2-D2を作りたい!これだよ!これ!」と力説する小1のAくん。
「丸い筒の形のものってあったかな?」と材料入れを物色すると、ご近所さんにいただいた「ケンタッキーのクリスマスバーレルの空き容器」がありました。
バケツ型なので筒状になるよう1か所だけ切り込みを入れ、画用紙を貼りました。
ラーメンの空き容器もかぶせると、何かいい感じ。
このサイズに対し、Aくん……「ちょっと小さいな」とこぼしていました。
どんなに大きなロボットを作ろうと思ってるんでしょうね……。
自転車用の点滅ライト(100円ショップ)を内部に取り付けると、赤い光が右から左へ流れるように点滅していきます。
すごくロボットっぽいです。
手はサランラップの空き箱を画用紙でくるんで、ねじでとめました。
手がちゃんと動きます。
ロボットの下部分にはいらない車輪を取り付けました。
車輪の取り付けはAくんには難しかったので、ほぼわたしが手伝うことになりました。
キャスターとねじをそろえておいたら子どもが自分でつけることができるかも……と感じました。
こんな大きなものを作って、どうなったのか気になった方がいらっしゃいますよね。
Aくんが抱えて帰りました。
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教室に来はじめたころ、Aくんは大の算数嫌いでした。
数を数えるだけのことでも、パニックを起こして大騒ぎしていました。
「算数が嫌、計算が嫌!算数なんかなくなっちゃえばいいんだ」とお母さんに乱暴していたのに、今では算数が得意な勉強好きな子に成長しました。
Aくんがいきいきと学習に取り組む姿に感心しました。