
わたしのTTは現在2マソキロをちょいと越えたところです。各部のなじみがだいぶ進んだ印象で、車室内が非常に静かに保たれるのが特徴。各パーツの暖気が終わって高速を巡航する、などというときにはそれこそエンジン音に聴きほれながら(爆)となります。納車直後にあった200(油温)以上でのリアリフト傾向はいまやまったくなく、トルクが全体に太った感じでたのもしいっす。あ、もちろん中心は5000まで。それ以上はやはり回ってるだけかな、って感じになっちゃいますが、ただあの音だけは必聴です!フォーンが太くなったり細くなったりで登りつめるさまはなんともいえず、それが聴きたくてついSを使ったりしてしまう昨今。
さて、きょうは復路に先々代のW211とトヨタのワゴン(爆)の争いに乗じてSモードを存分に楽しませていただきました。この手の低次元の争い(自覚している)ではトラックないしはフツーのクルマに阻まれてからのブレーキングとその後のシフトダウン、まあきょうびの路上ではキックダウンでしょうか、のレスポンス、さらに床まで踏んだ状態からのトラクションで勝負は決まります(爆)
トラクションにはハルデックス、ブレーキング、シフトダウンにはニュウオイル、というわけでなにからなにまで条件が整っている!トヨタはともかくSは200以上でも走れるようでしつこく食い下がってきます。
さいきんトラックに装着されているリミッターのことはみなさまもご存知でしょうが、まあ100kのトラックを102kで追い越す、という信じられない走路妨害(違)が500mごとに起きるのが現実のアウトバーンです(爆)
先に走ったほうが露払い扱いで負け、となります(爆)、ですから先頭をお譲りして100までのブレーキングとその後の加速比べを楽しむ、というのが今日のパターン・・・ってSぢゃねえ・・・重すぎってもんです。ほんとかよ、ってくらい重ったるくて「もっさー」としか加速しません。まあ重量考えればこんなもんでしょう。仕方がないのでこちらが先頭を走りますと再びトラックに阻まれて、今度はSが直後につけてきます・・・ぐひひ、ブレーキングと同時にこちらはすでに6→5→4までのシフトダウンを終えてアクセルオンを今か今かと待っている状態(爆)、ううむタマランチ会長な瞬間(ばか)。
前が開くと同時に床まで踏んでやるとなんとまあカゲキなことにTT3・2名物「ダメ押しキックダウン」がおきてウワワワ~ン、だなんつって3速まで落としてのフル加速が始まってしまいます。ハルデックスさまの恩恵でトラクションは後輪にもしっかりかかりますから路面は直線だろうがコーナだろうが、はたまたウェットだろうが安定しきったまま・・・まあ重量の違い、っつってもこちらもライトウェイトというわけではないですが(汗)を思い知らせてやるにはちょうどよい・・・って低次元なお話で申し訳ないです。
ところで高速道路では私はSモードの使用をお勧めしたい。上記のようなおバカなおっかけっこなんざ何の意味もありませんが、たとえば悪条件下でのドライビングなどにもSは効いてきます。
その昔、もう10年ほどになりますが、964カレ2でシャーベットの路面を走行中、登りにかかった瞬間に予想通り(爆)前輪のトラクションが抜け、3回転半のスピンをくらったことがあります。(スケーターズワルツここから→)回転中にはぬほ~、これが・・・てなもんでアクセルオンするのですが、あとで考えてみればこのときは4速にはいっていたのでした(爆死)、瞬時にシフトダウンして2にはいっておればスピン回避ができたはずだったのですが、結局停まる間際になって気がついて1に入れてクラッチジンワリエンゲージ(完全意味明瞭)で、トラクション回復(祝)!!(←スケーターズワルツここまで)もう停止直前でしたが最後までブレーキを踏まなかった私をホメてやりたい(爆)その後はさすがに除雪車にブロックしてもらいながら(爆)手持ちのチェーンを巻いて事なきを得た、というニガーイ経験があるのですが、これにしてもTTに乗り換えたいまとなってはまあ有り得ないかもしれませんが、3・2の場合、DよりもSモードの積極的なシフトダウンがあればアクセルで対応できるので安全に寄与すると思います。雨天では低めのギヤをつかってアクセルオンで走行、これ鉄則!って氷と雪はまた別の話ですわなあ・・・
アウトバーン中央線の山岳区間は180程度で旋回するとまあ満足がいくようなRが多い。平地区間の高速コーナには220だなんつうカゲキなのもありますが、まあ危ないだけです(爆)。
たまに奥へ行くほどきついキケンな箇所もありますが、わたしもダテに通ってません。キロポストでほとんどが記憶済み。ひどいときには(爆)週に3往復、だなんてときもありましたからねえ・・・(とほひめ)
さて、そんなコーナに差し掛かかるにあたってスピード調整をおこなうときにアクセルオフ、あるいはちょいとアクセルを戻す。その瞬間にもシュパーン!という音を伴って6→5のシフトダウンが起きます・・・こりゃ助かります。これまた964時代のお話で恐縮ですが、200(油温)以下では5に入れない、というルールを持ってクルマに接しておりましたのでこのシフトダウンも助かります。200近辺でのシフトダウンだなんつったらMT車では緊張しますけど、DSGときたらアータ、パドルカチリでフォーンとな(民謡バックコーラス調)・・・ここまでやられるともうゲージツですな!!
で、ビミョーなアクセルオンのまま高速コーナに進入・・・とこれの繰り返しです。簡単安全ウデいらずがスポーツドライビングなのか、といわれればノーでしょうが、TT3・2のキャラにはまさにハマりです。
130前後での頑なな巡航、というような場面ではさすがにDに入れっぱなし、ということになるでしょうが、その近辺で効率よく走らせようとしたときには私は迷わずSを選択することにしております。TTはそもそもネンピのよいクルマです。Sは高回転を多用するモードであると誤解されがちですが、そうではなく、エンジンのイチバン効率の良い回転域を拾ってくる賢いモードです。MTモードで意味なくカチカチやるよりもよっぽどTTらしいと思います。
TTのデザインはご存知の通りですが、その内容と外観のバランスがいちばん近いのはモデル末期のこの3・2ではないか、と考える昨今。もうすぐ次期TTもお目見えでしょうが、買おうかどうしようか迷ってる方がいらっさるようでしたら、それ見てからぢゃ遅いのかもしれませんよ(一部意味明瞭)。そろそろ大幅な値引きが期待できる時期に突入しているのかもしれません。ぜひともご検討を(爆)。