嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

りんごのオーブン焼き

2005-11-20 20:28:00 | 食・レシピ
DSC1040りんごには2種類ある、と思う昨今。ひとつはりんご本来の酸味をしっかり持ってりんごらしい味わいを追求した系。もひとつは甘味を追求したパイナップルに似てしまった系。長野は青森についでりんごの生産では日本でも有数らしいが、その長野にしてりんごらしいりんごは実は少ない。近年は高価で売れる「ふじ」に代表されるみつたっぷり、ジューシーでひたすらお口に優しい・・・タイプで言うと後者のパイナップルに似てしまった系のやつばかりがもてはやされる。そろそろシーズン本番という頃になってお歳暮をにらんだ店頭に並べられるのは私がパイナップルりんごと呼んでいるものばかり・・・んま、こんなりんごも悪くない。どころか美味しすぎて2つはいける(爆)。んが、そんなのばかりがりんごではない。
今日は紅玉・・・つまり酸味フィーチャー系の前者にバター、レーズン、グラニュ糖、シナモンを仕込んだやつをオーブンで焼いてみますた。引き締まった酸味にレーズンの濃い味をバターでつなぐ。カルピスパターがあればなおよし。オーブンなんかなくてもふたができるお鍋で弱火であぶって40分で仕上がります。紅玉のシーズンもそろそろ終わりな昨今。「ふじ」でやらかすにはゼータクすぎかもしれませんからいまのうちにどぞ!