くっくは履いてなんぼ、当たり前の事実ですが、特にこんかいのこれのような、スタイル、造りともに、長持ちしちゃうプロダクツは早く履きおろさないと買った意味がありません。
と申しますのも、ローテーションを組んで履き回す私の場合では1足あたりまあざっと40年はもっちゃう。現在の年齢を考えますと、とてもぢゃないけど死ぬまでにはきつぶせない。というわけで、一日に3、4足を履き回す、などということも別段珍しくはないのです(ヘンタイともいいます)。ホテル業なだけに屋内でも常に履いている、というのは大きいか。
で、履いたあとに手を入れて、というのを繰り返すうちに、えもいわれぬオーラのようなものが靴に備わるようになるのは事実です。
新品にはゼッタイに出せない味わいというやつ。
ディスプレイされている靴でオーラがでているのはまず見たことがない。洋服と違い、皺やシミ、キズが入ってなんぼ、というのは靴ならではです。
人間なんて明日、いや今日、死んでしまうかもしれないわけですから、せいぜい悔いのないように楽しんでおきましょう、というのが私の方針。
また靴バカの私の場合、この先、秋にも来春にもどんどん靴が出来上がってくる(完全意味明瞭)関係で、うかうかしていられない、というのもあるか(爆)。
というわけで、急遽引っ張りだした、お手入れクリームのみなさま。
靴ひもを外してディアマント→サフィール→コルドヌリアングレーズの順番で、それぞれ艶出ししながら3周ほどいたしました(爆)。一足あたり映画1本程度の時間です(爆)。
以下次号。