黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

この囲炉裏(いろり)が無かったら。野口英世記念館へ。

2008-04-04 16:35:11 | Weblog
東北方面・福島県へ出張。大事な仕事の話もあったのですよ。あったのですが、本当に!あったのですが、それは省略させていただいて。美味しいものを御馳走になりましたが、これも内緒にしておきます。社内で暴動が起きますから。「いやぁ、食べ物は北に行くと美味しい。私の故郷の瀬戸内海もまんざらではないけど、やっぱり海の幸、山の幸は北国である」で、「滋賀県のあたりは食べ物に関してはかなりハンディがあるなあ」ということです。社員の皆様、私のせいじゃないですからね。すべて気候風土のなせるわざであります。で、福島県には美味しいものがたくさんありました。
案内していただいて、郡山市から磐越西線で猪苗代下車。野口英世記念館へ。小さなわらぶきの家が保存されています。あの、有名になった囲炉裏も。野口英世が大きな都市で生まれたら。田舎にしても金持ちの家だったら。もしも、この囲炉裏に落ちなかったら。偉人・野口英世は、母に育てられ、逆境に鍛えられ、大志をエンジンにして世界にはばたいたのですね。
会津へ。ここも江戸時代の末期、戊辰戦争から明治まで苦労した土地。「藩閥政府によって厳しい差別を受けた」という歴史をもっていますが、それにしては東大総長をはじめとして偉人英傑が続出している。やっぱろ逆境は人を鍛え上げ、人を磨くのだなあ。私なんかは、苦労している気になっているけれども、完全に甘い。そういうことを感じました。
写真は野口英世の生家。これが野口英世が落ちて大やけどをした囲炉裏です。
野口英世の母からの手紙の複製を買ってきたから、塾に掲示しましょうか。現代っ子は、そもそも理解しようとしないかもしれないなあ。「野口ヒデヨ…?あっ、千円札!先生、千円ちょーだい」なんてことでおしまいかもしれない。心配になってきました。

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