King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

Vフォー・ヴェンデッタ (V FOR VENDETTA)

2006年05月07日 15時56分33秒 | 日々のこと
連休中映画も見ました。『Vフォー・ヴェンデッタ (V FOR VENDETTA)』
です。

私の希望は、4日に都内に出るのでその時にクラッシュとか
グローバックマウンテンとか、プロデューサーズを見たかった
のですが、いまや映画というのはテレビで宣伝してからひと月も
するともうロードショウ館ではやっていないのです。

バブル後、映画館は一時減り続ける斜陽産業の代表のように
いわれていました。しかし、それは工場が都内や郊外から消え
るとその後にはショッピングモールが立ち、映画館もシネマ
コンプレックスというスタイルが現れるとスクリーン数だけは
増えていることになりました。

しかし、見たい映画とか話題の映画を見るには前より苦労が
伴うようになりました。それだけ作品の回転が激しいのとかかる
映画館の数が前ほど多くないのです。シネコンの映画もスクリーン
ごとに常に上映しているわけでなく、夜だけとか一回だけとか
そんなスタイルです。ですから、この映画もクラッシュや他の
アカデミー作品を見ようとしたのにやっていないのでしかた
なく見たという感じです。

新聞や週刊誌の評判もゴールデンウィーク前の紹介で一番
好意的でした。私はテレビのCMをみてなんだこれという
感じでした。マトリックスのスタッフが集結とかネット上では
マニアの人たちがかなり盛り上がっているようです。
何度も見たという人の話も聞きました。
私の感想としてはテーマがなんか古い感じで、ストーリーも
一時代古いと感じました。原作の漫画がやはり古いもので
現代のアメリカ一強に対してテロが頻発する世にズレがある
ようで、あんまり物語りに入っていけない感じです。

主人公の出自や目的や行動が現実離れしていることや、
作品自体が何を一番言いたいのかというのもそれが正しいのかという
ことになると反権力なのか反体制なのか個人の復讐なのか
テーマが定まっていないことに気がつかされます。
テロの目的が、建物の破壊でそれはただの象徴に過ぎないという
vの主張も現代アメリカで現実に旅客機が突っ込みビルが崩壊
するという映像を見ているだけに、テロに対して何を感じろと
いうのかいぶかる気持ちのほうが先に沸いてしまいます。

この映画は結局、御伽噺として漫画として楽しめる人が
特撮と漫画を映画化したという過程を楽しむ映画です。
現実世界やテロについて考察したり、現実的なことと照らして
ストーリー批判をすることはマニヤから顰蹙を買います。
そんな映画でもよかったら足を運んでみるべきでしょう。
私には、DVDで十分な映画に感じました。
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故障者ばかり

2006年05月07日 11時24分32秒 | バスケ
ゴールデンウィーク中は、プレイオフの試合をビデオで
見ましたが、ゆっくりと一人で鑑賞ということは少なく
がやがやと見たので、どんな流れとかコーチの思惑とか
作戦とかよくわからないものが多かったです。
それに試合自体、結構ぶつ切りになったものを放送されていて
特に、BS-hiのクリッパーズ対ナゲッツの第三戦もクリッパーズの
いいところだけが出た試合ということは伝わりましたが、昨年と
何がどう違うかとかコーチの変更でこうなってきたというのが
いまいち伝わりません。それにケニオンマーチンがろくに出て
いなかったり、昨年までの速攻主体があまり見られなくて
カーメロアンソニーもそんなに活躍しないというナゲッツの
いいところが見られない試合でした。

プレーオフ前の試合を放送したときには、キャンビーが調子よく
それとカーメロの得点が絡み効率よく勝てるようになったという
紹介をされていました。それによりケニオンマーチンの居場所が
なくなったのか、故障がちなのかよくわかりません。その日は
ボイキンズも出ていなくて、そのせいか持ち味のスピードが
強調されることはありませんでした。

プレーオフの試合では、最初のほうからボイキンズが出ていましたが、
クリッパーズのキャセールを中心としたハーフコートバスケに完全に
負けていました。予想通り、クリッパーズがセミファイナルに進出
しました。キングス対スパーズの第六ゲームを深夜前半だけ見ました。
キングス相手なので、もっと楽勝に勝ちあがるのかと思ったら第六戦
までかかって上に勝ち抜けました。この試合に限っていえば、ロン
アーチストが怪我で退場したのでガクッときた感じが強かったです。
キングスはかつては強いセンターがいて外からのシューターがいて
点を取り捲るシックスマンもいてという万能型のきれいなバスケット
のチームでした。それが、主力をどんどん出して行き、シーズン途中
にロンアーチストとペジャストヤコビッチをトレードするという丸で
方向転換のような選手異動を敢行しました。

実際それでプレーオフに出てこれたわけですが、インサイドをごりごり
攻めるには、その後大型選手のカバーや外にパスアウトしてスリーを
決めたりするのですが、そういった選手がキングスにはいません。
キングスもダンカンがポストから攻めるという今までのツインタワー的
攻撃から、パーカーの突破力でとにかくインサイドにペネトレートして
その後ダンカンにパスというスタイルが多かったと思います。
それだけダンカンにかかる負担を減らして、効率よく攻めるという
スタイルになっています。しかし、これはパーカーの得点が伸びた反面
ジノビリのオフェンス機会が奪われて、チーム的によいのかどうかと
思います。サンズのような速攻主体のチームにはどのように対処する
のかという感じです。

2006/5/2プレーオフ第5戦
ARENA:Continental Airlines Arena,East Rutherford,NJ
ATTENDANCE:18,804 DURATION:2:17
FINAL 1 2 3 4 TO
Pacers 25 21 19 21 86
Nets 28 21 23 20 92
この試合は丸々見ました。
オニールが調子悪そうで、なかなか得点できずそれでも
ポラードなどは出してもらえないという試合でした。
キッドは今までの速攻というより、とにかくパスを
回して、周りに得点させることに徹していました。
それによりチームが浮上してきたのですから、キッド
カーター、ジェファーソンの三線オフェンスは当分
続くのでしょう。

キングスとのトレードのストヤコビッチはペイサーズに
います。ただ、この日は試合に出ていません。移籍の日に
まだチームになじんでないとかでベンチ入りしてなかっのに
キングスでは、ロンアーチストが移籍後すぐ活躍して成績を
伸ばすというニュースとは対照的でした。オニールも故障
していて復帰してきたばかりで、どのチームもそんな故障者
のリストがでますが主力やビックネームが名を連ねている
というのが今シーズンのプレイオフの特長です。

この試合にしろクリッパーズにしろ試合がプレーオフにしては
面白くありません。この間のサンズとレイカーズがとても
面白かったのに対してチームとして力を出し切っていない
そんな印象なのです。サンズはレイカーズのまさかの王手を
先にかけられてそれから連勝して5分にして、今リードして
いるとネットで見ました。

マスコミではスパーズが連勝が濃厚と見てそれも磐石のように
紹介していましたが、私はサンズやマブスに苦しめられて
へたすりゃファイナルも出れない可能性が高いと見ます。
キングスとの戦い方を見るとぜんぜん磐石でも強さも見れません。

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