不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

先進国の憂鬱

2006年05月13日 01時56分45秒 | 日々のこと
先週の話で、何を今更と言う気もしますが、ちょっと気になったので
書いて置きます。
TBSラジオの土曜の永六輔の番組に巨泉がゲストでて、途中で
政治家をほっぽらかしたくせに訳知り顔で色々しゃべっていました。
まず、日本に格差社会は似合わないという話。これは、まあ
そうだけど、よく言う格差社会というより低賃金でこき使われる
仕組みを国が容認したというところが一番大きいと思います。

自立とか支援とかいう名前の法律ができて福祉的にすすんだ
かのようですが、実は国からの補助や援助は削られて、へんな
NPOとか福祉団体にばかり金が流れるようなっていたり、末端の
本当の支援が必要な人々には金が回らない環境ができている
様で気になります。

太田光の自分が総理大臣になったらとか言う番組に政治家
が出てその無教養振りを振りまいたという話もしていました。
これは、私も少し見ていたので、イラクの場所も解らない
奴が自衛隊派遣の話をしていたのかと思うと背筋が寒くなる
思いがしました。

この時に、歴代の総理大臣の名を書くという問題があり、
私も小渕以前がわからずすぐ忘れてしまうものだと思いました。
しかし、政治家の人達は自分たちの親分の名をそうそう
簡単に忘れてしまうものなのかこれもあきれてしまいました。
ただ、まともに答えられたのが野党の福島瑞穂だけだったのが
印象に残りました。

巨泉もばか議員が馬鹿を発表していたという話をして
いたのでこれは同意です。
連休中、小泉総理がアフリカとスウェーデンに行っていたと
言うニュースはかなり色々ニュースに出ました。それが、遠足レベル
だとか、中国外向に較べたら修学旅行だとか色々批判も多かった
と思います。
たしか、中国は胡錦濤がサウジアラビアに行って石油探査権を
手に入れたとか、援助を約束する変わりに石油探査権を手に入れた
り、オーストラリアでウラン採掘権を獲得したとか実りある外交成果
を挙げたのに対して小泉首相のお寒いことよというのがニュース
ショーやワイドショーの解説でした。

これはかなり偏った見方といえないでしょうか。
確かに中国の外交の動きと小泉首相の行った先をみると日本は
将来の国連常任理事国入りを目指して動きだといいます。
私は中国が理事国にいる以上日本の理事国入りは難しいだろうと
思うし、別になる意味も国連に出す金も無駄という感じがしてなりません。
胡錦濤が外交成果を挙げているというのも日本の商社や企業が各地で
色々なプロジェクトを受注しているのを考えると、中国のようにまだ世界の
認知度が低いと中国企業が積極的に海外に行っても相手にされない
だろうし、わざわざ国家主席が援助と引き換えにしないと石油も
手に入れられないのだと思います。

つまり、日本のほうが外交手腕が低いとか外遊が意味がない
とはならないと思います。
それより、巨泉は日本に来たときラジオやテレビに出まくって
言いたいことだけ言い散らして出て行ってしまうそんな印象です。
アメリカが資源のない北朝鮮を攻めるわけがないというはなしを
していましたが、アフリカの何もないところでも空爆をしています。
コソボだとか非民主的な政府が難民を虐殺していたり、間
的な行為がまかり通っている国はたくさんまだあります。

ただ簡単な資源がほしいから戦争したとか、アメリカの国益が
優先されるとかそんな簡単な理由や力の強いものがそれを維持する
ためだけに空爆が行われたわけでもありません。日本海で中国が
天然ガスを掘っている件や北朝鮮が核を持っているという宣言や
核査察を拒んでいることでいくらでも理由付けやごり押しの材料
があるけれど実際に手を出せない理由は貧しい地域を攻撃しても
特にならないという簡単なものではないはずです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする