King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

巨人の落日か

2006年05月15日 00時12分35秒 | バスケ
プレーイオフネッツ対ヒート第三戦を見ました。
ネッツのコートで行われた一対一であたった第三戦は
当然この対戦で重要な試合であるのは間違いなく、
そりゃあ気合が違うだろうと思われました。
ですが、何かが違う。何かしっかりやり切れていない。
そんな両者波に乗れない試合展開でした。

他のプレーオフでは、ディフェンスが重要視されファウル覚悟の
堅い守りを見せます。絶対相手にリズムをつかませないという
覚悟のファウルもしばしば見られます。ところが、この対戦では
なぜか守りがワンテンポ遅いのです。更に、シャックのオフェンスが
ゆっくり背中で押し込んで、いつもならすばやいターンでダンクを
決めるのですが、遅い押し込みのままでゆっくり回っているので
全てファウルをとられてしまいます。それに、シャックにボールを入れる
のが悉く遅いのです。彼が腰を入れてポジションを取った時に
パスが回れば、その瞬間にターンしてダンクも決められるのです。

まあ、そういうジャストなパスを入れるポイントガードがいない
のが今のヒートです。ジェイソンウィリアムズとシャックはそんなに
相性が良くないらしく、いいパスが回りません。シャックに入れても
すぐに外に返します。これは、今もらってもどうしょうもできないぜと
言っているのです。ペイトンはまだ相性がいいのでしょうが、彼が
出てくるときにはモーニングに変わっている事が多いのです。ウェイド
とシャックも相性はいいのですが、これはアリウープを合わせる事が
多いのです。

こんな展開で、さぞフラストレーションが貯まっている事だろうと思いきや、
シャックは最後まで集中していました。それは最後のディフェンスに
現れました。カーターを止めたことやルーズボールをあの巨体で抑えに
行ったことで、チームのディフェンスは格段に良くなりました。それも
カーターのひじが入り、一時退場したウェイドが戻ってからより集中して
がんばったのが伝わったのでしょう。後半、ネッツの三線オフェンスは
みられず、ただカーターの超人技ばかりが際立ち、より守りやすくなった
のでしょう。

それも、守りでいらないファウルがあったり、ターンノーバーをうまく活かせ
なかったりということでしょう。カーターやキッドばかりががんばっても他の
選手が同じように一体感かが出てこないとやがてはかつてのラプターズの
ようになり、不協和音がささやかれるようになるでしょう。今日のシャックを
見る限り、今まで俺にボールをくれくれマンでそれが鼻についたのですが、
チームのためにディフェンスするしオフェンスで貢献できなくても、守りで
がんばったりとなかなかやるじゃんという感じです。かつてもスピードと破壊
力が見られないですが、それは彼を活かすパスがないからだと思いたい
です。それとも前のように高速でターンできる力が今はないのか、まあ
あれだけ動けるので故障ではないでしょう。
コメント
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