King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

『黄金を抱いて翔べ』みた

2012年11月08日 09時34分24秒 | 映画
お店を閉めてから上里のシネコンにて
見てきました。

日経夕刊の映画評で星五つ(最高評価)を得た
日本映画です。

日本映画で星五つは珍しく、星五つを取るのは
都内の単館上映の芸術色の高いヨーロッパの巨匠
の映画と相場が決まっていました。

それをシネコンにかかる商業映画で星五つは非常に
珍しく、それも日本の映画ということで、それだけ
で見てみたいと思いました。

原作ははるか昔に読んだサスペンスで、今更映画に
する意味は何なのかと思いました。

それに、映画としての成り立ちと形として持つべきものが
欠けているので、星五つには当たらないというのが
私の感想です。

例えば『ノーカントリー』のように圧倒的な暴力の
世界でも現実の世界の側の代表者として保安官トミー
リージョーンズという存在があり、この映画を見るもの
としていたのに対して、暴力の側だけで描いてしまい
お化け屋敷のような映画にしてしまいました。

サスペンスとか非日常を味わいたいとかドキドキしたい
とかそんな人にはお勧めですが、見た後に色々感じたい
とか意味を考えてみる人には、がっかりな結果になる
でしょう。
コメント
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