King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

永遠の14歳『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』みた

2012年11月23日 23時26分49秒 | 映画
木曜の夜、仕事を終えてから熊谷のシネコンで
みました。

なんとこの映画館で一番の人出でした。

平日の最終回の終わりは11時になろうかという時間帯に
なぜこんな人出なのでしょうか。

この日はメンズデイということも関係したのでしょうか。

いつも行く、上里のシネコンより信号待ちとか渋滞とか
あり、来るのにも一苦労な感じでした。

さらにロビーは人があふれ、これもエヴァ効果かと思う
現象でした。なにしろ17日に公開して12月7日までしか
やってないし、この辺界隈ではここの映画館でしかやって
ないらしいのです。

もともとこの映画序、破、Qと来ているので今回が終わりか
と思われていました。しかし、なんとまだ続くらしい。
登場した使徒もテレビでは18使徒まで登場してたけど、
エヴァの方も今回13号機と09号機が出てくるなど新たな
お話になっているのです。

最初の序がテレビシリーズのなぞりだったのに対して、
今回は一気に話が飛躍してテレビシリーズで散々批判された
謎の積み残しや広げ放題の話も結局結末なしな状況に少し
結論が得られるのではないかと思われた映画版がさらに批判を
呼び、今度新となってさらに洗練された話になるのかと期待
された物も今回のQでやはりここまでかと思わせたのでは
ないでしょうか。

それは世の中が、世紀末の時に作られた緊迫感も今回は
それ以上に大震災を経験した日本人はつなみに原発事故と
いう科学万能と生活向上に大きく疑問を抱く状況を経験し、
死海文書とか人類補完計画とかの呪文も効きが悪いのです。

それに、何の説明もなく槍の一刺しで終わった破からなんの
説明もなく、いきなり戦いのシーンから展開して、何と何が
戦っているのか再構成しながら物語を追ううちこれはテーマ
は永遠の14歳ということなのだ。と思うようになります。

物語ではエヴァの呪縛などと言っていましたが、すっかり
姿を変える世間に対しても、世界情勢もなく、14歳は14歳で
子供のままなのです。

大震災の時に国民の間からこれはヤシマ作戦だと声が上がり
一気にまとまり感があったあの経験がある人は、物語の展開
としては、謎の答えより、さらなる希望と絆の物語を期待
したのではないでしょうか。

それに応えきれなかったのが、結局次にもう一作あるにしても
それは必要かという感じを与えたのは事実で、所詮14歳の話
だからとなってもはや大人の鑑賞には合わないような様相は
濃くなったと思います。
コメント
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