King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ゴールドトップマンデリンなんですよ

2012年11月12日 09時50分21秒 | 日々のこと
うちでマンデリンというとゴールドトップマンデリンに
なります。

このマンデリンほど選ぶのが難しいのはありません。

これは買う方の知識と期待に店側が答えているかと
いうこととここの所の変化の大きさもマンデリン事情を
複雑にしています。

マンデリンも噴火や水害天候異変など相次ぐ外的要因により
作柄が不安定であり、値段の変化も激しく、味と値段のつりあい
もとても見極めがつきづらいものでした。

昨年はほとんどマンデリンがない状態で、ちょっと前まで
スーパーGだとかトバコとかタブーとか言った高級品種が
溢れていましたが、ないとなると品質の悪いものでもなんでも
色々名を変え手を変えて売られるのが世の常で、かねてから
あまりいい印象のないこの銘柄で、あえてストレートで
売ることを避けていた銘柄です。

しかし、世にマンデリン好きが多くいて、マンデリンをください
という注文も受けるのです。

とりわけG1より上の品質の豆までは高い、味がいいということ
でいうと、パプアニューギニアで十分味のいい値段もマンデリンより
安いものが多くあり、それにあまり知られていない地域であり、
豆の質もかなり上質ということでくずっぽい豆やロブスタと区別が
つかないようなものなら買わないと決めてマンデリンをストレート
で飲むならランクでは特別なものになったわけです。

でも、これはまた値段が変わり、今の値段で売り続けることが
困難なほどの上昇が続いています。

秋のブラジル収穫時に他の豆が値上がりしかけたものの、また
落ち着きを取り戻し、マンデリンもかつての色々な銘柄が出はじめ
ています。

それでもこれらには手を出す気になれません。

マンデリンらしいマンデリンとその最高ランクだけにとどめておきたい
という、付き合いだしたらきりがなく値段も味とどれだけあっているかと
疑問も常にあり、ストレスの多い作業が果てしなく続くのです。

というわけで当店ではゴールドトップとなったわけです。

これは一年を通じて需要があります。
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