Thursday, November 15, 2012
10:30 PM ET - Pepsi Center, Denver, CO
1 2 3 4 T
MIA 28 26 25 19 98
DEN 20 22 24 27 93
Arena: Pepsi Center, Denver, CO
Officials: #55 Bill Kennedy, #26 Pat Fraher, #33 Sean Corbin
Attendance: 19155
Duration: 2:25
安定した強さを誇る王者ヒートですが、この試合を見るといくつか穴と
いうか、弱点が目立ちました。
ウエイドが出ていない中で、ボールを支配するポイントガードはチャルマース
が先発ながら、最初の方しか出ていなくて後はコールをつかうのですが、
これがシュート確率が極端に悪いのです。
そして、相手のタイローソンもかつての力強さがまるで見られず、直線的な
動きでまるでバスケットの動きができていませんでした。
ベテランのミラーに頼り、スピードや高さを活かした得点をある程度捨て、
テクニックと意外性を取り、得点していくことになりました。
ヒートは今までにない外一辺倒の攻めで、リードを作るとサイズを下げて
相手の制空権を争うことなく、点が取れるところでとっていくという
実践的なチャンスを作ることになります。
圧倒的なスコアラーのレブロンがいるところはスタイルとしてはレイカーズ
と同じですが、周りの選手の対応はヒートの方が徹底しており、各々の役割
というものに特化した動きをします。
とはいえ、自身の得点力を全くあきらめたり、レブロンに第一オプションを
委ねていても、自身がボールを持てば、チャンスをものにしようという
意欲がはっきりと伝わります。
それは、バティエやミラーといった外からの得点を期待される選手は
リーグを代表するスリーポインターが加入したことにより、今まで以上に
自身の得点を意識したと思います。
バティエの6本のスリーポイントシュートに表れています。
まあ外からの得点は、入るときもあるし全く入らないこともあるのは
長いシーズンですから、これがずっとこうだと言い切ることもこれが
目指したことだとも言い切れません。
ただ、得点の仕方として、中と外と確実にチャンスを作れること、早い
返しもあり、ゴリゴリと中にも攻める力もあり、やはりなんでもあると
いう実績を見せられましたが、弱点としても高さという簡単に埋めることの
できないものがあるのもはっきりとみられました。
特にオフェンスリバウンドはナゲッツにことごとくとられ、それが速攻で
返されます。相手のガードがタイローソンのままなら速さはさらに増し、
押せ押せになったかもしれません。
ヒートにちゃんとしたガードがいないことも攻略のチャンスがあったはず
ですが、ここら辺は高さと速さがもともと武器ですから、リズムを変え
ディフェンスを変えなんてことはあまり使わないわけです。
点の取りどころを変え、控えのフォワードが爆発的に点を取るような
チームには苦戦するかもしれません。
そして、ファウルとリバウンド争いがシビアに響くようなゲームに
なったとき、エースがいかにそれに耐え、存在感を示せるかという
形に今までレブロンはあまり応えられていませんでした。
それが、克服されたのか、ボッシュに怪我がなくファイナルを迎えられるのか
そこら辺が改善されない弱点として感じてしまいます。。
ハスレムのようなあまり高くなくても献身的にリバウンドとファウルで
止めてくれる選手がこのチームを支えてきましたが、チャルマースにしろ
そんな役回りにいつまでも耐えチームとしてのまとまりを維持できるのか
今季にその真価が問われるでしょう。
アレンとルイスというスコアラーが加わったことで、得点力はぐっと増した
のは間違いありません。
後はリバウンドと守りに如何に力が注ぎ続けられるかです。
ナゲッツは持ち前の速攻にかけて高さで勝っているところをもっと活かせば
望みもあったろうにタイローソンの出来にそれがかなわなかったという残念な
試合でした。
10:30 PM ET - Pepsi Center, Denver, CO
1 2 3 4 T
MIA 28 26 25 19 98
DEN 20 22 24 27 93
Arena: Pepsi Center, Denver, CO
Officials: #55 Bill Kennedy, #26 Pat Fraher, #33 Sean Corbin
Attendance: 19155
Duration: 2:25
安定した強さを誇る王者ヒートですが、この試合を見るといくつか穴と
いうか、弱点が目立ちました。
ウエイドが出ていない中で、ボールを支配するポイントガードはチャルマース
が先発ながら、最初の方しか出ていなくて後はコールをつかうのですが、
これがシュート確率が極端に悪いのです。
そして、相手のタイローソンもかつての力強さがまるで見られず、直線的な
動きでまるでバスケットの動きができていませんでした。
ベテランのミラーに頼り、スピードや高さを活かした得点をある程度捨て、
テクニックと意外性を取り、得点していくことになりました。
ヒートは今までにない外一辺倒の攻めで、リードを作るとサイズを下げて
相手の制空権を争うことなく、点が取れるところでとっていくという
実践的なチャンスを作ることになります。
圧倒的なスコアラーのレブロンがいるところはスタイルとしてはレイカーズ
と同じですが、周りの選手の対応はヒートの方が徹底しており、各々の役割
というものに特化した動きをします。
とはいえ、自身の得点力を全くあきらめたり、レブロンに第一オプションを
委ねていても、自身がボールを持てば、チャンスをものにしようという
意欲がはっきりと伝わります。
それは、バティエやミラーといった外からの得点を期待される選手は
リーグを代表するスリーポインターが加入したことにより、今まで以上に
自身の得点を意識したと思います。
バティエの6本のスリーポイントシュートに表れています。
まあ外からの得点は、入るときもあるし全く入らないこともあるのは
長いシーズンですから、これがずっとこうだと言い切ることもこれが
目指したことだとも言い切れません。
ただ、得点の仕方として、中と外と確実にチャンスを作れること、早い
返しもあり、ゴリゴリと中にも攻める力もあり、やはりなんでもあると
いう実績を見せられましたが、弱点としても高さという簡単に埋めることの
できないものがあるのもはっきりとみられました。
特にオフェンスリバウンドはナゲッツにことごとくとられ、それが速攻で
返されます。相手のガードがタイローソンのままなら速さはさらに増し、
押せ押せになったかもしれません。
ヒートにちゃんとしたガードがいないことも攻略のチャンスがあったはず
ですが、ここら辺は高さと速さがもともと武器ですから、リズムを変え
ディフェンスを変えなんてことはあまり使わないわけです。
点の取りどころを変え、控えのフォワードが爆発的に点を取るような
チームには苦戦するかもしれません。
そして、ファウルとリバウンド争いがシビアに響くようなゲームに
なったとき、エースがいかにそれに耐え、存在感を示せるかという
形に今までレブロンはあまり応えられていませんでした。
それが、克服されたのか、ボッシュに怪我がなくファイナルを迎えられるのか
そこら辺が改善されない弱点として感じてしまいます。。
ハスレムのようなあまり高くなくても献身的にリバウンドとファウルで
止めてくれる選手がこのチームを支えてきましたが、チャルマースにしろ
そんな役回りにいつまでも耐えチームとしてのまとまりを維持できるのか
今季にその真価が問われるでしょう。
アレンとルイスというスコアラーが加わったことで、得点力はぐっと増した
のは間違いありません。
後はリバウンドと守りに如何に力が注ぎ続けられるかです。
ナゲッツは持ち前の速攻にかけて高さで勝っているところをもっと活かせば
望みもあったろうにタイローソンの出来にそれがかなわなかったという残念な
試合でした。