King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

エルサルバドルバカマラに

2012年11月14日 10時07分12秒 | 珈琲
今朝の珈琲はエルサルバドルバカマラです。

これは、複雑な味で普通のエルサルバドルのブルボン種とは
違い繰り返し飲みたくなるのです。

他の珈琲とは違う魅力を持っているというこの特色はこの
珈琲の持ち味であり、飲むたび珈琲の魅力を確認できます。

売るより先に自分で飲んでしまう方が多いという
困った銘柄です。

これもCOEに出て高いロットもありますが、安い従来の
バカマラも流通しており、問題を複雑にしています。

世の中には、メダル受賞とともにそのロット以外認めない
という人もいて、従来物の三倍の値段の珈琲を喜んで買う
人により、さまざまな伝説が作られていきます。

この現象は今世に起きているパワースポットブームに似ています。

何の変哲もない山に人を呼ぶ方法として超自然の物を利用して
人の関心を引く方法を編み出したのです。

そしてそのよりどころが簡単には辿れないほど古く、調べられ
ないほど高貴なものから発していればなおさら多くの信仰と
関心を呼ぶのです。

振り返ってみれば、ただの山であったり、自然というそのまま
の地であり、はっきり言って何の意味もないのです。

特別の地といいつつそれが誰か神の葬られた地であり、聖地
として人々が詣でるなどと言っても同じ日本の地で地続きで
あり同じ空気が流れていることに気が付けばわざわざ騙されて
行ってみることもないのです。

しかし、実際に多くの人がそんな宣伝文句に寄せられて訪れ
パワーを受けたと喜びます。

多くの人が関心を寄せ、語り合うことによりそれがまた人を
寄せと偽物も本物の何かを語りだすのです。

そうなるとあっさりと人を寄せる仕掛けと簡単に見過ごせない
ことになり、世の流れなどといった動きになってしまうのです。

両方ともないものを語ったところに意味を見出すという仕掛けに
キーがあり、ブランド創出という仕組みを知るのですが、さて
それが解ったからと言ってもともとバカマラの味は変わらないし
パワースポットの自然の素晴らしさも変わらないのです。

ただ、値段の高くなったのは困りますので、当店ではより
安くて良質の物を揃えるという姿勢は変わりません。

気になれば、高いCOEロットを買うこともあるかもしれませんが
今までの経験から考えればその興味が経験を裏切ることもない
ことは知っています。

そんな意味からも皆さんも自分の舌でその味をまず知ってみて
ください。

エルサルバドルバカマラも試飲できます。


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