二日間はすごい晴天でした。
北側から雪雲が近づいているのは昨日の夕方にも感じていました。
夜には雪が降り出しました。
これでやっと三日目で新雪が滑れる物と期待しました。
秩父を出たときの朝の気温が-6℃で、渋川あたりが2℃ほど
で、長野原町では-5℃にもどり、草津に入るとなんと0℃と
標高が上がったのに温かくなっていました。
前回のピラタスとは大違いの高度地であるのに温かいのは
さすがに温泉のせいかと思われました。
しかし、山の天気は変わりやすいのです。
山の上では雪と風が吹き荒れていました。
ゴンドラと一番上のリフトはスロー運転になり、あまりの
寒さに一時間も続けて滑れません。
そんな寒さの中にこそ、キュッキュッと鳴く細かくてサラサラの
雪を滑ることができ、吹き溜まりではひざ上までの新雪を味わえ
ました。
良い雪は悪天候と身を切る寒さの地にこそあるというお気楽
スキーヤーながら辛さにこそ真の極楽があるのをまたあらためて
知るのでした。
この日頭に去来したのはもう一つ、公務員最強ということです。
富良野スキー場でも見た光景ですが、迷彩服の団体がここにも
現れていました。
最初の日から現れ、山スキーを履いてゲレンデで滑りの訓練を
していました。
それにしても彼らはよく転びます。
一人くらいうまいのがいそうですが、どう見てもこれが実戦で
雪上に出ても何もできないだろうという感じです。
ゲレンデで滑走訓練をするのもいいですが、荷を担いで耐寒
行軍などもしなくて大丈夫かと心配してしまいます。
彼らはどう見てもリフト券など所持しているようには見えません。
さらに、おそろいのビブを付けた団体がこの日現れました。
○○共済組合と団体名があります。
どこぞの公務員の方でしょうか。
この人たちもリフト券は持っている風もなくこのビブでリフトは
乗り放題のようです。
今年スキー場はお客が増えているというのですが、かつて見かけた
修学旅行生などはあまり見かけず、スイミングスクールの団体とか
こういう公務員団体は特権階級のように見えてしまうのはやはり
一般スキーヤーの減少のせいではないでしょうか。
ゴンドラで一緒になる人達やレストハウスで見かける人がほとんど
顔写真入りのパスを持っており、あれだけいた多くの外国人団体は
ほとんどこの草津にはいなくなっていました。
空いていて滑る分には申し分ないのですが、あまりさびしいようだと
このスキー場の継続に疑問が持たれますので、やはりこれから新しい
継続性ある発展を願ってやみません。